無観客試合で開催されている、大相撲春場所は中日8日目を終えました。優勝争いは全勝の横綱白鵬がトップを走ります。6戦全勝同士で対戦した、7日目の白鵬対御嶽海戦が最初の分岐点でしたが、白鵬が無難にさばいて御嶽海を下し、白鵬得意の「先行逃げ切り」の展開です。もっとも、最近はこのパターンが通用しない場所も出てきており予断を許しません。
白鵬も鶴竜も休場明けで、しかも豪栄道の引退で世代交代がいよいよ待ったなしになってきた厳しい土俵ですが、今のところ横綱の威厳は保てています。もっとも、鶴竜は2日目に北勝富士に黒星を喫し、3場所連続途中休場という苦しい立場です。4場所連続の途中休場は許されない覚悟を持って土俵に上がったでしょうが、中日で6勝2敗とギリギリ合格点です。
関脇朝乃山の大関挑戦も今場所の話題です。11勝、10勝と来ている朝乃山は、これまでの例に倣えば3場所33勝が目安で、今場所は12勝で届くことになります。もっとも、今は貴景勝の一人大関で、新大関は待望されており、11勝でも上がれる可能性もあります。昨日までは6勝1敗でいいペースでしたが、今日学生時代からのライバル豊山に痛い黒星を喫して微妙になってきました。
大関貴景勝は5勝3敗と今一つの出来です。去年が膝の負傷で大関陥落、12勝で大関復帰、大胸筋断裂明けを9勝で持ちこたえると波乱万丈だった年ですが、今場所は大関を守るのが手一杯の様子です。押し相撲故に安定させることが難しいというハンデはありますが、一時まわしを取ろうとしたことがマイナスに出たので、今は「突き押し一本で勝負する」様子です。
三役陣はこれといった好成績はおらず、優勝争いに絡むのは1敗の平幕隆の勝と碧山です。上にいるのが横綱なので、今優勝は考えていないでしょうが、先場所の徳勝龍の奇跡もあるので、目の前を少しずつ勝って行くことで奇跡が近づくこともあります。今場所は上位が2横綱1大関と少ないこともあり、好調故に上位と当てられる可能性もあります。それを勝って優勝争いを自力でわからなくすることもあり得ます。
また、幕内復帰目前まで来た、十両照ノ富士は6勝2敗です。先場所を見る限り十両では力が違う様子に見えますが、幕内レベルの力を戻したかどうかは今後次第です。コロナウイルスの影響が出ず、無事に千秋楽を迎えて欲しいと、祈るような思いで迎える今場所です。
白鵬も鶴竜も休場明けで、しかも豪栄道の引退で世代交代がいよいよ待ったなしになってきた厳しい土俵ですが、今のところ横綱の威厳は保てています。もっとも、鶴竜は2日目に北勝富士に黒星を喫し、3場所連続途中休場という苦しい立場です。4場所連続の途中休場は許されない覚悟を持って土俵に上がったでしょうが、中日で6勝2敗とギリギリ合格点です。
関脇朝乃山の大関挑戦も今場所の話題です。11勝、10勝と来ている朝乃山は、これまでの例に倣えば3場所33勝が目安で、今場所は12勝で届くことになります。もっとも、今は貴景勝の一人大関で、新大関は待望されており、11勝でも上がれる可能性もあります。昨日までは6勝1敗でいいペースでしたが、今日学生時代からのライバル豊山に痛い黒星を喫して微妙になってきました。
大関貴景勝は5勝3敗と今一つの出来です。去年が膝の負傷で大関陥落、12勝で大関復帰、大胸筋断裂明けを9勝で持ちこたえると波乱万丈だった年ですが、今場所は大関を守るのが手一杯の様子です。押し相撲故に安定させることが難しいというハンデはありますが、一時まわしを取ろうとしたことがマイナスに出たので、今は「突き押し一本で勝負する」様子です。
三役陣はこれといった好成績はおらず、優勝争いに絡むのは1敗の平幕隆の勝と碧山です。上にいるのが横綱なので、今優勝は考えていないでしょうが、先場所の徳勝龍の奇跡もあるので、目の前を少しずつ勝って行くことで奇跡が近づくこともあります。今場所は上位が2横綱1大関と少ないこともあり、好調故に上位と当てられる可能性もあります。それを勝って優勝争いを自力でわからなくすることもあり得ます。
また、幕内復帰目前まで来た、十両照ノ富士は6勝2敗です。先場所を見る限り十両では力が違う様子に見えますが、幕内レベルの力を戻したかどうかは今後次第です。コロナウイルスの影響が出ず、無事に千秋楽を迎えて欲しいと、祈るような思いで迎える今場所です。