知って得する ベランダ野菜の作り方③
サヤインゲン
今回は、サヤインゲンの作り方のコツを紹介します。
サヤインゲンには、つるが長くなるつるあり種と、あまり伸びないつるなし種があります。プランターで作りやすいのは、つるなし種です。
つるなし種のタネまきは、4~5月が一般的です。暖地では3月から、冷涼地は6月ころまでまけます。
収穫までは2~3カ月で、収穫は2~3週間続きます。丸さやのものと平さやのものがあります。
◆プランターの準備◆
一般的なプランターよりも深い、深さ30穆程度でやや大型のプランターを準備し、市販の野菜用土を入れます。
◆タネまき◆
25センチ程度の間隔で、ーカ所3粒のタネをまきます。プランターの幅によって、1列または2列になります。
タネはセンチ程度埋まるようにし、土をかぶせたら手のひらで上から軽くおさえます。水をやり過ぎると芽が出るまでにタネが腐りやすいので、やや控えめに水をやります。夜間は土の表面が乾いている程度が適切です。
虫害を防ぐため、タネまきから2~3週間、防虫ネットで覆うとよいでしょう。
◆間引きや支柱立て◆
本葉が出そろったころに、生育の良いものを残してーカ所1本に間引きます。茎が伸びて倒れるようなら、簡単な支柱を立てます。花が咲き始めたら、1株当たり2~3膠の化成肥料を、株元に与えます。
◆収穫◆
さやの長さが10センチ程度になったころから収穫できます。あまり大きくすると硬くなるので、注意します。茎を折ったり傷つけたりしないように、はさみなどでていねいに収穫します。
◆応用編◆
長い支柱が立てられるなら、つるあり種やササゲ(インゲンより暑さに強い)も作れます。
つるあり種の場合は、タネまきの間隔を40センチとし、1列にまきます。つるが伸びだしたら1層以上の支柱を立て、つるもの用ネットを張ります。
つるが込み合っている部分は、弱いつるを取り除いて風通しと日当たりを良くします。
収穫が始まったら、2週間に1度、1株当たり2~3グラムの化成肥料を与えます。
塚越覚(農学博士千葉大学園芸学研究科)
サヤインゲンやエダマメなどは、タネまき前に水に漬けると、逆に芽が出にくくなったり、芽が出るときに茎が折れたりするので、タネはそのまままきます。オクラやニガウリのように皮が硬いものは、一晩水に漬けてからまきます。多くの実物野菜は、花が咲き始めてから乾燥すると、実着きや実の肥大が悪くなるので、こまめに水やりをします。
【しんぶん赤旗日曜版2009年5月24日付より転載】
サヤインゲン
今回は、サヤインゲンの作り方のコツを紹介します。
サヤインゲンには、つるが長くなるつるあり種と、あまり伸びないつるなし種があります。プランターで作りやすいのは、つるなし種です。
つるなし種のタネまきは、4~5月が一般的です。暖地では3月から、冷涼地は6月ころまでまけます。
収穫までは2~3カ月で、収穫は2~3週間続きます。丸さやのものと平さやのものがあります。
◆プランターの準備◆
一般的なプランターよりも深い、深さ30穆程度でやや大型のプランターを準備し、市販の野菜用土を入れます。
◆タネまき◆
25センチ程度の間隔で、ーカ所3粒のタネをまきます。プランターの幅によって、1列または2列になります。
タネはセンチ程度埋まるようにし、土をかぶせたら手のひらで上から軽くおさえます。水をやり過ぎると芽が出るまでにタネが腐りやすいので、やや控えめに水をやります。夜間は土の表面が乾いている程度が適切です。
虫害を防ぐため、タネまきから2~3週間、防虫ネットで覆うとよいでしょう。
◆間引きや支柱立て◆
本葉が出そろったころに、生育の良いものを残してーカ所1本に間引きます。茎が伸びて倒れるようなら、簡単な支柱を立てます。花が咲き始めたら、1株当たり2~3膠の化成肥料を、株元に与えます。
◆収穫◆
さやの長さが10センチ程度になったころから収穫できます。あまり大きくすると硬くなるので、注意します。茎を折ったり傷つけたりしないように、はさみなどでていねいに収穫します。
◆応用編◆
長い支柱が立てられるなら、つるあり種やササゲ(インゲンより暑さに強い)も作れます。
つるあり種の場合は、タネまきの間隔を40センチとし、1列にまきます。つるが伸びだしたら1層以上の支柱を立て、つるもの用ネットを張ります。
つるが込み合っている部分は、弱いつるを取り除いて風通しと日当たりを良くします。
収穫が始まったら、2週間に1度、1株当たり2~3グラムの化成肥料を与えます。
塚越覚(農学博士千葉大学園芸学研究科)
サヤインゲンやエダマメなどは、タネまき前に水に漬けると、逆に芽が出にくくなったり、芽が出るときに茎が折れたりするので、タネはそのまままきます。オクラやニガウリのように皮が硬いものは、一晩水に漬けてからまきます。多くの実物野菜は、花が咲き始めてから乾燥すると、実着きや実の肥大が悪くなるので、こまめに水やりをします。
【しんぶん赤旗日曜版2009年5月24日付より転載】