Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

格好良い「伝統破り」(バルセロナ)

2009-09-05 17:09:39 | ワールドサッカー
日本のJリーグも、当時の川淵チェアマンの開幕宣言から、今年で16年と歴史を重ねてきました。当時からサッカーを見続けたサッカーファンには、いろんな思い出が詰まっているでしょう。しかし、欧州のサッカー伝統国の名門チームだと100年を超える歴史があります。

そういうチームだと、親から子へと、サッカーの歴史が語り継がれているケースもあるでしょう。そんな名門チームの一つとして、スペインリーグのバルセロナを取り上げます。

バルセロナというチームは10万人とも言われる「ソシオ」と呼ばれるクラブ会員の年会費で持っているチームです。会員はバルセロナが用意したスポーツ施設を使ったり、サッカーのトップチームの練習を見学したりできます。

その中で最大の特典は年間チケットの購入権でしょう。スペインリーグはスタジアムの8割が年間チケットで来ていると言われ、一般向けにはほとんどチケットが売り出されません。そういう環境のチームですから、バルセロナは長年、ユニフォームの一番目立つ胸にスポンサーをつけないという不文律を守っていました。

それでも経営的に大丈夫という理由ですが、数年前その不文律は破られました。ただ、決して経営苦からではありません。ユニフォームの胸に入ったのは国連組織のユニセフで、しかもスポンサー料はただです。

当時は、格好良い不文律の破り方だなと思いました。ただ、だんだんスペインリーグのことがわかってくると、バルセロナのスポンサーになるのはリスクがあるということを知りました。スペインリーグは2強と呼ばれるRマドリードとバルセロナが常時優勝を争うリーグですが、この両チームの間の敵対心は半端ではありません。

事実、バルセロナの幹部が自ら、当時のRマドリードのスポンサーだった某携帯電話会社の製品は、どんなに性能が良くて安くても買わないと公言するくらいです。スペイン国民の多くがRマドリードかバルセロナのどちらかが好きと言われていますから、この両チームのスポンサーになると、極端な話、スペイン国民の半分に対する逆効果の広告ということになります。

ユニセフなら、たとえRマドリードのファンでも、慈善団体だからしょうがないと思うでしょう。それを考えてユニセフを選んだ、バルセロナの幹部も粋ですが。
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スポーツの面白さ

2009-09-05 12:26:56 | 他スポーツ
このブログ、どんな人が書いているのかと思う方もいらっしゃると思います。マニアックな割に自分ではスポーツができないオタクだろうと思われた方、だいたい正解です。単純に走るだけなら、学生時代の走り込みである程度できていましたが、少年時代から技術を必要とするスポーツはからきし駄目でした。

そのため、少年時代スポーツを見ることは自分ができない代わりにすることで、現実逃避でもありました。ただ、こんな私でも「するスポーツ」の面白さを感じることができた記憶が少ないながらあります。

それは2度で、小学4年のときと高校1年のときです。小学4年のときは、スポーツが得意な友達(S君)が自分を助けてくれました。倒立で恐怖心から足を向こう側に投げ出せない私の動きを見たS君は、少しでも足を上げれば俺が拾ってやると私を励まし、運動会本番で上がらない自分の足をすくい上げて、自分にとって唯一の倒立を成功させてくれました。

また、ドッジボールを怖がる私を練習に誘ってくれて、たまにはS君のボールを取れるようにしてくれました。そんなS君は、小学時代からサッカーをやっていて、中学校ではのちに浦和レッズのDFになる内舘秀樹元選手と一緒にプレーしています。彼のその後はわかりませんが、感謝したいと思います。

高校1年のときは、スポーツの戦術の面白さを知りました。サッカーではなく、バスケだったのですが、学校の体育の授業のバスケだと、各個人が適当に動いてしまうことが多いです。そんな急造の5人に、バスケ部のM君が教えてくれたのが、ゾーン守備でした。

5人でゴールの下をバランスよく固め、サッカーで言うところの「カウンター」で攻める戦術にしたのですが、こうすることで遠目から打たざるを得なくなった相手のシュートが面白いように外れて、その試合を勝つことができました。

今でこそ、一般のサッカーファンも4-4-2や3-5-2といった布陣を口にする時代なので、体育の授業も戦術意識があるかもしれませんが、当時は個人の技量を戦術でカバーできるという事実は新鮮で、今でも覚えているくらいですから、その後のサッカーの見方にも影響を与えた面白さです。
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