昨日の学会、オンライン参加だったとはいうものの久しぶりに頭を使ったせいもあってか疲れたみたいだ。TBSの日曜劇場東京MERを見終えてすぐに眠ってしまった。おかげで久しぶりに6時間以上眠れた。おまけにフラットコーテッドレトリバーのナイトが夢に出てきてくれて、久しぶりに遊ぶことができて寝覚めも良かった。今日も朝から暑い。こんな国に来て、外国からきたアスリートたちは腰を抜かしているのではないか。
いよいよ、今週の23日(金)から東京オリンピックが始まる。昨晩は迎賓館で歓迎会が催されたというから、まったくのところ国際的国家事業だ。対外的に恥ずかしくない大会にするには相当な準備が必要で、実際にそうしてきただろう。そう思うのも、米大リーグエンゼルスの大谷翔平がオールスターゲームでのホームランダービーの賞金15万ドルを球団スタッフに贈呈したという話を聞いて。大谷は1回戦敗退だったから、まあ参加賞といっていいのかもしれないが、それでも15万ドル。これに比べて日本プロ野球のそれは優勝で100万円だったそうで、海外と日本でスポーツ環境がずいぶん違うということを知ったからだ。野球に限らずそれぞれの競技において最高の環境を提供しなくてはならない。
コロナ禍のなかでの開催が決定するまでの時間はスポーツというものの本質的な意味を考えるいい機会になったが、結局それはうやむやとなってしまった。あるスポーツ選手が”もう一度観客を入れることを考えて欲しい”と訴えたそうだが、それは、無理だ。私をはじめチケットを買って観戦を楽しみにしていた人は多いのに、それが叶わず残念な思いをしているのだから、選手も応援するもののないところで頑張らなくてはならない。なぜなら感染対策は全てに優先されるものだからだ。
スポーツを生業とする人にとって、その競技は自分のやりたいことの延長上にあるものであり、その人だけのものだ。プロ競技ともなれば、観てもらってお金になるわけで、観てもらうことに価値がある。したがって、オリンピックも観てもらわなくては意味がないといえば意味がない。でも、今はコロナ禍という戦争状態にあるということを改めて自覚し、スポーツ選手もあきらめてもらうしかあるまい。誰もが待ち望んでいたオリンピック、今回はこのような形になってしまったが、北京では感染どこ吹く風でやるだろう。それにしても自国開催がこのような形になって実に残念だ。
喉元過ぎれば