Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

投球術(牧田和久)

2014-04-04 18:51:30 | 他スポーツ
マリンスタジアムで初勝利を挙げた西武ライオンズから、8回2失点で勝ち投手になった牧田和久投手を取り上げます。

牧田は社会人野球の日本通運からドラフト2位で西武に入団した即戦力投手です。26歳と遅いプロ入りだったので、プロに必要な投球術やマウンド度胸は最初から持っていました。下手投げの牧田は、ストレートが125kmほどしか出ないので、何かそれをカバーするものが必要でした。

牧田は意外にも、針の穴を通すようなコントロールを誇るタイプではありません。逆球や四死球も結構ある投手です。ただ、下手投げが相手にとって打ちにくいメリットを最大限に活かす投手です。かつてのライオンズの先発投手、同じように下手投げの松沼博久はあまりのコントロールの悪さ故に、真ん中に構えればどちらかにずれるだろうというリードをせざるを得ない投手でした。

牧田はそこまでひどくはありませんが、逆球を狙い打ちされると早い回でKOされる試合もあります。それでも、毎年のようにほぼ一年中一軍をキープできるのはその投球術ゆえです。牧田の生命線はインコースぎりぎりに投げる125kmのストレートで、相手はそのボールを打ち損じて内野フライになります。

皆、牧田のアウトコースの90kmのシンカーに注目しているので、その逆を突いてインコースにストレートを放ると、皆内野フライという算段です。以前は楽天の四番、山崎武司に対してランナーのいない場面でクイックで放り、山崎武司を「100年早い」と激怒させるなど、心理戦も仕掛ける投手です。

今季の西武は絶対的なエースは不在ですが、5番手や6番手の先発投手がいいという強みがあります。牧田もエースではないものの、きっちり試合を作ってくれます。開幕カード3連敗で心配しましたが、まだまだ巻き返せると思ったマリーンズ戦でした。
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仙台戦プレビュー

2014-04-04 18:22:00 | 浦和レッズ
今週末、浦和はホーム埼玉スタジアムで仙台と対戦します。神戸戦が惨敗だったので、チーム状態を気にしていましたが、ナビスコ杯の大宮戦で持ち直した感触です。それでも、大宮戦の映像を見る限りでは、去年の浦和の好調時のサッカーと比べたらまだまだで、相手のカウンターをぎりぎりのプレーで止めた場面は目立ちました。

仙台は2ラインコンパクトサッカーでACLに行くなど一時代を作った手倉森前監督が五輪代表監督に転進して、豪州人のアーノルド監督が指揮を執っています。今季のリーグ戦は2分3敗と未勝利です。仙台のような典型的4バックの相手には相性はいい浦和ですが、去年に宮城スタジアムで終了間際に追い付かれた痛い引き分けが印象的で、最近はホームでもよく引き分けています。

アーノルド監督になってからの試合は見ていないので、今どういうサッカーをしているかはわかりませんが、中心選手が攻撃的MFの梁勇基とFWのウィルソンというところは変わっていないです。右MFに入りそうなニュージーランド代表MFマグリンチィは新戦力で、埼玉スタジアムに行ったらチェックしてみたいと思います。

浦和のアウトサイドがどういう位置でボールを持てるかがこの試合の鍵を握ると思います。仙台のCBは高さやパワーには自信があるので、アーリークロスを放り込んだら跳ねかえされてしまうでしょう。そういう意味では期待しているのは、今売り出し中の新人関根です。

関根はまだ90分トップレベルでプレーできる体力がないという課題はありますが、その瞬間的なスピードは魅力的です。仙台のSBに対して果敢に仕掛け、深い位置でボールを持てれば浦和優位の展開になると思います。

また、仙台の4バックなら、どちらかのアウトサイドは必ず空くので、浦和はどちらのアウトサイドが使えるかの判断も重要です。GK西川や、DFの選手のフィードに注目すると面白いと思います。
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