こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

小正月も終わり、しばらく休みなし

2023年01月16日 | 日々思うこと、考えること
今年の冬は雨がほとんど降らず、火事が頻発して、雨が待たれたが、今度はずいぶん降って、先週末からの雨は今日もまだ続いている。
恵みの雨も3日続くともう嫌になる。
勝手な願いだとはわかっているが、そろそろお日様が見たい。
小正月も終わり、普通の日常が戻ってきた。
1週目、2週目とフルに仕事がなかったが、これからさきひと月はウィークデイに休みの無い週が続く。

そろそろ本気であれこれの仕事に取り組まなくてはいけない。
とりあえず、整理をすると、ルーチン仕事と会議とカンファレンスの他に、今週は病院機能評価の審査、研究グループのミーティング、週末に小さな学会、原稿が締め切りまであと2週間。
優先順位をつけることはできず、それぞれに全力を投じなくてはならないので、けっこう疲れそうで、体調管理に気をつけたい。
せっかくだから、しばらく禁酒しようか。

体調管理といえば、新型コロナウイルス感染症。
日本で最初に感染者が発見されたのが、3年前の1月15日で、今や連日数百人もの人が亡くなっている。
ほとんどが70代以上ということで、基礎疾患があったり、免疫能が落ちていたりと、加齢ということそのものがリスク因子になっている。
幸運にも一度もかかっていないので、どういう行動が感染リスクに相当するのかはわからないが、この先もマスク手洗いを基本行動として生活するしかない。
中国では、ゼロコロナから今度は”全員”コロナにシフトした様で、感染したことのない人のほうが生活しずらいという、おかしな事態にまでなっているとか。
何事にも極端な国だが、春節で世界中に新たな変異株を撒き散らすのだけはやめてほしい。

どうする家康という大河ドラマ、昨年もそうだったが、歴史上の偉人たちが等身大に描かれる様になって、なんとなくコミカル基調になっている。
徳川家康も、織田信長も親しみ深く描かれ、興味深いが、敵も味方もみんないい人になってきているのは、それぞれの地元に配慮してのことだろうか。
歴史には一応、決着がついているので、それをひっくり返すことにならなければある程度の脚色は許されるということなのだろう。
今のところつまらないが、今後に期待したい。
家康の築いた江戸の世は250年にわたって戦争がなかった。
信長の時代が続いたら、日本はグローバル化に巻き込まれ世界を相手に戦いに明け暮れる様なことになっていただろうか。

そのうちAIが検証してくれるか

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今日も雨で肌寒く

2023年01月15日 | 日々思うこと、考えること
今日も朝から降ったり止んだり。
気温は高いが日差しがないので、肌寒い。
二日酔いで調子が今ひとつで、気がついたらお昼。
午後から所用があって母が来た。
駅まで迎えに行ったら、今日も多くの人が訪れていた。
今日もエントリーはほぼおやすみですね。
明日から頑張ろう

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友人来訪

2023年01月14日 | 日々思うこと、考えること
一日中、雨が降ったり止んだり。
友人といっても、妻のかつての上司が訪ねてきてくれ、夜まで語らった。
送りがけ、八幡宮の中を通ったら明日の左義長の準備がしてあった。
雨ということで、シートがかけられていたのは珍しかった。
おやすみ

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私はなぜ仕事をするのだろう

2023年01月13日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
週末は暖かくなると言っていた割には今朝も冷え込みは厳しかった。
明日はせっかくの休みだが、天気が崩れるようでちょっと残念。
でもまあ、少しは休めるのでよしとしよう。

このところのエントリーは仕事関係のものばかりとなってしまっている。
どうしたことかと考えてみると、岸田首相はG7サミットのための欧米歴訪で、目立った失言はなく、ロシアによるウクライナ侵攻もロクな情報が出てこないのでよくわからないし、中国はコロナ対応で多分迷走中、というようなことがあって、私が口を挟める様なことが何も無いからだろう。

今日も仕事のことになりそうだったが、周りの人への不平になりそうだったのでやめた。

では、そもそも仕事とはなんぞや。
仕事というか労働というのは元来つらいものであって、だからそれに対する対価としての給料がある。
楽しく仕事をする、という言い方があるが、そんなことは無理で、楽してお金を稼ぐことはできない。
まあ、つらいことを充実感とか達成感というものに置き換えてモチベーションを保っているのが一般的だろう。
ゲーム感覚で仕事をする、なんて人もいるが、そのゲームに負けたらはいそれまでよというリスクを負っているわけで、それはそれでつらいものがある。

一人で完結する仕事とそうでない仕事というのがある。
画家や作曲家、作家のような創作家や投資家などはほとんどが一人で仕事を行っているだろうが、それ以外の人の仕事は他人との協力なくしては立ち行かない。
上にあげた職業の人たちも、全てをいちから始めたなんてことはなく、それなりの家庭環境があり、ひとかどの人物について学んだという様なことが必ずあるはずだ。
そんななかから仕事への取り組み方、仕事への喜びというものを見出してきているはずで、それを喜びにつなげているのかも知れない。

人はなぜ仕事をするのか、というのは考えてみると謎だ。
そうしてみると私自身、なぜ働いているのかよくわからなくなってくる。
今ある私は、仕事をした結果なのか、仕事をさせてもらった結果なのかも知れない。
仕事というのが人生の一部であることは、それに費やしてきた時間を考えたら間違いないと思われるが、ではその種類によって結果が異なる可能性を考えると、どこまで人生の一部であるのかはよくわからなくなってくる。
手を見たらわかるか

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よく勉強しよく考えられたものだけが優れたプレゼン

2023年01月12日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
昨晩帰った時に東の空からの顔を出し始めていた月が、今朝起き出してみると西の空に沈むところだった。
時間というものが流れていることに気がつく。
おもわず身構えてしまう様な寒さだったが、明日からの数日は少し暖かくなるということで、今朝だけの辛抱と、せいぜい暖かくして出てきた。

昨日のCPC(臨床病理検討会)はプレゼンテーターの先生たちに、

(出席者のためになるような)教育的な内容にすることを心がけて下さい

とあらかじめハッパをかけておいたおかげか、どの先生もよく練られたスライドを準備してくれた。
画像診断、遺伝子診断についてもわかりやすく、私自身にとってもとても勉強になる内容で、こういうレベルを維持できたら、この先も続けることができるだろうと思えた。
もともとポテンシャルの高い医師の集まるレベルの高い病院なので、この程度のCPCならできるだろうと思っていたが、やっと各先生本来の力を引き出すことができた様な気がしてホッとしている。
こういう、院内各科の医師を一堂に集め、それぞれの能力を提示し、相互に確認させるのも院内のカンファレンスの重要な役割であり、病理診断科がCPCを通じてそのことに貢献できたというのは素晴らしいことだ。

レベルが高かったといっても、勉強嫌いの人にはちょっと辛いかもしれない1時間半だっただろう。
医者になっただけの知識ではとてもついていける様な内容ではなく、それぞれのことについてある程度知っておく必要があるものだった。
ポテンシャルが高くても、あと伸びしない人というのはいくらでもいて、偏差値の高い医学部に入っただけなんて人は掃いて捨てるほどいる。

昨日の各プレゼンでは、文献検索も比較的よく行われていて、十分なエビデンスに裏付けられていた。
こういう地味な作業というのは結構大変で、私も人のことは言えないが、プレゼンというのは往々にして、ろくに勉強もせずに

 自分ではこう思いました、こう考えました

という独りよがりなものに陥りがちだが、さすがは各科の医長級以上のメンバーで、本気で準備してくれ私の期待に十分に応えてくれた。

未だ興奮冷めやらずというところで少々恥ずかしいが、それほどいいカンファレンス(CPC)だった。
参加した若手医師のうちの一人か二人でもが、こういう点まで含めて理解してくれたらそれで十分だと思う。
次は原稿だ

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居住まいを正してCPC(臨床病理検討会)に臨む

2023年01月11日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
今日はCPC(Clinico-pathological conference;臨床病理検討会)がある。
CPCについてはこれまでにも何度も書いてきたので、詳細は割愛するが、私の中では院内で最も重要なカンファレンスだと考えている。
院内で亡くなられた方について、関係した全科が集って死に至るまでの全ての経過を検討するのだから、当然のことである。

そんなわけで、今日はネクタイを持ってきた。
CPCの終わりに病理医が、症例の死に至る総括を行うのだが、その時がCPCのハイライトとなる。
臨床医が、疾患の発症から、診断、治療を行い、最終的に救命し得なかったのはなぜかを病理医が解剖(剖検)所見から解説するのだから、途中居眠りしていたものであっても、最後だけは聴かなくては意味がない。
病理医に注目が集まるその時にだらしのない格好というのでは様にならない。

以前は、若い医者だけが着ていた医療用スクラブだが、今や老若多くの医者が使っている。
コロナの取材でも院長クラスの人の多くがスクラブだ。
病院というところは、診療を行うところだから、それはいいのだが、なんとなくみんながみんな”軽い”感じになっている様な気がする。
外来では、スクラブの上に白衣を着ているが、前を閉めないでいる医者が多いのには閉口する。

病理医も切り出しだの迅速診断だのさらには病理解剖だのでは着替える必要があるが、それ以外は汚染、感染する機会はあまりなく、基本的には普段着でいることができる。
学生時代、死んだ父に言われた、

大学で講義を受ける時にTシャツなどもってのほかだ、襟付きの服を着ろ

というのが頭に残っていて、社会人たるもの襟付きの服を着るのが最低限のマナーだと思っていて、そんな服を着て出勤し、院内を歩く時には、その上から白の診察衣(ガウン)を羽織ることにしている。
白衣はもちろんくるみボタンで、前は全て閉める。
そして、必要に応じてネクタイを締める。

若かった頃、何かの折にずいぶん立派に見えた先生がいたが、私もそんなふうに見られたいと思う。
そもそも60歳近く、というか定年近くになってもチンケな格好をしていてはいけない。
見栄えも、多少は重要だ。
学会ではネクタイをしている人は依然として多いが、院内とはまた別だ。
役者では無いので所作までとはいかないが、それでもそういう場には居住まいを正して臨むという姿勢が大事だ。
一人でもそんな姿に”いいね!”と思ってくれる若い医者がいたら、ネクタイ一本締めた甲斐があるというものだ。
年相応、立場相応のあり方というものは必要であり、それを演じることも必要で、権威主義的とかそういう類いのものとは異なる。

まあ、こんな話はこれぐらいにして、今日の最後の内容チェックに取り掛かろう。
緊張せずに

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ダイエット! 三日あれば簡単に1キロ増えるが、減らすには一週間かかる

2023年01月10日 | スポーツ・健康・ダイエット
朝のNHKのニュースでは気象予報士の女性が舞い上がる落ち葉を伴った寒風に吹かれながら、寒くなることを報じていた。
あれは、東京渋谷からだが、今朝の鎌倉も結構な風が吹いていた。
三学期も本格的に始まった様で、ホームには学生があふれ、通勤電車にも休み前の様な混雑が帰ってきた。
成人の日も終わって、さあ本格的に仕事も再開だと思って日付を見たらもう10日で、1月も三分の一が終わっていた。
過ぎた時間を取り戻せることはできないし、それなりに楽しい年末年始だったので、不満はない。

昨日はあれだけ歩いたので、体重も減っただろうと思っていたらあにはからんや、むしろ増えていた。
これでガックリしたのもあってか、休み前にしまっておいた弁当箱を取り出そうとしたら落としてストッパーが壊れてしまった。
仕方なく昔使っていたわっぱ弁当箱を引っ張り出し、今日はこれに弁当を詰めてもらった。

妻も体重が減らなかったことで落ち込んでいたが、やはりこれは正月太りというものだろう。
体重の増える原因としては、まずは冬期の基礎代謝の低下、仕事家事通勤といった最低限体を動かすことがなくなってしまい、お節料理と飲酒、あとクリスマス以来やりとりしたお菓子もバカにならない。
こんな生活をしていて太らないわけがない。

これではいけないと、食べる量を減らしたり、少々動いたところで、体重はおいそれと減ってくれるわけがない。
体重を1キロ増やすのには三日もあったら十分だが、この逆、1キロ減らすには最低でも一週間はかかるだろう。

それでもこのまま放っておくわけにはいかないし、少なくともこのまま体が太る体質に向かってしまうのを止めなくてはならない。
では、どうするか。

昨日など、歩いて疲れたからと赤ワインをだいぶ飲んでしまったが、あれはあれで飲み過ぎたら肝臓に脂肪が貯まるので、ポリフェノールの効果も薄れてしまうそうなので、お酒を控える。
1日2リットルの水分摂取。
お歳暮がわりにいただいたお菓子がまだだいぶ残っているが、せんべいも含め1日1個まで。
ぬるめのお風呂に長めに入る。
眠る前に軽く体をストレッチ。

とりあえず、これだけをやってみようと思う。
朝昼の食事はこれまで通り

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鎌倉くるっぽで久しぶりによく歩いたら10キロ

2023年01月09日 | 鎌倉暮らし
成人の日。
散歩ついでに、神奈川県SDG’sつながりポイントKURUPPOなるものがあるので、建長寺まで行こうと妻に誘われ、今日も大混雑の鶴岡八幡宮を抜けて北鎌倉に向かった。
建長寺の境内にもこのポイントがいくつかあり、お参りしながらポイントを集めた。
建長寺にお参りする人は少なく、のんびりと歩いて、最後は250段あるという石段をのぼり、一番上の半僧坊まで行った。
西は藤沢・平塚越しに富士山、南には鎌倉湾と逗子マリーナがよく見えた。
ここはいつきても絶景だ。
ここから右のほうに降りたら我が家だが、陽気も良かったので、大船まで歩いて降りることにした。
旧鎌倉市街と違って、北鎌倉から大船はのどかで、観光客もおらず、のんびり歩いた。
大船まで歩いたら、鎌倉芸術館で成人式をやっていた。
昔は、晴れ着を着ている女性が美しく見えたが、いまや子供にしか見えず、私も歳をとったものだと感じる。
これ以上歩けないと妻が言うので、困ったどうしようと思ったが、鎌倉までは横須賀線で帰ったら、相変わらず人だらけだった。
お腹が空いていたので、駅の近くの篝というラーメン店で昼食をとってから帰った。
足がジンジンする

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正月気分も今日でおしまいに

2023年01月08日 | 家族のこと
還暦の今年は厄年でもある。
これまで2度の厄年、いずれもロクなことがなかった。
25歳の時も42歳の時も、私の人生を少なからず変える出来事があった。
あの時のことがあったから今があるという言い方はもちろんあるが、あのことがなかったらもっと良かったのではないかと思わざるをえない。
厄年など気にしない人は気にしないのだろうが、そんなわけで私は気になる。
三度目の正直で、この厄年は無事切り抜けたいと、お祓いをしていただくことにした。

鶴岡八幡宮は混みかたが尋常でなく、父が生前氏子を務めていた都内の神社に行った。
私の厄除けのお祓いとともに、母と妹の家族もふくめてお祓いをしてもらい、そのあと近くのホテルでお昼を一緒に食べて新年会とした。
これで今年の正月の行事もおしまい。
正月気分も今日でおしまいにしよう。

明日は成人の日で休み。
新成人がまわりにいないので、あまり関係なくおまけのような休みだが、ありがたく休ませてもらうつもり。
明日もいい天気かな

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無病息災を願って七草粥

2023年01月07日 | 日々思うこと、考えること
雨、もしくは雪になるかもしれないという天気予報はものの見事に外れ、1日ち中いい天気で、朝焼けも、そして夕焼けも見事だった。
毎年1月7日の朝は妻が家族の無病息災を願って七草粥を作ってくれる。
今年も無事食べることができたが、考えてみたら私が元気であるというのと同時に、妻も元気であるということだと気がついた。
相変わらず自分本位の人間だったと思いながらも、今更ながらに、妻に感謝した。
仕事帰りに江ノ島の横を通ったら綺麗な夕焼けだった。
1日仕事をするとへとへとだが、こんな景色をみるとちょっと元気が戻る。
さっさと家に帰りたかったが海沿いの道は大渋滞で稲村ヶ崎まで裏道で行った。

134号に出たら日が沈むところだった。
この右横に富士山がうっすらと見え、たくさんの人が海岸から夕焼けを見いていた。

今年一年も無事仕事ができますように。
いろいろ書こうと思っていたけど

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岸田首相の少子化対策はウサギにあやかれるか

2023年01月06日 | 日本のこと、世界のこと
今年還暦を迎えた私は卯年生まれ。
私たちはポスト団塊と団塊ジュニアに挟まれた何となくたよりない世代で、実際一回り上の卯年の人たちに比べるとどうも気の優しい人が多いように思う。
卯年のうち昭和38年生まれで生き残っているのは157万人で、一回り下の昭和50年生まれの186万人、一回り上の昭和26年生まれの171万人に次いで3位。
あと一回りもしたら、上の世代が少し亡くなってやっとに並べるかわからないが、私たちも亡くなるので、下の世代にはずいぶん追い越されていきそうだ。
とはいえ、昨年の出生数は80万人を切りそうだとのことで、もし小学校のクラスの半分がいなかったらと想像すると少子化の深刻さを実感する。

外交、経済、何をやってもいま一つの岸田首相が、今度は異次元の少子化対策なるものを打ち出した。
ついこの間、防衛予算のための増税をぶち上げて、その決着がどうなったかもわからないうちに、今度は”異次元の”少子化対策。
軽々しく異次元などという言葉を使っているが、それで大丈夫なのか、ただ単に耳障りのいい目玉政策を探しているだけなんじゃないかと心配になる。
いずれにせよ、少子化対策が喫緊の重要課題であることは間違いなく、そのための社会構造の早急な改革を行わなくてはいけないのだが、どうもそれが期待できそうにない。

昨年末に子供ができた息子のところをみても、息子が大手を振って育休を取れるような状況ではなさそうだ。
その姿をみると、育休を義務化して、それを守らない雇用主には罰則を与えるぐらいでなくては駄目だろうと思う。
それに正規雇用の人は多少は何とかなるかもしれないが、では彼のような非正規雇用の人が育休を取ることができるかどうか、まったく不透明だ。
さらに、労働者人口の多くは中小企業に集まっていることを考えると、大企業をモデルとした子育て対策ではどうしようもない。

社会は若い人を酷使し続けている。
団塊世代のころとは数が違うのに、”労働力人口”という言葉だけが残って、今、労働力世代は団塊世代を支えている。
世代間の支え合いは間違っていないが、団塊世代が上の世代を支えていた頃とは人口構成が異なり、若い人たちは税金のために働くので精一杯で、わざわざ結婚して、子供を持とうという勇気はなかなか出てこない。

考え方、生き方が多様化し、それぞれの自由が確保されている現代日本では、もはや結婚し、子供を持つのが当たり前ではないが、この、結婚して子供を持ちたいと願うカップルがいたら、その人たちを全面的にバックアップするのは社会全体の責務ではないか。
責務と決めつけるなと言っても、このままでは日本の国力は著しく落ちてしまうので少子化対策は受け入れざるを得ない。

うさぎは多産で知られる動物だ。
そのうさぎに因む卯年に打ち出す少子化対策が功を奏し、この国の人口減少に歯止めがかかることを願う。
消費税増税とは、はて?

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ワクチンは感染すれども重症化せず

2023年01月05日 | 自然災害・事故・感染症
私のご近所付き合いというと、8割がたが朝のゴミ出しの時間で、今朝も集積所で顔見知りの方に新年の挨拶ができた。
今のところに雪の下から越してきたのが、13年前の暮れ
あの頃はけっこう元気だったみなさんも、ふと気がつくとみなさん年をとったものだ。
誰にとっても時間は等しく流れる。
できたら、健康でいられたらいいが、老化だけでなく、コロナ禍などもあり、それはなかなか難しい。

昨日挨拶した中に、正月休みは新型コロナで大変でしたという人がいた。
お子さんからうつされた様で、ちょっと喉が乾燥したかなと思っていたらコロナでした、とのことだった。
幸い後遺症はないそうで、やっぱり、ワクチンのおかげですね、という様なことになった。
ご近所にも、一家で罹ったというところがあったが、ワクチンを打っていたせいか、軽症で済んだとのことだった。
このような話を聞くにつけ、ワクチンが重症化を防いでいるというのを実感する。
残念なのは、感染を防ぐというのと重症化を防ぐというのを勘違いしている人が依然として多いことだ。
                            
打ってもかかるんじゃしょうがないというがそれは無理な話だ。
そこらへんにウヨウヨいるウイルスを防ぐのはマスク、手洗いだが、そんなもの同居する家族が持ち込んだら(濃厚接触)あっさり突破ーすなわち感染ーする。
でも。ワクチンの効果で、速やかに抗体が産生されたらウイルスの侵入は水際で済むから、罹ったか罹らなかったかわからない程度だろうし、仮に一部の細胞に感染したとしても、それ以上は広がることはない。
これが、重症化を防ぐということであって、ワクチンの何よりの効用だ。

今朝のニュースで、一時、深刻な状況が伝えられていたインドはコロナの封じ込めに成功したという話があった。
集団免疫を獲得したということなのかもしれず、日本も早くそうなってほしいが、やはりそれには一人でも多くの人がワクチン接種を受けることだろう。
全員が接種を拒否して、かかるのを順番に待っていては、効率が悪いし、命の危険もある。
デジタル庁の出している新型コロナワクチンの接種状況によれば、1、2回接種が77%、3回が67%、4回が43%、5回は18%程度と、惨憺たるものだ。
周囲の状況を見ると、3回では重症化は免れないし、4回でもどうかというところ。
5回というのは根拠があってのことであり、とくにオミクロン株に置き換わっている状況ではそれまでのものとは効果も違う。

ワクチンを打っても、コロナには感染する、でも、ワクチンが自分の免疫力を助けてくれるから重症化はしない。
副反応が辛いという人もいるが、重症化したり後遺症に苦しんだりすることを考えると、副反応に耐えることのほうが得策だろう。
アレルギーなどがありワクチンを打てない方以外で、オミクロン株対応ワクチンが未接種の方は、いまからでも遅くはないので、接種を検討すべきだ。
ワクチン代<<<重症化による医療費(=税金)

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世界は人間が考えているよりずっと広いのにそれがわからない

2023年01月04日 | 生き方について考える
今朝は2度、ずいぶん冷え込んだ。
ゴミの初日は、剪定材の回収。
剪定材といっても、すべて落ち葉で、庭木の落ち葉以外にも裏山の木の落ち葉も多く、パンパンになった大きなビニール袋2つを集積所まで出しにいった。
外に出ただけで心臓に負担がかかりそうだった。

昨日は、駅伝を見ながら昼過ぎにはブログのエントリーというか、今年の抱負を書き上げ、年賀状も書いて投函した。
娘のフィアンセ君が帰国して、正月疲れとおもてなし疲れがあわせてどっと出たようで妻はほぼ動けず、私もこれといった用もないので、ハンギングやプランターに水やりをしたあとは、今日から仕事に着て行くシャツのアイロンがけをした。
家事のうち、黙々とやるアイロンがけは好きな部類に含まれ、苦にならない。
ちょうどいいことに、WOWOWで博多・天神落語まつりをやっていたので、2時間余りがあっという間に過ぎた。

落語で語られるのは、ほぼすべて人間の営みの描写だ。
賢者と愚者、金持ちと貧者、そしてその他多くの普通の人間。
そんな人たちが時に立場を入れ替え、さまざまな人間模様を繰り広げる。
テレビドラマだとしょっちゅう画面に目をやらなくてはいけないが、落語だったら噺家がそばを食べるところと下げ以外は、無理をしてみていなくてもたいていのところは楽しめる。

そんなわけで落語はアイロンがけにはちょうどいいのだが、ではなんで噺家を見ていなくてもたいがいのことがわかるのだろう。
それは、落語の表している世界が人間同士のやりとりであり、畢竟、人間が考えつくことには限度があるからだ。

善悪愛憎貧富美醜、すべては人間が勝手に決めたことで、人間以外の生物、鳥や獣、魚に木々にそんな価値観など理解できないし、その必要もない。
愛憎は殺し合いに、貧富は分断へ、そして美醜は差別へと、どれも初めはほんの些細な違いに過ぎないのに気がつけば元の場所に戻ることのできないところに来てしまっている。
ほかの生物からしたらはた迷惑な話だ。

人間の価値観に普遍性を持たせることは難しいことかもしれないが、少なくとも世の中におきているあれこれはすべて人間の営みが原因であるということ、そのことを私たちひとりひとりが自覚したら、どれもしょせん大したことではなく、ずっと単純化できることなんじゃないだろうか。
しょせんは仏様の掌の上

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今年は日々丁寧に過ごし密度の濃い一年に

2023年01月03日 | わたしのこと
三が日はいずれも晴天。
穏やかなスタートを迎えることができたが、さて、どんな一年になるだろう。

一年・・・ぼんやり過ごしたらあっという間だが、一つ一つのことに丁寧に対処していったら、密度の濃い長い一年にできる。

今年の抱負。
まずは唯一の著書の改訂第2版を出すこと。
去年の暮れから少しずつ根回しを始めたが、色々な人に助けてもらうことになりそう。

次は、当然のことながら診断技術をより向上させること。
独りよがりの診断をしないよう、謙虚に日々の業務に励んでいきたい。

職場の長としては、職員全員が明るく楽しく仕事に取り組むことのできるよう、環境を整えたい。

私の個人的な問題としては、相変わらず気が短いのをなんとかしたい。
マナーの悪い人を見るとつい睨んだり、舌打ちをしてしまう。
車の運転もあれこれ気をつけよう。
アンガーマネジメントは私の人生の課題だが、今年も取り組んでいかなくてはならない。

人間一人では生きていけないということに思いをいたし、日々感謝を忘れず、丁寧に過ごしたい。
密度の濃い、良い一年にしたい。
すっかりリフレッシュできた

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平凡といえば平凡な年末年始のありがたさ

2023年01月02日 | 日々思うこと、考えること
正月二日も穏やかな日。
休暇に入ってからは、大掃除、お節料理を作り、紅白歌合戦、ゆく年くる年を見て年を越した。
元旦は初詣。
初夢はいまひとつだったが、今日は駅伝観戦と年賀状書き。

平凡な1日だけどこんな1日を過ごすことができることを感謝して過ごしたい。

寝落ち寸前につき

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