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ポジションの概念(6/8浦和対名古屋)

2008-06-08 21:36:54 | 浦和レッズ
浦和は3-5-2、名古屋はトップ下を置かないボックス型の4-4-2ですから、普通に考えたら名古屋の巻、ヨンセンの2トップを浦和の3バックで消して、名古屋の両サイドハーフを高橋峻希、相馬の2枚がしっかりつけば消せる相手のはずと思っていました。高橋峻希はスペースに対する守備意識があり、スペースを埋める感覚なら十分トップでも通用するはずと、立ち上がりは思っていました。

しかし、名古屋は普通の4-4-2ではなく、しっかり浦和対策を練っていました。それはサイドハーフ2枚のポジショニングで、時折二人が同じサイドにいることで数的優位を作りました。マギヌン対策は十分言われていたであろう高橋峻希にとっては、予想外の敵、小川まで突っ込んでくることになってしまいました。

事実、前半15分の失点場面では、高橋峻希が小川をマークしていたのですが、予想外の敵だったこともあって一瞬マークが遅れています。もちろん、中村直志にバイタルエリアであそこまで自由に持たれたボランチ陣の責任も重いですが、名古屋の浦和対策が機能した瞬間でもあります。

浦和の攻撃に関しては、梅崎をトップ下1枚で起用するのはあまりバランスが良くないです。梅崎の持ち味はサイドを突破して上げるクロスですから、どうしても攻撃の場面では梅崎はサイドにいます。そのクロスがクリアされた瞬間、トップ下の位置には広いスペースが空いてしまい、名古屋に自由に使われてしまいます。

それを考えると、エジミウソンと高原の同時起用にはそろそろ手を打つべき時期に来たのではと思います。この二人がいる限り、トップ下は1枚しか使えず、梅崎はポジショニング、ポンテはコンディションの問題があります。そのため、エジミウソンか高原のどちらかを外して、1トップ2シャドーの形を定着させるのが良いのではと思います。(高原をシャドーで使うのは無理があります)

今日の試合は情けなくなるような大量失点での敗戦でしたが、ポンテ投入時に梅崎を左アウトサイドに回した采配からして、既にギャンブルでした。事実、名古屋ベンチはこの浦和の弱点に気付き、俊足FWの杉本を梅崎の裏に張らせてカウンターで攻撃を試みました。ですから、大量失点したことより、それに至った過程の方が問題と、私は思います。

オマーン戦については、明日書きます。
コメント (2)
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