こういうの、なんていうんだったっけ。
緊急事態宣言にしても、全国民に10万円にしても、どうしてもっと早くやらなかったのだろう。どちらの施策も、遅すぎた、後手後手。
うーん、ちょっと違う。
そもそも、1月には中国で多数の死者を出していたのがわかっていたのに、3ヶ月経ってやっとの緊急事態宣言。春節に大量の中国人が入ってきたうえ、3月の卒業式シーズンで大学生がヨーロッパ各地からウイルスを持ち込んだ。2月にクルーズ船が入ってきたときに、事の重大さはわかっていたのに新型コロナウイルス(COVID-19)の感染は拡大してしまい、休業で困る人がたくさんでてしまった。
そう、こういうのなんというんだったっけ。
そうだ、泥縄。
正しく言えば、泥棒を捕らえて縄を綯う(どろぼうをとらえてなわをなう )渇に臨みて井を穿つ(かつにのぞみて いをうがつ)という言葉もある。
英語だと、
Prevention is better than cure. (予防は治療にまさる)
Forewarned is forearmed. (警戒は警備なり)
海外からの渡航者入国の厳格化(水際対策)、夜の街での感染拡大防止対策、人の移動の自粛など、一般の人の間では危機感を持って話し合われていたことだ。ワイドショーだって若者が繁華街に繰り出していることを憂慮していた(だって、やることないんだもん - 2020年3月4日)。その時点で、泥縄になっていたのに、これほどまでにずれ込むとは、全く情けない。今の政権の優柔不断さには残念ながら失望した。かといって、せっかくの国会開催中であるにも関わらず、揚げ足取りのような論戦しかできない野党各党を応援するのもどうか。さらには、身内が宴会、旅行するわ、規制が厳しくなるだろうから駆け込みで風俗店に行く代議士がいるとか、人に厳しくいう前に自ら律してくれなくては困る。
国政が機能不全に陥っているようにみえるが大丈夫か。
昨日、日本全土に緊急事態宣言が出された。いよいよ、各自治体の首長の手腕が試される。先行7都府県でも、能力のある首長、無能な首長というのがはっきりわかった。昔のお殿様ではないのだから、住民は身近なところで厳しく監視する必要がある。
電車はまだまだ混んでいた
リーダーは、危機管理察知能力が求められます。
冬山(積雪)では、低気圧(悪天候)の時を狙って危機脱出します。
低気圧接近の前触れは、風が止み温度が上昇します。
3時間後には、猛吹雪となり視界は白い闇となります。
時間差を使って安全地帯に避難します。
判断はリーダーに委ねます。
大学山岳部が隆盛だった頃、度々遭難死がありました。
一瞬の緩みが生死を分けます。
3時間後の危機に対して部員は完璧な脱出準備をします。
吹雪になってからでは立ち直れない。
https://blog.goo.ne.jp/kikuchimasaji/e/97b6e2d55727a8903138626570774582
こう言ってはなんですが、もりかけを握りつぶしても、難局を乗り切ってくれていたら仕方ないとも思われたでしょうが、泥縄となってしまっては、もう救いようがないように思います。