今年の連休の天気はあまり良くないとの予報だが、雑草むしりに精を出そうと思っているのでそこそこ曇っていてくれた方がむしろ都合がいい。ただ、今日の湿度は90%を超えていて、早くも蒸し暑さが迫ってきているのは少し気がかり。
ロシアによるウクライナ侵攻で世界中の資源・食糧供給が大混乱に陥ってしまった。欧米によるロシアへの経済制裁はある程度の効果をもたらしているようだが、新興国グループ(主要新興7カ国(Emarging 7; E7))の抵抗もある。この先どうなるかは予断を許さないものの、どこかで平衡状態になり、今回はG7グループの方が持ち堪えるだろうと楽観視している。というのも、「E7」、中露以外はインド、ブラジル、インドネシア、メキシコ、トルコであって、一応民主主義的な国ではあるから、それぞれの国民の良識がまだ働くのではないかと勝手に期待しているからだ。ただ、今回のフランスの大統領選挙でも、対露外交よりも国内向け経済政策を優先させよという世論がずいぶんと大きかったようで、結局のところ人間は”目の前の人参”を注視することしかしないということがわかったので、期待しすぎには注意が必要だ。
今後、日本はさらに深刻な資源危機、食糧危機に直面していく。かつては世界を席巻した”総合商社”も、誰もが同様の情報を得ることができる時代となり、どこまで日本人を飢えさせないでくれることができるか不安だ。ただ、食糧供給は近年の帰農ブームが間に合ってくれたら多少は回復するのではないかと期待している。あとは、女性の就労支援の充実、移民の受け入れといったことも徐々にではあるがはじまっていて、日本の沈下との競争だ。いずれにせよ、日本はすでに世界のトップランナーではないということを素直に受け止め、謙虚になる必要がある。
次の韓国大統領は代表団を日本に派遣してきて、両国の関係改善の糸口を探っているという。”もしも”ではあるが、互いの国が過去を単なる歴史的事実と捉えて、未来に向けての協調を行なっていくことができたら大変な前進だろう。隣同士、対話をせずにいがみ合っても何もいいことはないのは、今回のウクライナとロシアのことをみても明らかだ。外交的課題を含め、目前に迫っている日本の危機回避が間に合うかどうかは日本自身が代わることができるかどうかにかかっているということを自覚して日々行動したい。
誇りを持ち、見返りを求めない