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こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

電車通勤のあれこれ

2015年06月15日 | 通勤・交通・旅行

新しい週の始まり。今週もまた、満員電車に詰め込まれる。

先週末、国土交通省の局長が、緊急連絡先の記載された資料入りのバッグを網棚の上に置いたまま寝てしまい、カバンを盗まれたというニュースがあった。局長といえば、国の実務のトップなのだが…。網棚はやっぱり要注意。

今朝は乗っていた電車が駅で10分ほど止まった。車内放送によれば、お客同士のトラブルとのこと。痴漢か、喧嘩か。痴漢は言語道断だが、喧嘩だとしたら原因はなんだったのだろう。混雑か、降りる時のつき飛ばしか、それとも荷物か。

 

帰り、急行電車のベルが鳴っていて、駆け込み乗車。私も人のこと言えない。

毎朝、ものすごいストレスを感じた後、仕事をする。そして、仕事で疲れて帰りにもまたストレス。

これじゃあ、いろいろ起こっても仕方ない。

だけど、なんとかならないかな。

みんな頑張れ 
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国交省航空局長、電車内でカバン置き引き被害 飲酒で寝過ごし…職員連絡網など流出 (産経ニュース2015.6.14 17:23)

国土交通省で管制業務など航空行政全般を統括する航空局長が、危機対応時の緊急連絡網などが入ったカバンを電車内で置引されていたことが14日、同省への取材で分かった。置引被害に遭ったのは国交省の田村明比古(あきひこ)航空局長。同省によると、カバンには業務用タブレットや同局職員らの電話番号が記載された緊急連絡網 が入っていた。機密性が高い資料などは入っておらず、タブレットについてはパスワードを入力しない限り、内部の情報に接することはできないという。連絡網 を使った被害の情報も入っていない。同省によると、会合で飲酒していた田村局長は12日午後11時ごろ、都営大江戸線六本木駅から青山1 丁目駅経由で、東急田園都市線を利用して帰宅の途についた。だが、13日午前0時すぎに利用駅を寝過ごして、終点の同線中央林間駅(神奈川県大和市)に到 着した際、網棚の上に乗せていたカバンを盗まれていたことに気付いた。その後、遺失物の届け出などはなかったため、13日朝に神奈川県警に被害届を提出。同省によると、今後は情報管理の徹底を図るという。


かぜひいた

2015年06月14日 | 日々思うこと、考えること

先週はじめ、息子がかぜをひいたと言っていたが、どうもうつされていたようだ。

潜伏期を過ぎたようで、今朝から鼻水とくしゃみがとまらない。

頭痛もでてきてだいぶ弱ってしまった。

明日からはまた仕事。それまでに、体調を整えないと・・・。

体調不良がつづきます 

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志を立てよう

2015年06月13日 | 生き方について考える

私には志があるかと自問してみた。だが、コロ健、挙げることはできなかった。

今、志が無いならば、今から志を立てよう。51歳のおじさんだけど、今、それが無いのなら、今、持とう。

私の人生、いよいよ後半戦。残りの時間は少ないけれど、それぞれの人生に遅い早いは関係ない。

志の無い人生は、目的地の無い放浪者、漂流している海の小舟と同じようなものだ。どこに行くのか判らないのでは、人生の意味がない。

これまでの人生で、志を持ったことが一度も無かった私は、まるきり漂流船だったということになる。

 

志を立て、それに向かって進む。そうすれば、きっと毎日が楽しみの連続の人生になるだろう。

志を立てることはそれほど楽しいこと、これをしない手はない。

志があれば、これを邪魔する人とも戦うこともできるだろう。

 

志を立てる。このことをここに書くのにも決心が必要だった。けれども、どこかで踏み出さなければならない。

そこで、今日、宣言した。だが、なにをもって志とするか、あいかわらずそれはまだ無い。情けないけれど、これから考えなくてはいけないのだ。

 

さあ、どうしよう 
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網棚を使うべきか(2)

2015年06月12日 | 通勤・交通・旅行

梅雨も本番、通勤時のストレスは強くなる一方で、いろんなことが気になる。通勤電車内での悩み、どれもとるにたらないことかもしれないが、毎日のこととなれば人生の一部、どうしてもあれこれ考えてしまう。

昨日の続きで、電車内での網棚利用について思うこと。

 

網棚の利用は昔から車内放送で促されてきた。だから、利用者にとっては基本的なマナーのひとつといえる。私も大きな荷物を肩にかけていたり、床に置いていると周りの人の邪魔になるので、「荷物は網棚に載せるのが当たり前」と網棚に荷物を載せるようにしている。それにその方が楽だ。

だが網棚、使い易いかというとそうでもない。

実際持ち上げることができないような重い荷物、大きな荷物を運んでいることもある。小柄な人の中には網棚を使いたくても届かない人もいるだろう。

今日のように傘も持っていたら、私にしたって網棚に荷物を載せることはできない。

網棚はだれもが利用しやすいものではない。

この前、アメリカ人の女優さんが、日本では網棚に荷物を載せるのに苦労しているのをみても誰も助けてくれない、とテレビ番組の中で歎いていた。だがそれは、他人の荷物に触っては失礼だろうと、周りの紳士諸兄が遠慮したからではないかと思う。日本人自身は大変な貴重品を荷物に入れていることもあるからだ。

網棚に載せたはいいが、忘れてしまうこともある。「お降りの際は、網棚の上の荷物、傘のお忘れ物にご注意ください」だ。

置き引きにあったらどうしようとは私も考える。

利用するにも人それぞれの事情がある。

網棚を利用するかどうかもしょせん各人の意識の問題につながる話で、答えはない。

というわけで、この問題私が席に座ることができるかどうかという問題ではない。

電車内、とくに通勤時をどう過ごせるかというのは私が通勤を続ける限りつきまとう問題だ。

マイカー通勤もいろいろあるだろうし
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網棚を使うべきか(1)

2015年06月11日 | 通勤・交通・旅行

先日、荷物の巨大化について考えたことを書いたが、どうも網棚を使う人も減っているように思う。

網棚を使わない理由は人の数だけあるだろうが、不肖コロ健が思いついた理由を挙げてみると、

1. 荷物が大きくて、網棚に載せることができない。

2. 網棚の位置が高くて、荷物を載せることができない。

3. 網棚に載せると席が空いた時に動き難い。

で、とくに最後の3 を最近強く感じる。

というのも誰かが席を立つ気配を背中で感じ、「あ、後ろの席が空いた!座ろう。」と思って、網棚に上げた荷物に手をかけて振り返った時には、床置きしていた荷物をつかんでサッと移動してくる人に取られてしまっている。お年寄りだとか、体の不自由な人が座ろうというの少々待ってでも席を空けておくが、そんなのではなく学生とか若い人にそんな風に席を取られると、残念な気持ちになる。 

仕事や部活で疲れているのは皆同じなので、誰かに優先権があるとは思っていない。どうしてもつらい人は電車以外の移動手段を選ぶしかないというのはわかってはいるのだが。

それよりも私が問題だと思うのが、車内での機動力維持のために網棚を使わないでいる人が多いことだ。

私の考え過ぎかもしれないし、ご当人にはそんなつもりはなくて、面倒なだけかもしれないが、結果としてそうなっている。

この話、長くなりそうなので、つづきは明日。

独りよがりか・・・ 
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陽はまた昇る

2015年06月10日 | 鎌倉暮らし

肌寒さすら感じた昨日と比べて、一転今日は朝から暑い。駅を下りてから病院までの歩きがだいぶきつくなってきた。そろそろ着替えが必要だ。

 

今朝の散歩にしても、少し早めに出るようにしたものの帰ってくる頃には汗ばんでしまっていた。5時半スタートではいよいよ厳しくなってきた。

「ああ、今日も一日はじまりか」と、少しぼんやりした頭で考えながら、やっぱり少し寝ぼけていそうな犬のナイトを連れて坂道を下る。

雲の形が綺麗なので、今日の写真はこれにしようと、電線が映り込まないように気をつけながら数枚撮る。

朝早くから多くの人が散歩をしている。すれ違う人みんなに「おはようございます」とあいさつをする。最近、ずいぶん馴れてきた。

8割ぐらいの人が、あいさつを返してくれる。

神社でなにか火を熾しているのだろうか、朝日の筋が美しい。

 

あっという間に時間が過ぎる。15分ほどで切り上げ、家に戻ると日陰がずいぶん減っている。ナイトの舌も赤くなっている。

やっぱり暑い。エサと水をやってから、私も朝食をとって仕事に出かけた。

明日もまた、同じように陽はまた昇って、一日がすぎるのだろう。

くじけない
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仕事が片付かない

2015年06月09日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと

昨日の休みの言い訳にしたが、やってもやっても仕事が片付かない。人から見たら単に私の力不足、頑張り不足なのだが、代わりに誰かがやってくれるわけでもないのでどうしようもない。

もともと今年度は仕事を減らすつもりで予定を組んでいたはずなのに、なんでこんなにやることがあるのだろう。

ひと山捨ててまでして減らしたのに、やってもやってもきりがない。それぞれがそれなりのクオリティーを求められる仕事なので仕方がないとはわかっている。

それぞれいったんやりはじめてしまったら乗りかけた船、というか漕ぎ出ちゃった船という格好で、港に戻って降りるわけにもいまさらいかない。

このまま大海原でさまようようなことにだけはなりたくない。

それに輪をかけ、ものすごいスピードで時間が経ってしまうのにも参る。

関東地方も昨日から梅雨入りとのこと。こんなことをしているとあっという間に梅雨が開けて、夏になり、秋が来てしまう。

それまでに、片付けなければいけないことをあげていくと浮き足立ってしまうが、なんとかふんばりたい。

計画をしっかり立てて
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今日は休憩

2015年06月08日 | 日々思うこと、考えること

新しい週の始まり。やらなきゃいけないことがたくさん待っているのと、最近1度に書く量がまた増えてきてしまっていて、ちょっと疲れ気味。

ということで、今日は書くのは休憩です。

休むことも大切 
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では、おのぞみの人生は?

2015年06月07日 | 生き方について考える

インターハイ予選は多くの高校生にとって最後の大会となる。わたしも娘の部活の応援に行きたかったのだが、研究会議の時間と試合の時間が重なった。当然のことのように、プライベートより仕事をとった。でも、これで良かったのだろうか。もう、娘のこの時を見ることはできない。たかだか地区予選の応援をこんなところでとりたてていうか、というような話ではない。

それぞれの人にはそれぞれのレベルがある。横須賀線の車窓から青空を眺めながらそんなことを思った。

かといって、そのようなありがたいお話が嫌かといえばそんなことはない。長年この領域に関わる仕事をやってきたからこそ声をかけていただいたわけで、これまでの私の人生の幾ばくかは無駄ではなかったということだ。でも、ありがたい話ではあるが私には荷が勝ちすぎていた。最初からわかっていたことだったのだが、私のレベルではついていくのがやっとだった。これじゃあ、私の人生ハリボテだ。

私はの選択は誤っていたのだろうか。

会議では白熱したディスカッションが行われ、ここにいた私は幸せだと思った。そして、メンバーの一人として微力ながらもこの領域の進歩に役立ちたいと思う。だが、私はどこまでお役に立てるだろうか。いつまでたっても自信を持てない。

人の幸福のために医者になったのに、どうしたらそれを具体化できるかわからないまま時間は過ぎる。そして、自分の仕事を自分の人生の中にどう位置づけたらいいかもよくわからない。私の一生の時間は限られている。

そうこうするうち、人生の目的はあちらこちらを向いていく。多くの人に支えられてここまできた人生、不満をいうようなことは全く無い。今、私は十分幸せだ。それでも、次から次へと悩みは湧いてくる。

私ののぞみの人生とは、一体なんなのだろう。そして、未だに悩みの晴れない私とは一体何者なのだろう。

人生、なるようにしかならない。

そして、最後は骨だけになり、土に還る。

そうであれば、私がやるべきことは悩むことよりも、まずは生き続けることだろう。

祖母に学びました 
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一世紀の人生

2015年06月06日 | 家族のこと

祖母の葬儀が無事終った。

大正年間の生まれで、関東大震災も第二次世界大戦も高度成長期もバブル期も経験した。二・二六事件の日の大雪は腰まであるほどで大変だったと言っていた祖母、一世紀近く生きるというのはこれほどの歴史に立ち会うことなのか。

祖母に関する母の一番の思い出は、終戦の日の夜、祖母が「今夜からこれは要らなくなるわね」と言って、灯火管制のために電灯にかけていた布を取りさっていた姿だったそうだ。その夜から明るい食卓を囲むようになったとのことだ。

その夜以来70年、日本は平和を享受する幸せな時を過ごしてきた。

いろいろなことがあっただろうとは思うけど、祖母の人生は幸せだったのではないだろうか。

最期の時、この人は幸せだっただろうなと思ってもらえる人生を私も歩みたい。

やすらかに 
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大きなカバン、さらにはリュック

2015年06月05日 | 通勤・交通・旅行

六月ともなれば、新人さんたちも新しい環境に慣れるのだろう、満員電車の乗り方にも余裕がでてくる。学生なんかは友達もでき、徒党を組んで乗るようになり、古参の通勤戦士とはいえ単独行のコロ健などたじたじだ。

その学生だが、もともと荷物が大きい。学生カバンはもちろん、部活の荷物が入っているとおぼしきスポーツバッグなどその倍ある。その上スマホ。ただでさえ混んでいる車内はもっと混雑する。

スマホはさておき、荷物の巨大化は学生だけではなくなってきている。老若男女多くの人が大型のカバン、もしくは複数の荷物を持ち歩いている。ガラガラを引っ張っている人も多い。

かく言う私もそう、A4サイズのPCの入る大きさのカバンを持ち歩いている。これを肩にかける。電車内が混んできたら人の迷惑にならないよう体の前に持ってきたり、手で提げたりとかしている。だが、そんなことお構いなしといった感じの人は多い。今日など雨のせいで濡れたカバンを押し付けられて気持ちが悪い。

それでもカバンならこちらも体をずらすとかして多少融通を利かせることができるのでいいが、リュックとなるとどうしようもない。リュックを“背負って”満員電車に乗ってくるという時点で周囲への配慮はない人なので、そんな人の背後に押し込まれたらあきらめるしかない。基本的に自分勝手なのだから、注意でもして逆ギレされたらたまらない。

それにしてもなんでこんなに皆さん荷物が大きいのだろう。大は小を兼ねるで、カバンが巨大化しているからとか、肩からかけて持つには小さくて様にならないとか、理由はいくらでもあるだろう。

とにかく大きな荷物を持ち歩くのなら、それなりに周囲への配慮が必要だ。私にしても小さくないカバンを持っているのだから、まずは自分が気をつけることからはじめるしかない。

怒っちゃダメダメ
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ナイトのように私も楽しく

2015年06月04日 | 犬との暮らし

朝の散歩が気持ちよい季節、コロ健、先週から出勤前にフラットコーテッドレトリバーのナイトを連れて散歩に出ている。散歩といっても少し先の公園まで行って帰ってくるだけだが、ナイトはそこそこ満足してくれているようだ。

というのも、妻に散歩に出かけるナイトの後ろ姿がすごく楽しそうに見えると言われたからで、ナイトから言われたわけではない。

だが、ナイトは散歩の時、とても楽しそうに歩く。散歩が大好きなだけだからかもしれないが、ほかの時にも楽しそうにしている。

家でゴロゴロしている時も、近くに誰かがいるだけで幸せで楽しそうに尻尾を振り回している。

もともとそういう犬種だということだけど、ほかの犬と比べるとそれが際立つ。

マルチーズのコロはプライドが高くて、気難しい。なかなか楽しそうにしてくれないが、コロはコロで可愛い。不思議なものだ。

今の時期、夜明けは四時台。散歩に出る時、すでに日は高く明るい。楽しそうに歩くナイトの姿もよく見える。

ナイトなりに思うところもあるのだろうけど、いつも楽しそうにしている。私もナイトを見習って楽しく生きていこうと思う。

明るいうちに帰りました

 
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人を活かす人、駄目にする人

2015年06月03日 | 生き方について考える

世の中の人を二つに分けるやり方はいろいろあると思うが、人を活かす人と、人を駄目にする人というように分けることもできる。

人を活かす人は他人をひがまないで、一緒に生きていこうとしてくれる。

人を駄目にする人は他人をひがむ。自分だけよければいいと思っていて、他人を自分の思い通りしようとする。

人を駄目にする人というのはたくさんいる。そういう人は他人をひがみ、嫉妬する。自分の考えが正しいと思っていて、他人の考えを聞かない、思いやりがない。こういう人に関わると困る。ひがまれ、自分の考えを軽んじられ、無理強いされる。できれば近づきたくないが、たくさんいるので避けて生きるのは難しい。

人を活かす人というのもいるにはいるが、数が少ない。そういう人は人気がある。人気がある人というのは、嫉妬され、ひがまれる。人を駄目にする人は人を活かすことができないので、人を活かすことのできる人を嫉妬する。そして人を活かす人はその力を発揮する機会を奪われる。

こうなるとどっちの人でいたらいいのかわからなくなる。自分のおかれている立場からすると、自分はどちらの人間だろうかと考えてしまう。

おそらく私はある程度は人を活かせる人で、ある程度人を駄目にする人なのだと思う。私によって活かされる人もいれば、私につぶされる人もいる。

世の中、どういう人でいたら上手に生きていけるのだろう。

表裏一体 
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文章を上手に書くことができるようになるのは難しい・・・2015年5月の読書記録

2015年06月02日 | 読書、映画、音楽、美術

日々の文章(すなわちこのブログ)がもう少し上手に書けたらいいと思って、文章術のたぐいが書かれている本を何冊か続けて読んだ。

それらの文章読本類とは別に、しばらく前から断続的に読んでいた川端康成の小品集には小説のエッセンスが凝縮されていた。習作のような作品も含まれているが、そこは川端、それぞれは一流画家の習作でみるのとおなじでどれもよく書けている。鎌倉文学館に行った時にも感じたが、原稿用紙に字を埋め、形にして世界を作ってしまう作家というのは凄い人達だ。

コロ健にもそんなことができるようになれるに違いないと思いながら書き続けよう。

2015年5月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1535ページ
ナイス数:125ナイス

掌の小説 (新潮文庫)掌の小説 (新潮文庫)感想
短編、小編122編。どれも奥深く、一編一編読むのに骨を折った。プロの作家、それもノーベル賞作家というものはこれほどの文章を書いてしまうのかと思うと、戦慄を覚えた。なによりも、この短編集に対して、総括するような感想を書くことができない自分というのは凡人なのだと改めて自覚する。すごい人だとしかいいようがない。一番のお気に入りをあげるとすれば「愛犬安産」。川端康成の素顔をうかがい知ることができる楽しい作品だ。
読了日:5月31日 著者:川端康成


週末作家入門 まず「仕事」を書いてみよう (講談社現代新書)週末作家入門 まず「仕事」を書いてみよう (講談社現代新書)感想
タイトルにひかれ手に取った。サラリーマンが、週末を利用して文章を書くことを勧める本。ある意味夢のある本だが、行間には二足のわらじの大変さが見え隠れする。夢想しているばかりじゃだめで、まずは書き溜め、ついで企画書を作る。それぐらいできなければ書く資格はない。「どうしたら書けるのか」というアウトラインを教えてくれ、「書きたい!」というモチベーションを高めてくれたいい本だった。
読了日:5月19日 著者:廣川州伸


置かれた場所で咲きなさい置かれた場所で咲きなさい感想
苦しいからこそ、もうちょっと生きてみる。神は力に余る試練を与えない。倒れても立ち上がり、歩き続けることが大切。苦しい峠でも必ず、下り坂になる。失ったものを嘆いても前には進めない。悩みを抱えている自分も大切に。現実が変わらないなら、悩みに対する心の持ちようを変えてみる。相手を生かすぬくもりのある言葉を使える自分でありたい。不機嫌は立派な環境破壊。ただ笑顔でいよう。こんな時だからだろうが、すべてがストンと腑に落ちた。
読了日:5月15日 著者:渡辺和子


150字からはじめる「うまい」と言われる文章の書き方150字からはじめる「うまい」と言われる文章の書き方感想
目次を読んでいたら誤字をみつけて、不安を感じてしまった。だが、読メの読者の感想文が好意的なものが多かったからこそ購入した本、不安には目をつぶって最後まで読んだ。読み進めると、学校で習わないコツがたくさん書いてあった。150字、300字、800字の区別、6章にあるテクニックはブログを書く上での参考になった。”おわりに”の「・・・ネガティブな考えで文章を書くよりも、人を称賛したり、感謝したり、期待したり、ポジティブな考えで書くほうが楽しいはずです。」はこの一冊に込めた著者の思いが伝わってきて嬉しかった。
読了日:5月10日 著者:高橋フミアキ


キレる女懲りない男—男と女の脳科学 (ちくま新書)キレる女懲りない男—男と女の脳科学 (ちくま新書)感想
著者は科学者であると同時に女性で、結婚していて子供(息子)がいる。こういうバックボーンのある人だからか、脳の性差の解析・解説すべてが腑に落ちた。また、一つの職場で同じ目的に向かって男女が協力して作業していく難しさを改めて納得した。これまで、男女の役割分担について考えてきたたつもりだったけど、分かりあうということとは別のことだった。それにしても、私も50歳を過ぎている、これまでしてきたこと、生きて来たことをまとめる年になってきたわけで、そんなアウトプットができたらいいなと思う。
読了日:5月4日 著者:黒川伊保子


男と女のワイン術 (日経プレミアシリーズ)男と女のワイン術 (日経プレミアシリーズ)感想
ワインの基礎が、噛んで含めるように繰り返し書かれている。ビールとワイン(赤、白)と日本酒といったカテゴリーで飲んでいてはもったいないのは分かるけど、やっぱり詳細を覚えるのはなかなか難しい。まずは、白はリースリング、ソービニヨン・ブラン、シャルドネ、赤はカベルネ・ソービニヨン、メルロー、ピノ・ノワールがあるということを意識してラベルをみてみようと思う。だけど、シャブリのラベルには”シャルドネ”って書いてなくて、いつも私を悩ませる。どうしても美味しいワインが飲みたかったら五千円出しましょう。
読了日:5月3日 著者:伊藤博之,柴田さなえ

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