Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

エスクデロ、韓国移籍

2012-07-17 18:50:33 | 浦和レッズ
今入ってきたニュースですが、浦和FWエスクデロが今季終了までの期限付きで韓国のFCソウルに移籍することが発表になりました。ギドが率いていたユース時代からトップの試合に出ていたエスクデロは既にベテランのような気がしていましたが、1988年生まれの24歳で、まだ若いです。

ただ、少しずつ試合に絡めるようになっていたエスクデロにとって、今年は後退の年になっていました。ミシャのシステムでは2シャドーがベストのポジションですが、この位置は好調の柏木とマルシオががっちりポジションを確保していて、エスクデロはベンチにも入れない日々が続きました。

もっとも、助っ人という意識でスピラを呼んだカタールのアルアラビとは違って、エスクデロのようにまだJリーグで一年間ポジションを守り通した経験のないFWはスタメン候補ではなく、韓国でも途中出場が多くなるかもしれません。

高原も水原三星(韓国)ではACLの遠征メンバーにも入れないほどだったので、エスクデロもそういう待遇を受けるかもしれないのは覚悟していると思います。試合に出たいならJ2に行った方がいいと思うので、あえて厳しい道を選んだのが今回の移籍だと思います。

これから新しい出発をしようとしている選手に情のないコメントかもしれませんが、エスクデロにはいくつか欠点も目に付くので、理想はそれを直して浦和に復帰することです。最大の欠点は足の筋肉が硬いのか、調子が良さそうだと思ったところで怪我をしてしまうことです。

エスクデロの負傷の多さは今に始まったことではありませんが、昨年の堀監督の指揮で1トップに入ったのはビッグチャンスだっただけに、福岡戦で負傷してしまったのは不運でした。負傷の多さとは隣り合わせかもしれませんが、エスクデロは球際を厳しく行けるので、ぎりぎりの厳しい試合で力を発揮する可能性もあります。

もう一つの欠点は、トップに入ってもまずはキープすることを考えていて、シュートに行ける場面でもパスを選択してしまうことです。雨の国立競技場の柏戦で相手のクリアに泥臭く詰めて点を取ったこともありますが、ゴールを量産しそうだと思ったことは一度もありません。

キープ力は高いので、本来ならスタメンで起用して、味方の攻めを活性化して点取り屋のスーパーサブと交代するのが一番いい起用法ですが、たぶんそういうプレースタイルを知らない韓国では途中出場が多くなるでしょう。ただ、この移籍でとにかく点を取らなければと得点感覚に目覚めてくれれば、まだ固定していない1トップ候補に名乗りを挙げられるかもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする