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「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

尼崎市議会議員選挙 争点は ③

2009-05-30 10:27:22 | 過去の総選挙・参院選挙
尼崎市会議員選挙 争点は③
塚口病院存続へ署名

 尼崎市北部に位置する県立塚口病院―。県が同病院の統廃合計画を発表したのが昨年七月のことでした。日本共産党市議団は広範な市民とともに、阪神地域間の中核病院の一つである同病院の存続と充実を願う請願署名を広げ、短期間に八万人分が寄せられました。
これに対し、自民・民主・公明各党は十月の県議会で請願を否決したのです。

公的責任を
 「殺生な。公的責任を持って存続すべきだ」。年金生活の男性(六一)は四年前、右足骨折での入院やリハビリのため病院近くに引っ越しました。いまも定期検査などで、つえを突きながら通院します。同病院がなくなれば市南東部の県立尼崎病院に通わざるをえませんが、「交通の便が悪くて行かれへん…」。
 瞬く間に広がった「病院をなくさないで」の声に押され、県は九月に「統合・再編」へと表現を若干、変更したものの、予断を許さない状況に変わりはありません。党市議団は市民らと県の外部検討委員会に対し、はがきでの存続要請運動を広げています。




力尽くす党
 「良いところは伸ばし、ただすべきところはただす」と、党市議団は三月議会で09年度予算案の修正案を提出しました。「財政再建」を掲げる市長が示した、下水道料金の減免制度廃止や、老人医療の福祉医療制度の改悪などによる五億円以上の市民負担増の見直しを求めたのです。修正案は反対多数で否決されました。
 自民党系「新政会」や公明党、“市民派”の「虹と緑」が市立保育所の強引な民間移管に賛成し、市立幼稚園の保育料引き上げには、新政会や社民・民主系「新風グリーンクラブ」が賛成しました。
 「どの政党が好きとかではなしに」と前置きした男性(五一)=団体職員=は「自民と民主だけの選択はあかん。(政策などが)一緒やから。対抗勢力が必要や。(税金の)むだ遣いは、やめなあかん」と日本共産党に期待を込めます。
 一方で、市の負担金が四十四億円という不要不急の県道園田西武庫線事業が進んでいます。党市議団は同事業の凍結・中止を求め、厳しく監視・追及しています。また、県内で最低レベルの市内小中学校の耐震化(14.3%、県平均57.9%、07年4月現在)問題では、党市議団の奮闘で耐震診断の前倒しが実現。具体的な耐震化工事を進めるよう求めています。
 市民の暮らし・福祉を守る確かな力を発揮し、市政の前進に全力を尽くすのはどの党か。5月31日、同市議選が告示されます。
(おわり)
(この連載は、兵庫県・喜田光洋、松田大地が担当しました)

【しんぶん赤旗日刊紙・関西版】2009年5月30日付けより転載
コメント
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