3月並みの気温に戻ったとかで、肌寒い日が続いている。
このまま夏に向かってしまうのではないかという心配は杞憂に終わったが、今度は体調管理が大変なことになっている。
先日、某大学の教授になった古くからの友人が、
うちの(若手医師)二人はどんどん仕事をしてくれるんですよ。
いろいろ割り振ってやらせるとあっという間に終わらせるんですよね。
と嬉しそうに話していたので、
結構、今の若い人(医者)って、がんばらないでしょ、そんなにやらせて大丈夫なんですか
と尋ねたら、
医者っていうのはスペシャリストなんですよ、がんばって自分の能力を高めなかったら患者さんの不利益になって、最悪命を奪うことになるんですよ、だから、(医者が)努力するのは当たり前のことなんですよ。
それが嫌なら、少なくともそんなところ(ハイレベルの医療施設)にいちゃいけませんよ。
あと、私は(臨床医として)、放射線科(の先生)と病理の先生はスーパースペシャリストであってもらわなくちゃ困ると思っているんですよ。
だから、先生にも頑張ってもらわなくちゃいけないし、そういう病理医を育ててくださいね。
と釘を刺されて話は締めくくられた。
コロ健、影響されやすい性格で、大いに感心して友人の話を聞いていた。
病理医もピンキリで、病院全体をカバーするコンサルタントとして仕事をする医者になるか、簡単に診断の仕事だけをしているのとではずいぶん違う。
私は、どちらの医者だろうかと思う。
臨床医に対してAIを上回る診断を出してフィードバックする、カンファレンスのみならずいつもそこで臨床医とディスカッションのできるスーパースペシャリスト、ドクターズドクターとしての仕事をしているか。
それとも受けた検体の答えを診断書に書いて返すだけの自動販売機のような病理医か。
臨床医も馬鹿じゃないから、私がどちらの病理医かなんてことは見抜いているだろう。
結局、日々情報をアップデート(勉強)し、さらにはそれをよりレベルの高い診断に繋げていかなくてはいけない。
大変ではあるが、一度選んだ道だし嫌いでない道でもある、私は私なりに高みを目指していかねばならない。
検査でなくて診断
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スペシャリストを名乗るのであれば、それなりの技量をもって臨めるよう精進努力していきたいと思います。
特定の法領域(例えば、会社法)に特化するタイプだけでなく、
特定の業界・事象に特化するタイプもいます(例えば建設業界に特化するタイプや交通事故に特化するタイプ。医師免許を持つ者は、医療・薬事に特化する顕著な傾向)。
そして、両者の垣根は案外、高くないです(ただし、相応の手間は掛かります)。
スペシャリストが指し示すものや道程は、業界によって、大きく違うことに驚かされます。