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カニの開花は山形で?(横山拓也)

2007-01-17 20:23:13 | 浦和レッズ
浦和サポにとって、本名の横山拓也よりも、愛称のカニの方が有名かもしれません。岡野に、干支を聞かれたときの横山拓也選手の回答が、星座と勘違いして蟹と答えたことが、この愛称の由来です。

私はこの横山を、高校時代の高円宮杯(全日本ユース)決勝で見たことがあります。当時は名門静岡学園でプレーしていて、左足でポストに当たった強烈なシュートが印象に残っています。浦和に加入した2004年は、1年目から途中出場とはいえ、出番を得て、清水戦で得意のヘディングからのアシストを決めています。上背こそあまり高くありませんが、ゴール前で相手DFに競り勝ち、クロスを折り返したこのプレーには、将来の成長を予感しました。

翌年の2005年は、横山にとってチャンスの年でした。エースのエメルソンがコンディション不良で来日したため、ベンチに何度か入った横山は途中出場の機会が何度かありました。開幕2戦目の川崎F戦で、途中からFWに入った横山は、リードを許した展開で必要な、相手ボールを必死で追い掛けるプレーを見せました。得意のポストプレーで、岡野のゴールもアシストしています。若者らしい懸命な姿には共感しましたが、まだゴールという結果を残していませんでした。

敗戦したC大阪戦でプロ初ゴールは決めましたが、活躍の最大のチャンスは、エメルソンが退団して一時的に日本人FWだけで戦った5試合でした。埼玉ダービーのホーム大宮戦、横山は最も長い時間チャンスを与えられました。しかし、この試合で横山は決定機を2度ほど外してしまいました。どうやら、これでブッフバルト監督に、スーパーサブにはならないと思われたのかもしれません。その後、田中達也が重傷を負って、FWが足りなくなっても、マリッチの1トップを採用し、横山には声はかかりませんでした。

翌2006年は、横山は完全にサテライト要員となってしまい、サテライトの成績も芳しくなかったことで、このままではプロサッカー選手として成長の機会がなくなってしまうところでした。そんなところで出てきた、今回のJ2山形へのレンタル移籍です。J2に行く以上、即戦力とみなされるでしょうから、開幕から全試合に出るつもりで調整し、J2得点ランク上位に入るくらいの活躍を期待しています。
コメント
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