マリンスタジアムで初勝利を挙げた西武ライオンズから、8回2失点で勝ち投手になった牧田和久投手を取り上げます。
牧田は社会人野球の日本通運からドラフト2位で西武に入団した即戦力投手です。26歳と遅いプロ入りだったので、プロに必要な投球術やマウンド度胸は最初から持っていました。下手投げの牧田は、ストレートが125kmほどしか出ないので、何かそれをカバーするものが必要でした。
牧田は意外にも、針の穴を通すようなコントロールを誇るタイプではありません。逆球や四死球も結構ある投手です。ただ、下手投げが相手にとって打ちにくいメリットを最大限に活かす投手です。かつてのライオンズの先発投手、同じように下手投げの松沼博久はあまりのコントロールの悪さ故に、真ん中に構えればどちらかにずれるだろうというリードをせざるを得ない投手でした。
牧田はそこまでひどくはありませんが、逆球を狙い打ちされると早い回でKOされる試合もあります。それでも、毎年のようにほぼ一年中一軍をキープできるのはその投球術ゆえです。牧田の生命線はインコースぎりぎりに投げる125kmのストレートで、相手はそのボールを打ち損じて内野フライになります。
皆、牧田のアウトコースの90kmのシンカーに注目しているので、その逆を突いてインコースにストレートを放ると、皆内野フライという算段です。以前は楽天の四番、山崎武司に対してランナーのいない場面でクイックで放り、山崎武司を「100年早い」と激怒させるなど、心理戦も仕掛ける投手です。
今季の西武は絶対的なエースは不在ですが、5番手や6番手の先発投手がいいという強みがあります。牧田もエースではないものの、きっちり試合を作ってくれます。開幕カード3連敗で心配しましたが、まだまだ巻き返せると思ったマリーンズ戦でした。
牧田は社会人野球の日本通運からドラフト2位で西武に入団した即戦力投手です。26歳と遅いプロ入りだったので、プロに必要な投球術やマウンド度胸は最初から持っていました。下手投げの牧田は、ストレートが125kmほどしか出ないので、何かそれをカバーするものが必要でした。
牧田は意外にも、針の穴を通すようなコントロールを誇るタイプではありません。逆球や四死球も結構ある投手です。ただ、下手投げが相手にとって打ちにくいメリットを最大限に活かす投手です。かつてのライオンズの先発投手、同じように下手投げの松沼博久はあまりのコントロールの悪さ故に、真ん中に構えればどちらかにずれるだろうというリードをせざるを得ない投手でした。
牧田はそこまでひどくはありませんが、逆球を狙い打ちされると早い回でKOされる試合もあります。それでも、毎年のようにほぼ一年中一軍をキープできるのはその投球術ゆえです。牧田の生命線はインコースぎりぎりに投げる125kmのストレートで、相手はそのボールを打ち損じて内野フライになります。
皆、牧田のアウトコースの90kmのシンカーに注目しているので、その逆を突いてインコースにストレートを放ると、皆内野フライという算段です。以前は楽天の四番、山崎武司に対してランナーのいない場面でクイックで放り、山崎武司を「100年早い」と激怒させるなど、心理戦も仕掛ける投手です。
今季の西武は絶対的なエースは不在ですが、5番手や6番手の先発投手がいいという強みがあります。牧田もエースではないものの、きっちり試合を作ってくれます。開幕カード3連敗で心配しましたが、まだまだ巻き返せると思ったマリーンズ戦でした。