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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

拾えたセカンドボール(4/12名古屋対浦和)

2014-04-12 18:39:01 | 浦和レッズ
写真は家の芝桜ですが、本文とは関係ありません。今日の名古屋とのアウェイ戦、ずいぶん苦しんだ試合でしたが、勝利は必然だったように思えます。理由は浦和がセカンドボールをよく拾えたことと、相手FW永井の退場で得た数的優位でした。

名古屋の西野監督は攻撃が好きな監督で、相手に合わせて守備の組織を構築するより、それ以上点を取って勝とうとする監督です。実際、浦和のアウトサイドが4バックのチームにマークしにくいという弱点に手を入れた形跡はなく、それよりはストロングポイントのケネディの頭と永井のスピードで勝とうとした様子です。

実際にセットプレーからの折り返しで先制したあたりは、ゴールこそ永井ですが、名古屋のヘディングの強さを生かして、その強さで逃げ切ればプラン通りでしょう。しかし、浦和は本来のポゼッションサッカーを貫き、攻撃が途絶えてもセカンドボールを拾う粘りで連続攻撃を続けました。

名古屋の縦パスで、ケネディに入れられて時間を作られてしまえば、「この試合は名古屋ペース」となるのですが、実際は名古屋のクリアボールを阿部勇樹や柏木が拾って、2次攻撃、3次攻撃と次々に形を作っていました。前半こそ、興梠が決定機を外したり、宇賀神のクロスに槙野がハンドしたりしてスコアだけは0-1で負けていましたが、「この試合は負ける内容の試合ではない」という確信は持っていました。

内容的に勝てる試合のはずでも、ビハインドが長く続けば次第に名古屋が守り慣れてきて、乗ってくる可能性もありますが、同点ゴールの時間も後半19分に原口のドリブルと良く、負ける気はしないという確信は持てました。しかし、勝利まで持ってこられた理由は永井の退場も大きいです。

永井の退場の前数分、名古屋の攻撃がつながっていました。相手にフィニッシュで終わられると、相手に流れが行く可能性がありましたが、永井の退場で数的不利になった名古屋は攻撃に出ることができなくなり、一方的に浦和が支配した展開になりました。この展開ならケネディを恐れる必要はなく、信じてボールをキープして隙をうかがえばいいことになりました。

決勝点こそ、ロスタイムの最後の最後で、はらはらはしましたが、論理的には勝てるだけの準備をして、勝てる攻撃を組み立てました。勝利は必然だったと思っています。
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ダイレクトタッチ(バイエルン対マンチェスターU)

2014-04-12 09:25:01 | ワールドサッカー
今朝は欧州CLの準々決勝、バイエルン(ドイツ)対マンチェスターU(以下マンU、イングランド)の試合を見ていました。結果は1-3でバイエルンの勝利は知っていましたが、香川真司がスタメンだったこともあって、どんな試合かはチェックしてみました。両チームとも、NHK-BSでおなじみのチームなので、バイエルンが4-1-4-1、マンUが4-4-2でいつも通りと戦術的な発見はないです。

それでも、前回欧州王者のバイエルンに対し、マンUは自ら格下であることを認めた戦い方でした。マンUは低い位置に2ラインを引き、アンカーのクロースにはいくらボールを持たれてもいいから、バイエルンが誇る両ウイングのロッベンとリベリーにはスペースを与えない、守備的な入り方をしてきました。

この格下戦術を相手に、バイエルンは思うように試合を運べなくなってきました。この展開だと、アンカーがミドルシュートもあるシュバインシュタイガー(出場停止)でなく、クロースという影響が次第に出てきて、このアンカーのポジションに攻撃力がないと、世界を制するのは厳しいという課題が噴出します。

事実、先制点はマンUに入ります。右サイドをえぐってからのマイナスのクロスを、左SBエブラが豪快なミドルを突き刺して先制し、初戦を1-1で引き分けているマンUは、このゴールを守れば勝ちという状況を作り出します。しかし、マンUはCBのビディッチがベテラン、スモーリングもまだ世界レベルではないという課題も持っています。

そのため、バイエルンが得意なウイングを使って、速くて低いクロスを何本も配給した結果、マンジュキッチとミュラーがダイレクトで触ってゴールを決めて逆転して、この試合自体は勝ちました。ウイングサッカーのチームは、ブロックを作られてウイングの位置をタッチライン際に限定されると意外にも弱い課題があるチームがあります。

ただ、バイエルンは世界一のウイングサッカーなので、多少ウイングの位置が遠くても何とかできるキックのレンジは持っていました。ウイングのロッベン、リベリーにサポートするSBのラーム、アラバあたりなら、タッチラインぎりぎりから上げても機能するあたりは、さすがバイエルンという底力は感じた試合だったと思います。個人的にはレアルと当たるところを、是非映像で見てみたいです。
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