Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

元祖怪物くん(江川卓)

2014-04-21 18:51:46 | 他スポーツ
私の少年時代、巨人のエースといえば江川卓選手でした。空白の一日や小林繁投手とのトレード扱いで巨人入りした「江川事件」の頃は小学校低学年だったので覚えておらず、巨人といえば江川のイメージでした。当時の巨人に対する注目度は現在では想像できないほど高く、江川もよく100球前後で交代するので「100球肩」というありがたくない異名があったほどです。

リアルタイムで知っている「怪物くん」は松坂大輔ですが、栃木県の作新学院在学中の江川も同じくらいの注目度だったようです。テレビ番組で、夏の甲子園の3回戦の銚子商業戦(昭和48年)が特集になって放送されたほどです。もちろんリアルタイムでは知らない試合ですが、当時の銚子商業のナインのインタビューは興味深いものでした。

当時の江川に勝つためには1-0しかないと、銚子商業は接戦に持ち込む作戦でした。作新学院は松坂大輔の横浜高校に比べると打線が弱く、銚子商業エースの土屋の前にゼロ行進が続き延長戦になります。延長11回の裏、雨でぬかるんだグラウンドに足を取られた江川が制球を乱し、四球で走者を出します。

ここで銚子商業が江川対策に練っていたバント作戦が披露されます。サヨナラスクイズで決勝点を入れた銚子商業は歴史的な金星を挙げました。当時の銚子商業ナインへのインタビューの映像を見ると、彼らの多くは高校、大学や社会人で監督やコーチをやっていました。

努力して甲子園に行けるくらいの力を付ければ、ずっと野球に関わって生きていくことはできる実例で、それだけ日本の野球の裾野は広いと、この番組では感じることができました。

江川は巨人のエースにはなれましたが、32歳という早い引退で通算勝利は130勝ほどです。彼は高卒の時点で既に完成した投手だったので、もし法大、アメリカ留学という回り道をしていなければ200勝も狙えたと思います。今思い出しても惜しまれる才能です。
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川崎F戦マニアック分析

2014-04-21 18:08:44 | 浦和レッズ
久しぶりの生観戦なので、恒例のマニアック分析も復活です。川崎は4バックで、最終ラインをスライドしながら守るやり方でした。浦和相手には5バックにして数的同数を保つチームが多いですが、川崎の風間監督はあえて浦和のストロングポイントのアウトサイドを放置して、真ん中の1トップ2シャドーを消せばいいという作戦でした。

この試合では、浦和の1トップ2シャドーは川崎の意図通り消されてしまいました。原口のドリブルは不発、興梠もパスを通せず、李忠成も苦手なロングボールが入る展開に戸惑い気味でした。ただ、放置された右アウトサイドの梅崎が好調でした。

あまりにも梅崎の突破に浦和が頼るので、スタミナ切れを心配するほどで、瞬間的な切れでフリーになるところまでは非常に良かったです。結果的に決勝点が梅崎のクロスから宇賀神だったのはうまく川崎の意図の逆を突き、内容は良くなかったとはいえ、知的ゲームという意味では快勝に見えました。

また、1-0で勝つためには守備の安定が不可欠ですが、正直いえばかなり西川に救ってもらっています。それでも、相手に得意でないプレーをさせようとする守備陣の工夫は見られ、大久保はトップの位置で受け手になれば怖いですが、中盤で持って出し手にすればそれほど怖くないやり方を続けていました。

このような膠着状態で前半を0-0で折り返すと、サポーターの遊びで交代予想をよくします。1トップ2シャドーが機能していないので、交代カードは攻撃的な選手が必要で、矢島、関根、関口の順に切りたいと予想していました。

しかし、ハーフタイムで槙野が負傷して浜田と交代し、その後柏木と青木が交代したのはミシャも誤算だったと思います。攻撃的なカードが最後の一枚ということになると、アクシデントが怖いのでどうしても試合の終盤にしか切れません。

ベンチの選手に頼らないで勝つのは難しいと思っていたところで宇賀神のゴールが出たので、機能していなかった1トップ2シャドーも守備で頑張ることで役割を果たしました。川崎も攻撃的な交代カードが金久保一枚でしたし、ベンチワークで流れを変えにくかったのも浦和勝利の要因です。

個人的には、私の生観戦の試合のレッズの勝率が良くないので、家族に私の風邪を期待されてしまうので、そうならなくて良かったです。
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