今、テレビで見終わったばかりのタイ戦の感想です。タイもDFに180cmを超える選手がいました。そのため、単純な放り込みには勝てるようになっています。しかし、タイのセットプレーに弱い伝統?は改善されておらず、日本が複雑な動きを取り入れれば比較的簡単にフリーになることができました。
それが、岡田監督が報道陣を部屋に閉じ込めてまで、非公開練習をやりたがった理由でしょう。まず、闘莉王の1点目は、ショートコーナーでした。最初のCKを蹴る前後は集中できていても、それが何度も続くと次第にマーカーから目を離す場面ができます。闘莉王が狙ったのは、相手のDFラインの一番外でした。
この場面では、タイのDFの見えない、後ろ側を闘莉王がうまく狙っていました。狙い通りにフリーになった闘莉王にとって、これをゴールに叩き込むのは比較的簡単な仕事でした。2点目も、中澤の複雑な動きで決まっています。中澤は、マークについているタイDFを釣るために、一旦全力疾走をしておいて、急停止しています。
これでタイのDFはその勢いでそのまま走っていってしまい、中澤をマークするDFはいなくなりました。それでフリーになれた結果の得点です。グラウンド状態の良くない、東南アジアのスタジアムではセットプレーが鍵になりますが、前半で2点は予定以上の成果でしょう。
また、前半の内容はセットプレー以外でも完璧に近いものでした。タイにボールを奪われた後の対応が素早く、ボールを奪い返して何度もチャンスを作りました。タイに得意のパス回しからのカウンターを出させなかったという意味で、良い内容の前半でした。ところが、これが日本の課題というのが、後半出てしまいます。
それは、プレスが90分続かないのは世界のチーム共通でしょうが、日本の場合、前半行けるところまで行ってしまい、後半の途中でぱったりと足が止まってしまうことです。行くところと待つところを使い分けて、体力をセーブしながら90分戦った、キリンカップのパラグアイ代表のような戦い方を、これからの日本は目指すべきでしょう。
これで、バーレーン対オマーンが、引き分けもしくはバーレーンの勝ちに終われば、日本とバーレーンの突破が決まり、最終戦のバーレーン戦は消化試合になります。もし、バーレーンが既に突破を決めていれば、同じ中東のオマーンをわざと勝たせる可能性もゼロではなかったですが、バーレーンも自分のところが突破を決めていないので必死でしょう。
そういう意味では、タイが前節バーレーンから奪ってくれた勝ち点1が、こんなところで効いてきたかと、運命の不思議さを感じます。
それが、岡田監督が報道陣を部屋に閉じ込めてまで、非公開練習をやりたがった理由でしょう。まず、闘莉王の1点目は、ショートコーナーでした。最初のCKを蹴る前後は集中できていても、それが何度も続くと次第にマーカーから目を離す場面ができます。闘莉王が狙ったのは、相手のDFラインの一番外でした。
この場面では、タイのDFの見えない、後ろ側を闘莉王がうまく狙っていました。狙い通りにフリーになった闘莉王にとって、これをゴールに叩き込むのは比較的簡単な仕事でした。2点目も、中澤の複雑な動きで決まっています。中澤は、マークについているタイDFを釣るために、一旦全力疾走をしておいて、急停止しています。
これでタイのDFはその勢いでそのまま走っていってしまい、中澤をマークするDFはいなくなりました。それでフリーになれた結果の得点です。グラウンド状態の良くない、東南アジアのスタジアムではセットプレーが鍵になりますが、前半で2点は予定以上の成果でしょう。
また、前半の内容はセットプレー以外でも完璧に近いものでした。タイにボールを奪われた後の対応が素早く、ボールを奪い返して何度もチャンスを作りました。タイに得意のパス回しからのカウンターを出させなかったという意味で、良い内容の前半でした。ところが、これが日本の課題というのが、後半出てしまいます。
それは、プレスが90分続かないのは世界のチーム共通でしょうが、日本の場合、前半行けるところまで行ってしまい、後半の途中でぱったりと足が止まってしまうことです。行くところと待つところを使い分けて、体力をセーブしながら90分戦った、キリンカップのパラグアイ代表のような戦い方を、これからの日本は目指すべきでしょう。
これで、バーレーン対オマーンが、引き分けもしくはバーレーンの勝ちに終われば、日本とバーレーンの突破が決まり、最終戦のバーレーン戦は消化試合になります。もし、バーレーンが既に突破を決めていれば、同じ中東のオマーンをわざと勝たせる可能性もゼロではなかったですが、バーレーンも自分のところが突破を決めていないので必死でしょう。
そういう意味では、タイが前節バーレーンから奪ってくれた勝ち点1が、こんなところで効いてきたかと、運命の不思議さを感じます。