今場所は2勝9敗と振るいませんが、一年前の初場所で平幕優勝を達成した徳勝龍を取り上げます。当時、徳勝龍の番付は幕内の一番下の位置の幕尻で、この番付からの優勝はめったに起きない奇跡と言われました。本人もインタビューで「自分が優勝していいんですかね?」と言っていました。
その奇跡を生んだのは、徳勝龍の14勝中6勝を占めた、逆転の突き落としでした。徳勝龍自身も「負けた」という表情をしていますが、解説していた親方衆は「立ち合いで押しているから決まる」と徳勝龍の快進撃は偶然ではないとコメントしていました。
また、この場所の徳勝龍は優勝争いのターニングポイントになる相撲をことごとく勝利していました。14日目には1敗で並んでいた当時平幕の正代を下し、千秋楽は大関貴景勝と当てられましたが、貴景勝が苦手にする四つ相撲に持ち込んで勝利を得て優勝を決めています。
決定戦の準備をして、朗報を待っていた正代にとっては悔しい負けになりました。これで正代の心に火がついたようで、それから一年経った今、正代の番付は大関です。
この優勝で、平幕力士にとってはうまく流れによれば優勝もできると勇気が出たことでしょう。前場所の番付が十両だった徳勝龍の快進撃は、それだけ大きなものだったと振り返ります。
その奇跡を生んだのは、徳勝龍の14勝中6勝を占めた、逆転の突き落としでした。徳勝龍自身も「負けた」という表情をしていますが、解説していた親方衆は「立ち合いで押しているから決まる」と徳勝龍の快進撃は偶然ではないとコメントしていました。
また、この場所の徳勝龍は優勝争いのターニングポイントになる相撲をことごとく勝利していました。14日目には1敗で並んでいた当時平幕の正代を下し、千秋楽は大関貴景勝と当てられましたが、貴景勝が苦手にする四つ相撲に持ち込んで勝利を得て優勝を決めています。
決定戦の準備をして、朗報を待っていた正代にとっては悔しい負けになりました。これで正代の心に火がついたようで、それから一年経った今、正代の番付は大関です。
この優勝で、平幕力士にとってはうまく流れによれば優勝もできると勇気が出たことでしょう。前場所の番付が十両だった徳勝龍の快進撃は、それだけ大きなものだったと振り返ります。