今日、朝青龍が20回目の優勝を決めました。20回というと、それより上は長い大相撲の歴史の中でも貴乃花(22回)、北の湖(24回)、千代の富士(31回)、大鵬(32回)の4人しかいない大横綱の世界です。そのため、そろそろ比較しても許される頃と思い、自分がリアルタイムで見た中で最大の大横綱千代の富士と、今の朝青龍を比べてみたいと思います。
千代の富士は、今でこそ前褌速攻とか、左上手からの強烈な投げなどのイメージしか残っていませんが、実は引き技で勝つ相撲も一場所に1,2番はありました。千代の富士は当時でも軽量の120kg台の体型だったので、重い力士にいい当たりを見せられるとどうしても体格的な不利で後退することもありました。
今の朝青龍は、あまり大きく見えませんが、実は140kg台の体重があり、しかも筋肉質です。千代の富士よりも、当たりを受け止める力は大きいと思われます。筋力トレーニングやプロテインなど、筋肉を大きくする技術は当時より進んでいますから、朝青龍も計画的に筋肉を増やして今の体を造ったと思います。
しかし、千代の富士にあって朝青龍にないものも、もちろんあります。それは土俵の広さに対する感覚的なセンスです。千代の富士は、押し込まれる一番もあったと先ほど書きましたが、そういう一番をことごとく回り込んで拾っています。朝青龍は押し込まれるとそのまま土俵を割ってしまうこともありますから、そんなセンスを磨いて不利な一番を拾う感覚も必要でしょう。
もし、千代の富士と朝青龍が対戦したらという想像は楽しいです。立ち合いは速攻相撲の千代の富士の方が鋭いでしょうが、朝青龍は受け止める力が強いです。四つはけんか四つですから、千代の富士の左上手か、朝青龍の右上手かのどちらが早いかが勝負のかぎを握るでしょう。千代の富士ファンの私としては、左からの上手投げで朝青龍を横転させるところを見てみたいですね。今の力士では不可能でしょうから。
千代の富士は、今でこそ前褌速攻とか、左上手からの強烈な投げなどのイメージしか残っていませんが、実は引き技で勝つ相撲も一場所に1,2番はありました。千代の富士は当時でも軽量の120kg台の体型だったので、重い力士にいい当たりを見せられるとどうしても体格的な不利で後退することもありました。
今の朝青龍は、あまり大きく見えませんが、実は140kg台の体重があり、しかも筋肉質です。千代の富士よりも、当たりを受け止める力は大きいと思われます。筋力トレーニングやプロテインなど、筋肉を大きくする技術は当時より進んでいますから、朝青龍も計画的に筋肉を増やして今の体を造ったと思います。
しかし、千代の富士にあって朝青龍にないものも、もちろんあります。それは土俵の広さに対する感覚的なセンスです。千代の富士は、押し込まれる一番もあったと先ほど書きましたが、そういう一番をことごとく回り込んで拾っています。朝青龍は押し込まれるとそのまま土俵を割ってしまうこともありますから、そんなセンスを磨いて不利な一番を拾う感覚も必要でしょう。
もし、千代の富士と朝青龍が対戦したらという想像は楽しいです。立ち合いは速攻相撲の千代の富士の方が鋭いでしょうが、朝青龍は受け止める力が強いです。四つはけんか四つですから、千代の富士の左上手か、朝青龍の右上手かのどちらが早いかが勝負のかぎを握るでしょう。千代の富士ファンの私としては、左からの上手投げで朝青龍を横転させるところを見てみたいですね。今の力士では不可能でしょうから。