「戦争したくない」は当然~シールズ関西の院生 自民・武藤発言に批判広がる
自民党の武藤貴也衆院議員(36)=滋賀4区=がインターネットの短文投稿サイト・ツイッターで、戦争法案に反対する「SEALDs」(シールズ=自由と民主主義のための学生緊急行動)について「自分中心、極端な利己的考え」と非難した問題に、批判が広がっています。
「椙手にするだけの価値もない。『戦争したくない』と思うのは当たり前の感情で、何がいけないのでしょうか」とあきれるのは、シールズ関西の塩田潤さん(24)=神戸大学大学院2年=。「戦争法案は、NGO(非政府組織)など草の根の活動で、国際貢献してきた人たちを真っ先に危険にさらします」と批判し、「僕たちは個人が個人の思いで声をあげ、行動することが民主主義の根幹だと考えています。それを否定するのは民主主義を否定するもの」と憤ります。
日本共産党滋賀県委員会事務所には4日朝、福岡市の男性(38)から電話があり、「祖父母と、2歳だった父は、長崎で被爆しました。戦争で多くの人が苦しめられたのに、武藤発言は本当に腹が立つ」「自民党に未来は託せない。法案を廃案にするために力を合わせて頑張りましょう」と話しました。兵庫や愛知の人からも「武藤発言は許せない」と電話がありました。
滋賀で新婦人・県商連が抗議
新日本婦人の会滋賀県本部は同日、憲法違反の戦争法案に反対する若者を非難する議員こそ、国会議員の資格が間われると、武藤議員に抗議文を送付しました。
滋賀県商工団体連合会も同日、「憲法を破壊し、戦前思想に戻したいという過去の人物」であり、「議員の資格はない」との抗議文を武藤議員に送付しました。
「しんぶん赤旗」日刊紙 2015年8月5日付掲載
戦争法案で、NGOなど地道に国際貢献している人たちが真っ先に狙われる。「戦争したくない」は当たり前の感情です。
自民党の武藤貴也衆院議員(36)=滋賀4区=がインターネットの短文投稿サイト・ツイッターで、戦争法案に反対する「SEALDs」(シールズ=自由と民主主義のための学生緊急行動)について「自分中心、極端な利己的考え」と非難した問題に、批判が広がっています。
「椙手にするだけの価値もない。『戦争したくない』と思うのは当たり前の感情で、何がいけないのでしょうか」とあきれるのは、シールズ関西の塩田潤さん(24)=神戸大学大学院2年=。「戦争法案は、NGO(非政府組織)など草の根の活動で、国際貢献してきた人たちを真っ先に危険にさらします」と批判し、「僕たちは個人が個人の思いで声をあげ、行動することが民主主義の根幹だと考えています。それを否定するのは民主主義を否定するもの」と憤ります。
日本共産党滋賀県委員会事務所には4日朝、福岡市の男性(38)から電話があり、「祖父母と、2歳だった父は、長崎で被爆しました。戦争で多くの人が苦しめられたのに、武藤発言は本当に腹が立つ」「自民党に未来は託せない。法案を廃案にするために力を合わせて頑張りましょう」と話しました。兵庫や愛知の人からも「武藤発言は許せない」と電話がありました。
滋賀で新婦人・県商連が抗議
新日本婦人の会滋賀県本部は同日、憲法違反の戦争法案に反対する若者を非難する議員こそ、国会議員の資格が間われると、武藤議員に抗議文を送付しました。
滋賀県商工団体連合会も同日、「憲法を破壊し、戦前思想に戻したいという過去の人物」であり、「議員の資格はない」との抗議文を武藤議員に送付しました。
「しんぶん赤旗」日刊紙 2015年8月5日付掲載
戦争法案で、NGOなど地道に国際貢献している人たちが真っ先に狙われる。「戦争したくない」は当たり前の感情です。