伊豆諸島の自然② 島覆うツバキ20万本
利島(としま)は敷地面積の約80%を約20万本のツバキが覆っています。その歴史は古く、江戸時代にはツバキ油を年貢として納めていたといいます。200年以上にわたって続けられてきたツバキ油の生産は、島の基幹産業になっています。
雨に煙る、手入れの行き届いたツバキ林=東京都利島村
品種はヤブツバキで、晩秋から初春にかけて花を咲かせ、初夏から秋に向けて実を太らせます。夏の間に下草が刈り取られた地面に実が落ちると、ひと粒ひと粒拾い集め、島の製油センターで、ていねいに採油されます。
きれいに整えられたツバキの段々畑は他に類を見ない利島独自の景観で、島民が守ってきた宝です。(つづく)
「しんぶん赤旗」日刊紙 2021年12月2日付掲載
ツバキ油。200年にわたる島の基幹産業。ツバキの段々畑は壮観ですね。
利島(としま)は敷地面積の約80%を約20万本のツバキが覆っています。その歴史は古く、江戸時代にはツバキ油を年貢として納めていたといいます。200年以上にわたって続けられてきたツバキ油の生産は、島の基幹産業になっています。
雨に煙る、手入れの行き届いたツバキ林=東京都利島村
品種はヤブツバキで、晩秋から初春にかけて花を咲かせ、初夏から秋に向けて実を太らせます。夏の間に下草が刈り取られた地面に実が落ちると、ひと粒ひと粒拾い集め、島の製油センターで、ていねいに採油されます。
きれいに整えられたツバキの段々畑は他に類を見ない利島独自の景観で、島民が守ってきた宝です。(つづく)
「しんぶん赤旗」日刊紙 2021年12月2日付掲載
ツバキ油。200年にわたる島の基幹産業。ツバキの段々畑は壮観ですね。