アメリカに渡ったことのない私にとって、メジャーリーグは憧れです。何度かメジャーリーグが来日して東京ドームで試合をしているのですが、2000年のメッツ対カブスはチケットが取れず、2003年のマリナーズ対アスレチックスはチケットが取れたものの戦争の影響で中止と、私とメジャーリーグは縁がないのかと思いますが、2000年のオープン戦、西武対メッツが私にとって唯一のメジャーリーグ観戦です。
メジャーリーグでは先発投手は登板予定のない遠征には行かないので、こういうオープン戦の先発は前年3Aのラッシュでした。それでも、こういう投手を見ておいたのも貴重な経験です。最高球速は140km出るかどうかで、日本にもいくらでもいそうな投手ですが、ボールの出所が見えにくい癖球が武器の投手です。
また、オープン戦はメッツは中継ぎ陣の調整登板に当て、年間70試合に登板するメジャーの本物の中継ぎが6回から小刻みに出てきました。これが私とメジャーリーグの出会いと今でも感じていて、ストレートのスピードは140km出ない投手もいましたが、皆落ちる変化球の決め球を持っていました。
以前、大魔人佐々木がメジャー志向を口にしたとき、「メジャーは力と力の勝負」と言っていました。しかし、この日のメッツを見ればメジャーは決して力と力の勝負ではありません。何か決め球の変化球を持っていなければ、間違いなく通用しない世界です。
また、メッツは野手も印象的でした。4番ピアザの中前安打は火が出るような打球の速さでしたし、遊撃手オルドネスは日本なら間違いなくヒットの高木大成の当たりを難なくショートゴロにしていました。今のように皆がメジャーに行きたがる時代ではありませんでしたが、「これは相当レベルが高い」という印象は強く刻まれました。
また、メッツの抑え投手ベニテスも印象的でした。変化球投手の多かったメッツの中継ぎ陣と違って、156kmのストレートをぐいぐい投げ込む投手でした。意外にも、西武打線が最もタイミングが合っていたのはこのベニテスだったという事実は、野球はスピードばかりではないという面白さです。
メジャーリーグでは先発投手は登板予定のない遠征には行かないので、こういうオープン戦の先発は前年3Aのラッシュでした。それでも、こういう投手を見ておいたのも貴重な経験です。最高球速は140km出るかどうかで、日本にもいくらでもいそうな投手ですが、ボールの出所が見えにくい癖球が武器の投手です。
また、オープン戦はメッツは中継ぎ陣の調整登板に当て、年間70試合に登板するメジャーの本物の中継ぎが6回から小刻みに出てきました。これが私とメジャーリーグの出会いと今でも感じていて、ストレートのスピードは140km出ない投手もいましたが、皆落ちる変化球の決め球を持っていました。
以前、大魔人佐々木がメジャー志向を口にしたとき、「メジャーは力と力の勝負」と言っていました。しかし、この日のメッツを見ればメジャーは決して力と力の勝負ではありません。何か決め球の変化球を持っていなければ、間違いなく通用しない世界です。
また、メッツは野手も印象的でした。4番ピアザの中前安打は火が出るような打球の速さでしたし、遊撃手オルドネスは日本なら間違いなくヒットの高木大成の当たりを難なくショートゴロにしていました。今のように皆がメジャーに行きたがる時代ではありませんでしたが、「これは相当レベルが高い」という印象は強く刻まれました。
また、メッツの抑え投手ベニテスも印象的でした。変化球投手の多かったメッツの中継ぎ陣と違って、156kmのストレートをぐいぐい投げ込む投手でした。意外にも、西武打線が最もタイミングが合っていたのはこのベニテスだったという事実は、野球はスピードばかりではないという面白さです。