伊豆諸島の自然③ まいまいず井戸
上空から見ると北海道のような形をしている式根島は、古くから水不足に悩まされてきました。
隣の新島から移住してきた人々は、水不足を解消しようと、島民20人足らずの新島からの手伝いで、1890年から92年まで3年の歳月をかけて井戸を完成させました。
螺旋を描く階段が底にある井戸まで続いています=東京都新島村
幅約18メートル、深さ約7・6メートル四方の四角錐(しかくすい)状の穴を掘り、穴の中央に幅約1・1メートル、深さ約6メートルの井戸があります。井戸まで下りる螺旋(らせん)状の通路の形状から「まいまいず(かたつむりのこと)井戸」と呼ばれ、島の発展に貢献してきました。
今では1976年に新島から引かれた海底パイプで、水の安定供給が行われています。
(つづく)
「しんぶん赤旗」日刊紙 2021年12月3日付掲載
伊豆諸島の小さい島などでは、川や池で水を確保しがたいので、井戸などに頼ったのでしょうね。
近隣の島民の力も借りて3年の歳月で井戸を完成させたとは執念ですね。
上空から見ると北海道のような形をしている式根島は、古くから水不足に悩まされてきました。
隣の新島から移住してきた人々は、水不足を解消しようと、島民20人足らずの新島からの手伝いで、1890年から92年まで3年の歳月をかけて井戸を完成させました。
螺旋を描く階段が底にある井戸まで続いています=東京都新島村
幅約18メートル、深さ約7・6メートル四方の四角錐(しかくすい)状の穴を掘り、穴の中央に幅約1・1メートル、深さ約6メートルの井戸があります。井戸まで下りる螺旋(らせん)状の通路の形状から「まいまいず(かたつむりのこと)井戸」と呼ばれ、島の発展に貢献してきました。
今では1976年に新島から引かれた海底パイプで、水の安定供給が行われています。
(つづく)
「しんぶん赤旗」日刊紙 2021年12月3日付掲載
伊豆諸島の小さい島などでは、川や池で水を確保しがたいので、井戸などに頼ったのでしょうね。
近隣の島民の力も借りて3年の歳月で井戸を完成させたとは執念ですね。