Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

ユベントスの象徴(デル・ピエロ)

2012-07-22 21:55:01 | ワールドサッカー
バッジオからユベントスの10番を受け継いだ選手としてワールドクラスになったデル・ピエロですが、昨日の震災復興試合で来日して、親日家というところまでバッジオを受け継いでいるとは思いませんでした。トップ下が定位置だったバッジオと違ってデル・ピエロはストライカーですが、ユベントスではもうバッジオを超える存在感を誇っていました。

そんなデル・ピエロも既に38歳になり、ユベントスとの契約は延長しないことになりました。本人は現役続行を希望していて、アメリカのメジャーリーグサッカーやカタールリーグなどの名前が移籍先の噂にのぼっています。Jリーグが噂にすらのぼらないのは残念ですが、今では資金力ではアメリカや中東にはかなわないのが現実です。

そんなデル・ピエロのプレーを見るのはきっと最後の機会になると思い、槙野や柏木ら浦和の選手がいるJリーグ選抜はあまり見ないで、鹿島、仙台連合軍でプレーしていたデル・ピエロを中心に見ていました。

どこでプレーするか決まっていないがとりあえずトレーニングだけは再開したというのがデル・ピエロの現状ですから、ベストコンディションではないことは皆理解しています。しかし、初めて一緒にプレーする選手ばかりの環境で、手堅く足元に正確に止めるデル・ピエロの技術の高さは鹿島、仙台連合もすぐに理解したと思います。

デル・ピエロのスルーパスに正確に反応した選手もいましたし、小笠原あたりはデル・ピエロにボールを集めようとしていました。デル・ピエロ自身は2点取りたいとは宣言していましたが、本当に点を取るとは思いませんでした。

この試合は親善試合にしては皆真剣にプレーしていて、決してデル・ピエロに点を取らせようという演出はなかったですが、左足のアウトサイドに掛けたシュートはGK菅野にとって予想外の変化をしたらしく、見事に日本の地でゴールを決めて見せました。

デル・ピエロの来日は突然決まった話なので、この試合のチケットを持っていた人はラッキーだったと思います。私も、中東やアメリカに行ってしまったら二度と見られないと思っていたデル・ピエロをテレビとはいえ見られたのは幸せでした。
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大相撲名古屋場所総括

2012-07-22 18:01:59 | 他スポーツ
サッカーが震災復興試合で一週空くので、どうしてもオフネタが多くなりますが、今日は今終わったばかりの大相撲名古屋場所から引っ張ってきます。千秋楽の一番で全勝力士同士が対戦して、勝った方が優勝という取組は29年前(昭和58年)の千代の富士対隆の里以来で、それだけ両者好調で千秋楽に当たるということは珍しいわけです。

結果は日馬富士が白鵬に勝ち、3度目の優勝を決めました。現役の大関以下の力士では3回の優勝は最多で、それだけ日馬富士が優勝のチャンスをうまくものにしていることが言えます。相撲内容に言及すれば、やはり日馬富士が先に左上手を取ったことが勝因です。

うまく左上手を引いて、白鵬の胸に頭をつけるという絶好の体勢を作った日馬富士は、休むことなくすぐにその左上手から投げを打って、白鵬を土俵際に追い詰めて勝ちました。白鵬は日馬富士が小さいことを考えれば、胸を合わせれば勝てるという計算をしていたと思いますが、この横綱は意外と勝負弱く、決定戦などは比較的苦手にしています。

それでも22回優勝は立派ですが、もし勝負強ければ千代の富士の31回にも迫ることもできるかもしれないのにと思うと惜しいです。解説の舞の海が言っていた話では、日馬富士は比較的体力がなく、優勝のチャンスはそうは巡って来ないということですが、それを全てものにしているのはさすがともいえます。

大関が6人いると、大関が序盤戦に負けるのは珍しくも何ともなくなり、大関を倒したくらいでは殊勲賞はもらえないようになりました。それでも、何とか帳尻は合っていて全員勝ち越してはいますが、大関は上がりやすく守りやすく、横綱は上がりにくいのが大関に人数がたまる原因になっています。

しかし、日馬富士が横綱昇進できるかは難しいと思っています。理由は先場所の日馬富士の成績が8勝7敗だったことで、これでは横綱昇進の内規である「二場所連続優勝かそれに準ずる成績」でも、来場所優勝を逃せば本音を言えばあまり上げたくないです。また、横綱挑戦の場所の日馬富士の過去の勝負弱さを覚えているだけに、来場所も今場所と同様の相撲を取れるかは正直疑問視しています。
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