やっと晴れた。
これで、足踏みしていた桜の開花も一気にすすむはず。
明日は一旦崩れる様だが、週末にかけては晴天となりそうで、週末は段葛の桜も楽しみ(と同時に鎌倉市内の混雑も心配)。
頭だけ出していたチューリップも一斉に咲くだろう。
小林製薬が販売した「紅麹」成分配合のサプリメントを摂取した人から、急性腎障害等の腎障害を含む健康被害が相次いで報告されている。
定期的に服用していた人には亡くなった方もいて、事態は深刻だ。
腎障害がなぜ起こったのかが特定できていないというのも困った。
腎臓の病理診断は私のサブスペシャリティーの一つなので組織像をぜひ見たい。
組織で腎臓の状態が可逆的であるのかそうでないのかが分かれば、生検で予後判定もできる。
一刻も早く情報が欲しいところだ。
それにしても、小林製薬は人体実験(治験)は十分に行っていたのかが疑問になる。
薬の場合の治験は健康な人に対して行い、その後は実際の病気の人にも用いて、安全性、もしくは副作用の有無を検証する。
サプリだからこれが疎かになっていたとしたらそれは問題だ。
そもそもこういうサプリを飲むのはある程度臓器障害のある人だという前提で提供していたか。
もちろん実験は行っていて、健康な人では副作用はほとんど出なかったのかもしれないが、糖尿病性腎症のような腎障害をすでに有している人に用いた検証は行なっていたか。
毎日服用することで有害物質が蓄積する可能性はなかったか。
薬ならば医師の監視下で投与されて副作用が出たらその時点で対処する。
薬の中には腎疾患さらには発がん性のあるものだってある。
ところが、サプリの場合は服用は自分の自由意思だから、監視する人はいないし、服用量が多くなっても誰にもわからない。
私も数年来サプリを何種類か常用している。
ビタミンだとか血液サラサラだとかの類で、この小林製薬の痩せサプリにだって、もしかしたら手を出していたかもしれない。
サプリはほぼ薬剤として飲んでいる人がほとんどだろうから、健康被害はすなわち薬害となるが、では長期間にわたって飲むほぼ食品の様なものであるサプリをどう位置付けるかは難しい。
飲めば必ず元気になるわけではない
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小林製薬サプリ薬害のニュース、もしかしたらコレステロール値の高い私も飲んでいたかもです。
かかりつけの医師が「心配いりません」と言ってくれていたので、飲まなくてよかったです。
毒にも薬にもならないサプリが多いのに、小林製薬は真面目に「良く効く」サプリを開発していたのですね。同情します。
ありますね、そんなの。
そのサプリの成分が毎日毎日何年も飲み続けていて大丈夫なものなのかということが問題ですね。
魚の焦げが発がん性があると一時期騒がれましたが、それは何トンも食べたらの話でした。
じゃあ、タバコはどうなの?ということになりますし。
答えを見つけるのは容易ではないと思います。
そうなんですよ、本当に魅力的なサプリというか薬を作ってくれてますよね。
頻尿対策のユリナールなんていうのも飲んでみようかと考えていました。
それにしても、自分が血液サラサラの他にも血圧の薬、花粉症の薬とかれこれ毎日10錠以上飲んでいることに呆れてしまいます。