昨日と同じような色の空。
雨が降っていないのはずいぶんな違いだが、見た目はあまり変わらない。
通勤電車は学生がおらず、比較的ゆったり。
でも、サラリーマンは結構いて、混んでる感はいつもとあまり変わらない。
勤めに出る人は、大型連休の中休みといっても働きに出ている。
今日、5月1日は、亡父の誕生日。
労働者とはいろいろな意味で縁のなかった父の誕生日がメーデーというのに私はいつも違和感を感じていたが、富裕層、超富裕層の出現で、金持ちかそうでないか、正規非正規といった細かい階級差が出現して、そもそも労働者階級という言葉の意味が薄れつつあるようにみえる。
たとえ労働者階級であっても、どこかの貧国であっても、多くの人が、富裕層と同様にスマホをいじっているので、その姿に違いを見出すのは時として困難だ。
医者にしても、今ではカラフルになってきているが、あの青い服を誰もが着るようになっていて、テレビで取材を受けるどこそこのお偉いさんもあれ(スクラブというらしい)に、白衣を引っ掛けているだけなので、区別がつかなくなっている。
最近、やっと白衣の前のボタンは留めるようにというお達しが院内に出回っているものの、守っている人はあまりいないようで残念だ。
亡父はコンサバティブな人で、私の身だしなみに対しても厳しく、大学の講義にTシャツを着て行った時はこっぴどく叱られた。
今思えば、だらしのない白衣の着方をしていたこともあったので、偉そうなことは言えないが、今はなんとか前のボタンは上から下まで全て留めていて、他のだらしない医者よりはマシだと内心思っている。
だが、もう、半数近くの医者が戦闘服よろしくスクラブだけで院内を闊歩しているので、ネクタイに白衣なんていう医者はごく少数になっている。
考えてみると、いろいろなところで”それ以外の人”というのが均質化しつつあるように見える。
こうした流れというのがいつから始まったのかはわからないが、先の大戦前までは貴族階級が厳然と存在していたので、終戦後だろう。
労働者階級という言葉がまだのこっていた頃にも、フランキー堺が演じた”社長”らしい人がいて、違いは明白だった。
そしてバブル紳士を最後に一目でそうとわかる金持ちはいなくなった。
さらには今や富裕層の人たちはもはや、”それ以外”の人のいる場所に出てこなくなっているし、そもそも数も少ないので、出会うこともほとんどない。
”それ以外”の人の誰もが等しくスマホを持って、UNIQLOとかどこそこのファストファッションに身を包んで銀座を闊歩するようになって、誰もが均質化している。
”それ以外”の人だけの社会の中で、格差が見えなくなることはいいことなんだとは思うが、問題意識が希薄になる可能性もあり、はらんでいるようにもみえる。
みんな同じに見える
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そうですか、そんな印象なんですね。
いわゆる民間病院ではありませんが、私の勤務先がそうなのかもしれませんね。
それとも関東地方に多いとか。
テレビドラマの影響もあるでしょうね。
青い服のドクター、
特に「民間病院」に多いような気がします。
私が通院している大学病院では、
大多数のドクターがネクタイに白衣!のキチンとしたお姿で、
私の担当医もネクタイに白衣です。
ボタンも開いてる所さえ拝見したことない程です。
他県の大学病院は行ったことがないので、
大阪だけなのかも知れません。
何故、
民間病院のドクターに多いのかは分かりませんが。