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球際の強さ(6/2日本対オマーン)

2008-06-02 22:34:07 | ワールドサッカー
日産スタジアムに行ってきました。試合の詳細な分析は明日書きますが、一言ポイントを書けば、日本は球際が強かったです。力の差も見せた勝利で、これで3次予選の突破は間違いないでしょう。

(以下翌日更新)
昨日の日本代表は、中村俊輔、松井、長谷部の海外組を入れたことで、パス回しがスムーズになった印象はあります。しかし、この試合の勝因はもっと地味なところにあります。それは、日本が球際を意図的に厳しく寄せたことです。

オマーンの布陣は3-4-2-1で、1トップのアルホスニの下に構える2シャドーがウイング的に開き、日本のサイド攻撃を止めて、アルホスニのキープからゲームを組み立てるプランでした。日本が一番厳しく寄せた相手は、そのアルホスニでした。

ロングボールでアルホスニを狙ったオマーンの攻撃を、中澤と闘莉王がヘディングで競り勝ち、アルホスニはこの試合でほとんど有効なプレーはできませんでした。次第に苛立ったオマーンは、チームで一番個人技のあるドゥールビーンがボランチの位置から強引にドリブルを見せ始めました。

これは、日本にとっては比較的簡単に止められるプレーです。しっかり人数をかけて、確実にマイボールにしました。かつては、ドーハの悲劇に象徴されるように、中東のチームのセットプレーは怖いという意識がありました。しかし、今では日本のセットプレーの方が強くなっています。

先制点の中澤のゴールの場面では、闘莉王がニアサイドに突っ込んでフリーになり、中澤も相手のマークを外していました。おそらく、どちらに合わせても点は取れそうな場面でした。闘莉王のオーバーラップをよく見ていた中村俊輔のパスから決まった2点目も見事でしたが、私は3点目を評価したいです。

長友の出した縦パスは、オマーンの7番に処理されそうなボールでした。しかし、代表生き残りに賭ける松井の執念で、このボールに厳しく寄せて奪い取りました。これで真ん中で中村俊輔がフリーになり、珍しい右足のシュートが決まって3-0になったのですが、高い位置でボールを取る厳しいサッカーに、オマーンは対応できませんでした。

なぜ、昨日3次予選の突破はほぼ間違いないと書いたかというと、この勝利で、オマーンに直接対決の勝敗で劣る可能性がほぼなくなったからです。いろいろ調べましたが、勝ち点で並んだときに直接対決か得失点差かどちらを優先するかはわかりませんでしたが、いずれにしても、日本はアウェーのオマーン戦でよほどひどい試合をしない限り大丈夫なところまできました。

今の日本サッカーのインフラの充実を考えたら、3次予選での敗退は恥としなければいけません。これで、もう少し先まで楽しませてもらえそうで、ちょっと喜んでいます。
コメント (2)
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