久しぶりトマソンもの。
鶴岡八幡宮の三の鳥居の脇には石積みがある。なかなかの大石が使われていて、境内の中を探すと東の鳥居の横など他にもいくつかある。
ナイトの散歩の途中、その横を通ったら、小さな穴があるのに気がついた。
この穴に棒でも差し込んで運ぶのに使ったのか、上にしたり横にしたりして何かの台にでもしたのかわからないが、今となってはただの穴。つま先さえも入らず、人間が足を入れて上に登るのにも使えない。
この石に人工的な穴が空いていているということは、かつてこの穴を開けるのに時間を費やした人がいて、その穴も今となってはなんの役にも立たない。この先もおそらく使われることはないだろう。
何万年、何億年後には人の作ったすべてのものが無用の長物となっているのだろうけど、この石と穴は案外残っているかもしれない。
人の営み