こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

陽の心、陰の心

2018年11月22日 | 生き方について考える

ここ数日、どうも元気が出ない。昨日書いた通り目の前の仕事の量の多さに圧倒されているというのがまずはあるのだけど、そのこと以外にも気分が沈みがちになることが多い。季節がどんどん冬に向かって行っているというのもその一つかもしれないが、今日のように朝から小雨まじりの曇天だったりすると気分はさらに沈み込む。

先日、テレビで放映されていた「ハリーポッター 死の秘宝」。久しぶりに観たが、何度観てもよくできた物語だ。その中に、ボルデモートの分霊箱の一つである銀のロケットを首にかけると、その人の性格が陰に変わっていくというくだりがある。全てが自分にとって悪くみえてしまい、周囲との間に軋轢が生まれていく。よくできた描写だ。悪い心を一旦もつと、その悪さはどんどん増幅されていく。

陰の心とでも言ったらいいのだろう、またはダークサイド。そういう心から出発して何かを考えようとしても決していいことはない。誰かが善意でしてくれたことはおせっかいに感じるし、楽しそうにしている人は嫉妬の対象となる。周囲の人やモノ、全てが自分にとって悪意に満ちたものとなってしまい、息苦しさばかりを感じるようになる。

陽の心を持つのはとても難しい。全てのことがうまく回っていくなんていうことはまず無く、どこかでなにかが欠けたり足りなくなったりする。それでもそういうところをその都度修復しながら何とかかんとかやっていかなくてはいけない。それが、努力であったり、辛抱であったりというものだ。

風船をいつも膨らませておくのは難しい。パンパンに膨らませたと思っても、放っておいたら2日か3日でいつのまにか萎んでしまう。陽の空気を心という風船に送り込んでいるのはとても大変かも知れないけど、きっといいことが起こるに違いない。

今夜は気分転換でも

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2 コメント

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Unknown (さぬき姫)
2019-10-15 02:42:44
コロ健さん、この頃かなり疲れていたんですね。忙し過ぎるとストレスでそうなってしまいますよね。男の人は背負ってるものが多くて、なかなかゆっくりすることもできずしんどいですよね…。人の命を扱う仕事の大変さ、お察しします。立場は違えど、私もそんな気持ちになる時はあります。でも、悩んだだけ人の気持ちに寄り添えるようになりますよね。人に優しくなれる。今はこの時より元気になっているといいな(*´∇`*)
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この時よりは・・・ (コロ健 to さぬき姫さん)
2019-10-15 07:40:34
ありがとうございます。
この頃はあれこれたくさんありました。
今の方が少し元気にやっていると思います。
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