医局にいると女性医師が4割ぐらいいるように感じるようになって久しい。女性医師が増えたからで、違和感は感じない。そもそも、朝晩の通勤電車でだって女性がそのぐらい乗っている。でも中年あたりになるとその割合は下がってしまう。
少子高齢化の原因の一つとして、出産子育てによる女性の離職リスクがあげられる。30〜40歳あたりの4、5年の離職を同期の男性が優位に使うことで、男女間で昇進のスピードに差が生じることがわかっているため、仕事か子供かはたまた結婚含め、どれも比較のしようのないことなのに天秤にかけられ、女性のライフワークバランスが崩れる。
たったの4、5年がその人の職能にどれほどの影響を及ぼすというのか。
今回の半沢直樹シリーズ、前半は”ロスジェネの逆襲”だそうだが、そんなこといったら女性はいつまでもロスジェネで、その倍返しの結果が、男性の生涯未婚率の著しい増加なのだとしたら皮肉なものだ(2015年 男性23%、女性14%)。聡明な女性の大多数はあきらめて、社会の表舞台から身を引く。これも大変な社会的損失だ。
以前このブログに、男のせっかくのアドバンテージを手放すなんて馬鹿げたことして何になるというようなコメントがきたことがあったが、その人はいまでもそう考えているのだろうか。結局この国は良くならないでいる。まずは代議士の4分の1は女性分として確保しておくのがいいのではないか。男女差別というなら、男性分としても4分の1取っておけばいい。残りは男女自由競争。これでどうだろう。
もちろん、LGBTのことは問題になるが、今のところ有効な解決策はないので、まずは男か女のどちらかで届け出てもらうしかない。それとも、それ以外というに1割ぐらい議席数を割くのもいいかもしれない。
ギャートルズの母ちゃんはいつも乳飲み子を抱えていた。今の時代だって当然、そうして仕事をしたらいい。外で狩猟をしているわけではない、赤ん坊が足手まといになることはないのだ。赤ん坊の声はうるさいものだという認識を変えなくてはいけない。小児科病棟など子供の声で溢れかえっているが、小児科医はそんなところで高度な頭脳労働をおこなっているのだから問題はないはずだ。
男が当たり前だと思ってきた社会システムが破たんをしつつあることに気がつく必要がある。男社会というものが、実は矛盾に満ちた存在だということを認め、既得権益と考えているものが実は社会にとって損失であることを知るべきだ。そして、社会の表舞台から消えている、真に聡明な女性に出てきてもらわなくてはいけない。
一億総活躍とは
そう思っていただけますか?
われながら、いいアイディアかなと思いました。世の中半分は女性ですからね。
そんな世の中になるには、まずは政治(国会、都道府県議会)の世界がそうなることでしょうね。次は、上場企業の役員。それが25年ぐらい続いたら少しは考え方が変わると思います。
私自身、有能な女性に対しては、正しく評価し、嫉妬しないように日々気を付けています。
"はじめ人間ギャートルズ"という原始人の一家を描いたギャグ漫画の登場人物の一人で、ドテチンという類人猿の相棒のいるゴンという少年のお母さんのことです。
小学生の頃テレビアニメで観ていました。
”ギャートスルズ”って書いていました。ギャートルズの間違いでした。申し訳ありません。エントリーの誤記は訂正しました。
いつまで経ってもいまの状況から脱出できません。そのためには、先ずは私たち国民が変わる必要があります。
私の持論の一つに「他人を変えようと思うな、他人を変えるためには、自分を変えろ」というものがあります。
それは家族でも同じで、自分の妻を変えるには自分の良くない部分をすべて無くさない限り、妻は変わってくれません。
つまり、人望・信頼を得なければ他人はついてきません。
国民がしっかり政治に関心を持ち、誠実な実行力のある頼れる政治家を選ぶ能力を持てば、国の政治も変わると思うのですが・・・。
不快な思いをされたら、御免なさい。
あの~~、、、
ギャートスルズの母ちゃん!って、
どなたでしょうか?
知らなくて、本当にスミマセン(涙)