こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

お疲れ休みの日だったが、いろんなことが急にあった

2023年04月15日 | 日々思うこと、考えること
朝から大雨。
下関での病理学会は2日間で切り上げ、今日は朝からゆっくりすごした。

岸田首相がテロにあったものの、ことなきを得てよかった。
一つ間違えたら大変なことになっていたわけで、日本の警察は果たして大丈夫なのか、G7を無事開催することはできるのかと、心配になった。

欧米から供与された最新鋭戦車が実戦配備されたら、もう太刀打ちできないのだろう。
プーチン大統領はもう、電子召集令状とかいう徴兵制のような体制をとろうとしているようだが、いくらロシアといえども、命を使い捨てにする時代ではない。
そんなこと通用するのだろうか。

学会に行って、いろいろ考えるところがあったのだが、今日はこのいくつかのニュースがあり、なんだかそちらの方は書く気がなくなった。

対話式AI、Chat GPTの話題もたくさん出ているが、ブログ書きにも使う人が出てきそうだ。
私のブログはそういったものに頼ることにならないように気をつけたい。
人工知能はどこまで

ブログランキング・にほんブログ村へ

応援よろしくお願いします

 PVアクセスランキング にほんブログ村




第112回日本病理学会総会@下関・・・2日目

2023年04月14日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
昨日は朝8時半のポスター貼り出しに始まって、夜の研究会主催の講演会が終わりが9時20分、ずっと学会場の中をうろうろしていた。
全部終わってから、教室の先輩と後輩と私の3人で夜の下関に繰り出し、まだやっていた焼肉屋で遅い夕食を食べた。

二人とも専門医試験をトップで合格したというものすごく優秀な病理医で、何かあると押しかけ同然であれこれ相談している。
そういうことがそうそうあるわけではないのだが、緊急時に相談できる人がいるというのは何よりだ。
昨日は診断に困っている標本を持参して一緒に見てもらった。
学会場内に、個人的コンサルテーション用の顕微鏡ルームがあるというのは、いかにも病理学会らしい。

お腹がいっぱいになったところで、下戸の後輩とは別れ、先輩と小洒落たバーを見つけてもう少し飲んだ。
外であまり気にせずに飲めるようになったというのは本当にいいことだ。
ただ、コロナが完全に消えたわけではないので、気を付けておかなくてはいけないのだが、ずいぶん前のことのように思えるようになってきた。

そして2日目。
けっこう飲んだ割には頭はスッキリしていて、朝から聴きたかった演題にも間に合ったし、最後まで居眠りもしなかった。

今日も顔見知りの先生方とすれ違った。
お互いそれぞれ用があるので、なかなかゆっくり話すことはできないが、それでも元気そうだと確認できるだけでもいいのだ。
まあ、ずいぶん偉くなったという話を聞くと、自分が取り残されてしまったという一抹の寂しさは感じるがそれはひとそれぞれ。

休憩時間に学会会場の横の海峡夢タワーというのにのぼった。
学会参加者は半額にサービスしてくれていた。
少々雲が出ている上に黄砂も飛んでいて、視界はあまり良くなかった。
下関というところは、思っていた以上に入り組んでいて、展望台の窓についている案内表示をみないと、どちらが東でどちらが西かよくわからなかった。

下関の向かいの門司はかつては軍港で、祖父の転勤で父もしばらく住んでいた街だ。
かつては、ここをさぞたくさんの軍艦が行き交っていたのだろうか。
祖父は陸軍で兵站を担っていた部隊にいたと聞いたことがある。
だから、門司や広島といった軍港が勤務地だったのだろう。
父は絵を描くのが好きで、海の近くに住んでいたから船の絵がとくにうまかった。
ある時、戦艦の絵を描いたのを祖父に見られ、”ひと(他人)にはみせんように”と釘を刺されたことがあったそうだ。
そんな絵でも軍事機密となり得たのだろう。
そして、終戦近くになって、船の数がどんどん減っていったのはとても寂しかったと言っていた。
関門海峡を見下ろし、そんなことを思い出した。

事故にあったと見られる陸上自衛隊のヘリコプターは、捜索一週間でやっと手がかりがつかめてきたようだ。
1日も早く、ご家族の元に帰っていただきたい。
上は巌流島、下は関門橋

ブログランキング・にほんブログ村へ

今日帰ります

 PVアクセスランキング にほんブログ村





第112回日本病理学会総会@下関・・・1日目

2023年04月13日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
とんでもない量の黄砂が飛んでくるので備えておけという予報だったが、今日の下関は晴天。
昨日、新幹線で移動中は岡山広島あたりがかすんで見えたが、大山鳴動という感じか。

朝一番には北朝鮮がミサイルを発射したから建物の中に入れなどという物騒な警報がスマホに入ってびっくりしたが、ことなきを得たようで一安心。

今日は、朝から自分の発表ポスターを貼って、そのあと小さなセッションの座長をやって、教室の先輩の演説発表を拝聴し、そのポスターの発表をし、総務幹事をやっている研究会主催の講演会に出てやっと終わる。

会場内をうろうろしていると、色々な人と話せるし情報交換もできて、そこそこ充実した1日だった。
あすはタワーに登りたい

ブログランキング・にほんブログ村へ

応援よろしくお願いします

 PVアクセスランキング にほんブログ村


日本維新の会のローマは一日にしてならずという正攻法

2023年04月12日 | 日本のこと、世界のこと
すごい風で、開ききったチューリップの花びらがずいぶんと飛ばされていたので、週末は手入れしてやらなくてはいけないだろう。
このあと、前線の通過とともに雨が降り、その後は黄砂が飛んでくるとか。
昨日だかの北京の映像を見たら、とんでもない状態で、明日からの学会は下関での開催なので、黄砂に向かっていく感じとなり、先が思いやられる。

昨年7月の参議院議員選挙で敗北し、引退を表明した日本維新の会の松井元代表は、選挙戦での敗戦の弁を語る中で、自民党の地方組織の強さに敗れたとしみじみと言っていた。
今回の統一地方選挙でも自民党の誰かはその地方組織の強さを誇っていたので、これは自他ともに認める事だろう。
しかしながら、(いろいろあったにせよ)日本維新の会が今回の統一地方選挙で、奈良県に知事を誕生させた事をはじめ、大躍進したというのは刮目すべき事態だ。
政党支持率も、第二位の立民に肉薄し、この調子で行ったら抜き去るのも時間の問題ではないかと思われる。

松井元代表はその時に、地方組織を地道に整えていくと言っていたが、維新の会は、奈良、次は近畿一円をと考えているに違いない。
ローマは一日にしてならずとはまさにこの事で、正攻法に転じ、じっくりと政権を狙うことにしたように見える。
もちろん、もうずっと前からそうしていたのだろうが、維新の会というのが浮き足立つことなくこの国をよくしようとしているのが見える。
責任の取り方も潔く命がけで、裏表がなく清々しい。
私の支持政党は維新ではないが、そういう姿に好感を持つ人は増えているのではないだろうか。

こういうまともな政党が躍進してくれたら、この国の未来も少しは別の姿を見せてくれるかもしれない。
とりあえずは国政選挙を含む、統一地方選挙後半戦の結果が興味深い。

他の野党についてはいろいろ論評する人がいるだろうし、こんなところで私が注文をつけたところでなんの役にもたたんだいだろうからここでは割愛する。
政治を変えてほしい

ブログランキング・にほんブログ村へ

応援よろしくお願いします

 PVアクセスランキング にほんブログ村


何も分かってなかったのだと分かってきた

2023年04月11日 | 生き方について考える
今日は花粉がずいぶん飛んでいるみたいで、鼻水に加え頭痛もする。
薬で抑えていてもこれほどなのだから放っておいたらどうなってしまうだろう。

駅のホームは今朝も学生であふれていた。
ドア口前に行儀よく列を作って並ぶとあっという間に端まで来てしまう。
列の間のスペースはエアポケットのように空いているが、そこで電車を待とうとする人はほとんどいない。
そんな時、最後の方に乗り込むことになってもしかたないと、そこで待つ私は規律を守ることのできない人間なのか、ただの天邪鬼なのか、閉所恐怖症なだけか。
それはさておき、たびたび称賛される日本人の律儀さというのは、どの程度までが常識的な範囲なのだろう。
現時点でマスクを着用せざるを得ない私としては、何がどこまでいいことなのか、どこからがだめなことなのかの加減がわからない。
こんな歳になれば、いろいろわかるようになると思っていたが、実は何もわかっておらず、40代よりよほどオタオタしている。

学会がもう明後日から始まるというのに、ギアが上がらない。
自分の発表はこれといった結果が出ないままで、ピリッとしたものにはならないままとなった。
座長の仕事は昨日になってやっと抄録を手に入れたところで、これから準備。
他にも積み残しはたくさんあって、今年中、今年度中、いや死ぬまでに全部終わらせることはできるか心配になる。

どうして人生はこんなにも短く、世の中はこんなにも難しいことばかりなのだろう。
歳を取れば桃源郷とまではいかないまでも、子や孫に囲まれた、笑顔あふれる悠々自適の生活が待っていると思っていた。
それなのに、老後の生活には不安が多く、世の中では還暦を過ぎたら終活をすこしずつ始めた方がいいとも言われている。

死んだ父は、亡くなる1年ぐらい前から、長生きが今や最大のリスクだと言っていたが、社会的にある程度成功した人であっても老後は辛かったのだろうか。
それともそれは私たちがもっと大事にしてあげなくてはいけなかったのだろうか。
生きることは難しいという意味がだんだんとわかってきたような気がする。
気づくのが遅過ぎたのかもしれないが、せめて頭のはっきりしているうちに考え始めることができたことをよしとすべきなのかもしれない。
何もわかっていなかった

ブログランキング・にほんブログ村へ

応援よろしくお願いします


誰もが少子化対策を口にする

2023年04月10日 | 日本のこと、世界のこと
スッキリした清々しい朝。
雲ひとつない分、放射冷却でちょっと肌寒いほどだが、昼間の気温は上がるらしい。
今日から、小中学校の新学期が始まったようで、駅のホームは多くの若者で溢れていた。
なかには、真新しい制服に身を包んだ新入生らしき子もいて初々しい。
もちろん、新入社員たちのスーツもまだピカピカだ。
娘も転勤で、今日が初任地での最後の勤務日となりお礼の品をいくつも入れた紙袋を抱えて出ていった。
おととい、昨日と美しい月夜が続いた。
おとといなど、かぐや姫のお迎えが乗っていそうな雲が月に照らし出されていて、しみじみとしてしまった。
昨晩、統一地方選挙で、いくつかの道府県知事、政令指定都市の市長が選ばれた。
それにしても、官僚出身者が多い。
こういう自治体は中央の出先機関だなと感じる。
地方分権、中央集権、どちらがいいのかわからないが、国も地方も誰もが口にする少子化対策だけは一体となって連携した施策を行なってくれる事を望む。
子育てというものが苦痛に感じるようになったのはいつからだろう。
自分より若い世代がたくさんいて、景気が良かったころは、年金問題などなく、消費税などもなく、老後というものを安心して迎えることができた。
だが、今や、年金受給には不安があり、重税感は増している。
こんな時代がやってくるということは、もう30年以上前からわかっていたのに、無策のまま現在に至ってしまった。
子供を急に増やすということは社会構造上無理だが、将来への投資を今やらなくては、この国の衰退を憂いながら死んでいくことになる。

若い人たちを使い捨てのように扱ってきたツケが今回ってきているところといえるだろうが、ウクライナと違ってこの国には曲がりなりにも平和があるということはせめてもの救いか。
痛みを分ちあう

ブログランキング・にほんブログ村へ

応援よろしくお願いします

 PVアクセスランキング にほんブログ村


久しぶりのガーデニングは電池切れ

2023年04月09日 | ガーデニング・菜園・花・緑
朝からいい天気。
まずは神奈川県知事選挙に鶴岡八幡宮にある投票所まで出かけた。
境内をちょと歩いたら、外国人観光客がずいぶん来ていた。
夕方のテレビ番組でも流れていたが、日本への観光客が大変増えているそうだ。
コロナで沈んだ観光地の景気が少しでも回復してくれるといいが、人手不足が心配。

今日は完全に休み。
天気も良く、久しぶりに土をさわることができた。
昨日、いくつか買った苗と冬越しさせた子達などあれこれ整理した。
”ニュワンスカラー”とでもいう感じの寄せ植えを、庭にあったシルバーリーフと合わせた。
お昼は、まっくろくろすけのおむすび。
妻が、譲渡犬会に行ったところで買ってきた。
連れて帰りたい子がいたと言っていたが、さすがに衝動では連れてこなかった。
あれこれやっていたら疲れてしまい、残りは妻にやってもらった。

神奈川県知事は現職の圧勝。
まあ、予想通りだな。
批判票は死に票に

ブログランキング・にほんブログ村へ

応援よろしくお願いします

 PVアクセスランキング にほんブログ村



神奈川県知事とアメリカ合衆国前大統領の不倫騒動から考える人間の品性の問題

2023年04月08日 | 愛と女性とジェンダーと
台風のような大嵐が明けて、今朝はスッキリした青空。
でも、午後は気温が下がり、雨もよく降った。
明日はよく晴れるとかで嬉しい。

現職の神奈川県知事が、過去の不倫について文春砲を打ち込まれ謝罪に追い込まれた(「戦慄する」「気持ち悪い」“11年不倫”神奈川県・黒岩知事の超卑猥メールにネット震撼 女性自身)。
知事選挙に出馬しているところでこんなこと普通ならシャレにならないし、選挙妨害だと言いたいところだろうが、有力な対抗馬がいないので、選挙への影響は、せいぜい投票率が落ちる程度で、圧勝しそうで金持ち喧嘩せずというところか。
この人、よくFM横浜で喋っていたのを思い出す。
実はとてもまともとは思えない卑猥というか変態的な事を考えたり、言語化していて、そんな人を知事に選び、そんな人がもっともらしく言うことを日々聞かされていたのかと思うと残念だし、この先の県政をまた4年間委ねることになるかと思うと絶望的だ。

一方、海の向こうでは、前大統領がポルノ女優との不倫関係の口止め料を誤魔化したか何かで訴えられている。
人の口に戸は立てられぬではないが、誰しも秘密なんていつまでも隠していられやしない。
金でなんとかなると思ったら大間違いだ。
それにしても、マスコミも、女優とだけ言ったらいいのに、ポルノ女優ポルノ女優と、やたら”ポルノ”を強調しているが、もはや女優という言い方すらしなくなって女性であっても俳優という時代に、この時ばかりは”ポルノ女優”とは。
さらには、”性的関係”とか”婚外子”とか、なんというか前大統領の下半身の大暴れぶりがあの印象深い顔をとともに浮かんでしまい、これまた気持ちが悪い。
あちらはあちらで大統領選への選挙妨害だと論点をすり替え、逆風というか起訴されたことを追い風にしようとしているようで、支持者もこのことが論点にはならないとしているが、ではいったい何が論点になるのかよくわからない。

人間の品性というのはいったいなんなのだろう。
男性にしても女性にしても、そもそも不倫はいけないことなのかとさえ思わされる出来事が続き、なんだかよくわからなくなる。
前大統領は就任した時、女性閣僚にスカートを穿くように強要して、これまた女性陣がこぞってスカートを穿いていた。
あれこれ考えれば考えるほど、よくわからなくなると同時に、私もそんな状況にあったらそんなことをしてしまうのだろうか、人のことは言えないかもしれないと、不安になる。
性的欲求というのは人間の品性という箍(たが)を木っ端微塵にしてしまうものなのだろうか。
もっとギラギラしなきゃダメか

ブログランキング・にほんブログ村へ

応援よろしくお願いします

 PVアクセスランキング にほんブログ村



日本の凋落は日本だけの問題ではないけれど

2023年04月07日 | 日本のこと、世界のこと
昨日からの強い風はいっこうに収まらない。
午後からは雨も降り出すとのことで、週末は踏んだり蹴ったりとなりそう。
仕事のない明後日は晴れてくれるのを期待する。

このところ、新聞の紙面がつまらない。
ネットニュースに上がっている話題をみると、今度値上げする朝日新聞だけがつまらないというわけではなさそうで、日本という国が語るべき何か、すなわち発信すべきことを失いつつあるためのようだ。
ずいぶんしょぼいことになってきたものだ。

政治の劣化はもはや止めようのない惨状だし、経済力、技術力も圧倒的に成長し、日本を抜き去った中国にもはや追いつくことはできそうもない。
こと、中国に関して言えば、あの時こうしておけば、ということは山ほどあるが、今さらそんなことをいったところで、死んだ子供の年を数えるようなものだ。

役人についてもずいぶんひどく、こんどは”名代”だと。
いったいいつの時代の人間だと思ってしまうが、私よりほんの少し年上なだけだということで、まだまだ現役といえる世代だ。
こんな人たちがトップにいたような組織では、さてその”こんな人たちを見て育つ”人はいったいどんなことを考え、どんなふうに育っていくだろう。

なぜ、自分の部下や、後輩に対して立派にいようと努力しない大人が多いのだろう。
やせ我慢とまではいかなくとも、なにもこんな脅しのようなことをするのはどう考えても”立派な”大人のすることではない。
こんな大人をみていたら、どんな若者が育つかなど火を見るよりも明らかだ。

日本という国がだんだん崩れている姿をこうして目の当たりにしているが、このさき、日本がどれほど落ちぶれようが、私はこの国から逃れることはできない、どこかに逃れると言っても南の楽園の島などどこにもないのだ。

しかしながら、語るべき言葉を失った日本という国に忸怩たる思いを持つのは、もはや世界が形の変えようのない大きな鉄の塊のようなものとなっていて、日本一国が何かをわめいたところで何もできなくなっているのかもしれない。
欧米の動きに右往左往しているといっても、その欧米にしたところで何かを一気に解決できるわけではないし、それは中国にしても一緒だ。
日本の劣化は指導者層を含めた私たち大人世代に負うところは大きいものの、世界の指導者層にしてもロクなものではないと言わざるを得ない。
自らの立ち位置をしっかり確保しておかないと、何が何だかわからなくなってしまうかもしれない。

自分の頭で考えないと

ブログランキング・にほんブログ村へ

応援よろしくお願いします

 PVアクセスランキング にほんブログ村

マスクとメガネと花粉症

2023年04月06日 | スポーツ・健康・ダイエット
霧雨がサッと降ったが、じきあがった。
天気予報では曇りがちの1日になるが、明日からは雨模様らしい。
そろそろ大量の花粉が再び飛び始めるそうなので、それを抑えてくれるとなれば多少の雨はむしろ喜ぶべきか。

もともと、私の花粉症は4月過ぎに症状が強かったから、ちゃんと調べてはいないものの、ヒノキ花粉症だと思っている。
花粉情報でも、関東以西はヒノキが飛ぶとのことで、警戒が必要だ。
花粉症関係のエントリーをさかのぼって読むと、初発は2008年の春だったようで、かれこれ15年間毎春、花粉症にまつわる鼻水、眼痛、頭痛等々に悩まされているということになる。

そして、今年も私にとっての本格的な花粉症のシーズンがやってきた。
PCの画面を見ていると、目はしょぼしょぼするし、突然鼻水が垂れそうになる。
最近は眠くならない薬が出てずいぶん助かっているが、それでも症状を完全に防ぐことはできない。
そこで花粉症対策が必要となる。

まずはマスク。
とにかく苦手ということを新型コロナウイルス感染症対策のためのマスク着用が”自己判断”になって以来よけいに実感している。
マスク外す派を自認しているものの、この時期マスクを着けていないと鼻粘膜が持続的に刺激されているようで、着けた途端に楽になる。
したがって、マスク無しで本当に苦しくなるちょっと手前で着けるようになった。

むき出しの目を防ぐにはメガネも有用だが、うっとうしい。
遠近両用を使っているが、使い方が下手なのか、つけ外しが多い。
それでもこの季節、やっぱりメガネをつけると楽だ。
まるで花粉があたりに充満し、少しの気流で目の粘膜が刺激されているんじゃないかと思う。
ゴーグルとまではいかないものの、花粉症予防のためにメガネはつけざるを得ないような状況だということは、メガネの表面についている細かなホコリをみれば一目瞭然。

マスクメガネに加えて帽子を被り、ツルツルのウィンドブレーカーを着て花粉の付着を極力防ぐこともしなくてはならないのだろうが、まだそこまではやっていない。

なんだ、これじゃあコロナ対策と同じじゃないかと思う。
ウイルスにしても花粉にしても外来物質を物理的に防ぐには、”体の外にむきだしになっている部分”をふさぐしかないということ。

L.A.にしばらくいた時、のどがやられてずいぶんつらかったことがある。
ひどいのど風邪をひいたものだと思っていたが、日本に帰ってきたらぴたりと止んだ。
どうやらスモッグにやられていたのだと思う。
その後、もう一度L.A.に行ったらやっぱりのどがやられたので間違いないだろう。
その頃は四六時中マスクをつけるなんていう考えを思い浮かばなかったが、もしまた行くようなことがあればつけたほうがいいだろう
気温上昇

ブログランキング・にほんブログ村へ

今日はナイトの誕生日

 PVアクセスランキング にほんブログ村

それなりに山あり谷ありの私のこれまで

2023年04月05日 | わたしのこと
私が医者になった頃は初期研修制度がなく、医大を卒業後、私は某大学の病理学教室に直ちに入局し、病理診断学を学びつつ、研究もした。
日本育英会の奨学金をもらって大学院に入っていたのだが、大学院の年限(4年)が終わると同時に、外の専門病院の病理医として出された。
まだ、病理専門医の資格も学位も取っていない状態で放り出された。
送りだされたのが専門病院だったから専門医試験に出るような一般的な疾患を経験することできず、感覚を維持するのには苦労した。
学位の方も研究結果は一応そろっていたものの、論文書きを相談できる先輩とは離れてしまい、ずいぶんヒヤヒヤした。
まあ、周りの人のおかげでどちらも無事取ることができた。
結局、この時以来この専門をいまだにしているが、一時期一般的な病理医に戻ったことがある。
その、戻る時にすがったのが当時当代一の外科病理医という先生だった。
当代一なのだが、大学教授は性に合わないと、やめてすでに在野にあって、ひとり病理医(院内でたった一人の代わりがいない病理医)をしていた。

専門病院で閑職に回され、これ以上ここにいても埒が開かない、一般病理医として再出発しようと決心し、その先生のところに押しかけたのだった。
新人時代にお世話になったこともあり、嫌われてもいなかったからだろう雇ってもらえることになった。
丁稚奉公とは言わないが、ヒラでもいいと思っていたが、医長で雇ってくれた。

そんな調子で一般病理医として再生してもらったわけだが、何せ20年近く一般病理からは遠ざかっていたので、最初のうちはあれこれ思い出すのに苦労した。
先生からは、

 「君も、昔取った杵柄でがんばれよ」

と励まされつつ日々勤めたが、厳しい指導でわれながら情けなくなることも少なくなかった。
ある時など、こんなことを言われたことがあった。

 「どうも君の書く診断の下書きを読んでいると、こっちの調子までおかしくなるんだよ」

何のことかあまりよくわからないでいたが、その意味が最近わかるようになった。
無能な人、というかダメな人間というのは思い込みだけで問題を突破しようとする。
私もそんな人間だったかと、懐かしさと、恥ずかしさと共に当時を時々思い出す。
そんな先生だったが、つい先日も花屋の前で偶然あったりなど、ご縁は続いているようで嬉しい(お花見シーズン最後の日曜日は鎌倉名店ごあんない 2023年4月2日)。

この2度目の修行時代(2016年4月〜2017年3月)のことはこのブログにあるが、かれこれ7年前とは、本当に時間が経つのは早い。
当時のエントリーを読み返すと、最初のうちは調子が良かったが、年末になって大スランプになっている。
何があったのだろう、時間を見つけて読み返してみよう。

今は、そんなことがあったなんて嘘のようにほぼ毎日書いていられるというのは幸せなことだ。
疲れてたのかな?でもそれは今も

ブログランキング・にほんブログ村へ

応援よろしくお願いします

 PVアクセスランキング にほんブログ村





人生は短いね、僕はなにをしてきただろう

2023年04月04日 | 生き方について考える
昨日、顔見知りの臨床医と廊下で偶然会った。
30年近く前、初めて病理学教室から外の〇〇病院に出されて、勤務した病院の同僚で、とても明るく、少し年上の兄貴分のような人だ。

いったん喋り出すと話が長くなる傾向があるが、せっかくだから会釈だけでなく声をかけた。
エレベーターに乗り込むところだったので、一緒に乗って話をした。

 「先生、今年度もよろしくお願いします」

と、声をかけた。

 「そう、結局今年もいることになりましたよ(もう、やめるというのが彼の口癖)
  でも、いよいよ定年なので今年が本当に最後だよ。」

 「私も今年で還暦ですから、もうすぐですね。
 早いものですね。」

 「そうなんだ、先生はもっと若いと思っていたけど。

  人生はほんと短いね。

  これまでの間、僕はこれまで一体何をしてきたのだろうって考えますよ。」

 「いや、そんな、先生は立派にやってこられてきたじゃないですか。」

 「いや、僕なんて、〇〇病院とか××センター(その後私が10年余り勤めた病院で、彼は私がやめる前に今の医療センターに勤務している)みたいな大きなところで、一体何をしただろうって思うんでよ・・・。
  そういえば、〇〇病院の忘年会では一緒に司会をやったね、なつかしいな。」

 「そうでしたね、それにしても先生あんな昔のことよく覚えていますね。
  ほんと、あのときは楽しかったですね。」

などと愉快に仕事をしていた昔を懐かしんでいたら、私の降りる階となり別れた。

自分はこれまで何を残してきたか。

あまり気にしたことはないが、彼も定年ともなると思うところがあるのだろうか。
何を残したか、それは自分なりに考えることだ。

Apple Musicで、坂本龍一追悼アルバムが編集されたのを聴くと、あらためて彼の残した数々の楽曲の素晴らしさがわかる。
私も彼の楽曲のように後世に残るものでなくても、なにかこれ、というものを残したい。
それはなにか形のあるものである必要はない。
ただ、少しだけでも世のため人のためになるものであったらいい。
それすらも贅沢な願いだとしたら、せめて晩節を汚すような悪名さえ残さなければ上出来かもしれない。

残りはもっと短い

ブログランキング・にほんブログ村へ

応援よろしくお願いします

 PVアクセスランキング にほんブログ村

新年度の仕事始めは坂本龍一さんの訃報とともに

2023年04月03日 | 生き方について考える
新年度最初の日は、YMO(イエローマジックオーケストラ)の坂本龍一さんががんのため亡くなったという訃報とともに始まった。
71歳はまだまだ若く、残念だ。

中学・高校時代、テクノポップという新しいジャンルの音楽に接し衝撃を受けた私は熱心なファンとしてアルバムを買い集め、時間があれば聴いていた。
YMOという偉大な音楽グループが現れ、それが消えていくのを見ることになるとはあの頃は微塵も思っていなかった。
命というか形あるものの儚さ、そしてそれがあるということの貴重さというものをしっかり自覚して生きる必要がある。

NHKニュースでは訃報の最後に、坂本さんが好んでいた言葉として

 芸術は長く人生は短し
(すぐれた芸術作品は作者が死んだのちも長く残る)

を紹介していた。
彼が生み出した名曲の数々はこの先もずっと残っていくに違いない。
年末に園芸店の球根掴み取りで取ったチューリップとフリージアを一つの鉢に植え込んでいた鉢があり、チューリップがひとしきり終わったら、入れ替わるように新たにフリージアが咲き出した。
主役交代という感じだが、日本の社会も今日から新しい年度が始まる。

わが、〇〇医療センター病理診断科も2人の臨床検査技師が入れ替わる。
息子は半年間の出張を終え、以前勤務していた病院に戻るが、嫁は入れ替わるように産休で休んでいた地方出張に戻る。
乳飲子を抱えているので、ちょっと心配なのと同時に、女性のキャリア形成の難しさを目の当たりにして気の毒だ。
今日からスタートするこども家庭庁の活躍に期待したい。
娘も転勤で、新勤務地は少し遠くなる。
もうしばらく実家暮らしが続くようで、通勤は頑張らないとならないだろう。

新という字は”神により選ばれた特別な木を新しく切り出す”という意味があるそうで、ただ単に、時間が過ぎ次が来るのを待つというわけではなく、人間自らが手を動かすということが含まれている。

せっかくの命ある時間、ただ生きながらえるためだけに過ごすのではなく、私のために新たに選ばれた木はどれか、すなわち私の新たな使命が何であるかを考え、心機一転その達成のために行動したい。
自分の頭で考える

ブログランキング・にほんブログ村へ

応援よろしくお願いします

 PVアクセスランキング にほんブログ村





お花見シーズン最後の日曜日は鎌倉名店ごあんない

2023年04月02日 | 通勤・交通・旅行
時々晴れ間のあった薄曇り。
専門領域のことで今もお世話になっている(病理学)教室の先輩と、その師匠格の先生の墓参りに行った。
裏駅(鎌倉駅西口)で待ち合わせ。
花は私が用意することにして、紀伊國屋鎌倉店に買いに行き、信号待ちをしていたら向こうに知った顔の人が立っていて、あちらも私のことに気がついた。
なんと私の恩師と言うべき大先生だった。
ご実家と、知人の墓参のために鎌倉に帰ってきたと言うことだったが、奇遇も奇遇だった。
ほんの2、3分の立ち話だったが、なんだか幸先の良い出会いだった。
先輩と今日お参りするお墓は、大仏殿のある長谷の高徳院
墓参もさることながら、いまのところ鎌倉で一番おいしいと思われる蕎麦屋で昼食をとることも今日の目的だったので、鎌倉には早めにきていただき、江ノ電で長谷まで往復することに。
それほど混雑する前に、ウグイスの声を聞きながらゆっくりお参りすることができた。

鎌倉に戻ったらずいぶん人が増えていたが、予約した時間まで少し余裕があったので、段葛へ。
満開の桜を見てずいぶん喜んでくださった。
それにしても外国人観光客がたくさんでびっくりしたが、表通りのお店はインバウンドでホクホクだろう。

今日ご案内した蕎麦屋は今小路にある。
店を開いた頃は近くを歩いていて空いていると気軽に入ることができたのだが、くちこみでもあったのか、今や予約をしないと全く入れなくなった。
それでも酒飲みの先輩のために早めに予約し、妻と3人、おいしい肴をつまみながら日本酒をあれこれ飲み、最後は天ぷらそばで〆た。
その近所にあるカフェで食後のコーヒーをと思ったが長蛇の列。
このカフェも30年近く前にできた頃は閑古鳥で、暇なのを自慢にしていたほど。
オムライスが美味しく、よく家族で訪れていたが、今や超有名店となりなってしまった。
美味しいコーヒーを飲みそびれたと残念がっていたら、妻が、若宮大路の奥のコーヒー屋に行こうと、また段葛に戻った。
途中、若宮大路にある刷毛屋に寄った。
もちろん観光客相手ではあるのだけど、なぜここで刷毛という感じではある。
タワシをよく買っているのだが、今日も1個買っていた。
先輩は洋服用のブラシを買っていたが、いい買い物だ。
ここは、美味しいコーヒーを美しいコーヒーカップに淹れて出してくれるし、奥まったところにあるので、観光客が少なくすぐに入ることができた。
ひとしきり、まったりした後は、お土産を買いにレンバイ(鎌倉市農協連即売所)へ。
さすがに野菜は売っていなかったが、干物屋さんに案内し、干物を二、3枚買っていた。
私は、その横の北鎌倉燻煙工房でチーズを買って差し上げた。

最後は、銀座(御成)通り酒屋さんを回って帰るとのこと、途中鎌万に立ち寄ったら、美味しそうな太巻きがあると夕食を購入していた。
酒屋さんでは日本酒の小瓶を8本ほど買われたあと、駅に向かいお見送り。

お別れした後、急に気温が下がって寒くなってしまったが、鎌万に戻って夕食を買い、桜吹雪の段葛を歩いて家に帰った。

地元民としておすすめのお店を紹介しました。
鎌倉にお越しの際、訪ねてみたらきっといい思い出になりますよ。

よく歩いた今日は15000歩

ブログランキング・にほんブログ村へ

応援よろしくお願いします

 PVアクセスランキング にほんブログ村




マイ・ビッグ・ファット・ウェディング

2023年04月01日 | 読書、映画、音楽、美術
ギリシャ系アメリカ人の女性がアメリカ人の男性と文化の違いを乗り越えて無事結婚するまでのラブコメディー。

私たちの娘が国際結婚をすることになりそうだという話を妻から聞いた方に勧められた映画だとかで、娘もみたかったそうでDVDを借りてきたので、三人で興味深く見た。

もちろんハッピーエンドの楽しい映画だったのだけど、文化の違いが生む悲喜交々を楽しく見た。
さて、我が家にはどんなことが起こるだろう、楽しみといえば楽しみ。

何があっても、二人が幸せになってくれさえすればそれでいい。
親同士言葉が通じない・・・

ブログランキング・にほんブログ村へ

応援よろしくお願いします

 PVアクセスランキング にほんブログ村