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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

フェルナンド・トーレスの記憶

2020-03-22 21:04:01 | ワールドサッカー
写真を持っている選手の記憶を書いてきましたが、今回は元鳥栖FWフェルナンド・トーレスの記憶です。フェルナンド・トーレスといえばスピード型のFWで、リバプールに在籍していた2000年代後半が全盛期でした。当時のリバプールのベニテス監督が速攻を用いる監督で、スペースに出したボールへの反応の良さが抜群だった選手です。

スペイン代表でも黄金期のFWでした。2008年欧州選手権優勝、2010年南アフリカW杯優勝、2012年欧州選手権優勝を成し遂げています。スピードだけでなく足元のテクニックも確かだったFWで、2008年欧州選手権では決勝戦のドイツ戦でゴール、2012年欧州選手権でも短い出場時間ながら3得点を挙げて大会得点王になっています。

当時のスペイン代表は元Rマドリード監督のデルボスケ監督が率いており、2008年欧州選手権の当時はチームを若手に切り替えていたタイミングでした。この時期に台頭したトーレスは時代の流れに乗れたFWで、当時のスペインのパスサッカーの最後の詰めに絡んだり、サイドを走っていいボールに反応する動きも見せていました。

私の記憶に残っているプレーは、2012年クラブW杯にチェルシーの一員として来日し、決勝戦のコリンチャンス戦でプレーしていました。FWのトーレスは、1点ビハインドで自陣から送り込まれるロングボールを、いとも簡単に正確に足元に止めていました。同点ゴールかに思えたプレーもありましたが、残念ながらオフサイドの判定で取り消されましたが。

そんなトーレスは、晩年チェルシーから古巣Aマドリードに戻っていました。その時期に、移籍先に選んだのは鳥栖でした。移籍を決断した理由に、欧州でできることはすべてやったというのを挙げており、確かに代表でもクラブでも取れるタイトルは全て取っていました。本当にこれほどの選手が来るというのは感動的でもありましたが、さすがに現役の最後ということで持ち味のスピードはかなり落ちていました。

それでも足元は上手かったですが、鳥栖では35試合出場5得点と力は落ちていました。この写真を撮れたのはちょうど引退表明の直前で、本当にトーレスが埼スタに来たというのは感激でしたが、プレーではさほど目立てませんでした。それでも、ワールドサッカーに熱狂した、昔の自分を思い出す、いいきっかけになりました。
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大相撲春場所総括

2020-03-22 17:57:14 | 他スポーツ
大相撲春場所は、写真の横綱白鵬の44回目の優勝に終わりました。今場所は序盤で鶴竜が北勝富士、徳勝龍戦を落として2敗に後退し、白鵬も9連勝後の終盤戦で苦しんだ、もつれる展開でした。しかし、1敗で突然先頭に立つことになった、平幕碧山が優勝を意識したのか、隆の勝戦で一方的に押し出される負けで流れが再び変わりました。

14日目に、2敗同士の白鵬対碧山のカードが組まれたことが、白鵬にとっては吉と出ました。碧山という力士は、突き押しが武器と特徴がはっきりしており、その突きをまともに食わなければ白鵬の方が実力上位の相手です。白鵬が、碧山の突きを外してたぐることができたことで、順当に勝利を収め、優勝争いの決着は千秋楽結びの一番での鶴竜との直接対決に持ち込まれました。

千秋楽相星決戦は、7年ぶりで当時のカードは白鵬対日馬富士です。白鵬と鶴竜の実力差は近年縮まってきていますが、それでもさすが優勝回数トップの白鵬です。鶴竜に序盤は攻められたものの、上手まわしが遠いと見ると意図的に不十分な左四つに巻き替えるなど、ベテランらしいテクニックを見せ合う土俵になります。最後は右四つに組み勝った白鵬が寄り切って勝利を収めました。

大関昇進がかかっていた関脇朝乃山は、千秋楽は貴景勝戦でした。立ち合いは貴景勝が押しを見せましたが、朝乃山の手が左のまわしにかかったことで流れが変わり、四つに持ち込んだ朝乃山の勝利に終わります。この勝利で11勝4敗、3場所32勝となった朝乃山の昇進は微妙でしたが、審判部が「理事会の招集を行う」と表明し、理事会で否決された例がないことから大関昇進が確実になりました。

三役を賭けた争いは、朝乃山が大関昇進、小結北勝富士が4勝11敗、小結遠藤が7勝8敗と負け越して枠は3つ空きます。そこに入るのは、東前頭筆頭の大栄翔が8勝7敗、西前頭3枚目の御嶽海が10勝5敗と二つは決まりです。残り一つの枠は、東前頭2枚目の隠岐の海が8勝7敗、東前頭9枚目の隆の勝が12勝3敗、西前頭5枚目の阿武咲が9勝6敗といったあたりが絡んできます。

下位では、先場所に上手まわしを引いての速攻相撲で勝った相撲を見て、将来性十分と感じていた十両琴勝峰が12勝3敗で十両優勝を成し遂げました。幕内琴ノ若とは埼玉栄高校の同期生で、来場所同時に幕内に並ぶことがあればお互い高め合って、上位の土俵を盛り上げてくれることを期待したいです。
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