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高校サッカー選手権決勝(山梨学院対青森山田)

2021-01-11 19:40:32 | 高校サッカー
今日の高校サッカー選手権決勝は、山梨学院対青森山田のカードになり、2-2のまま延長戦でも決着が着かず、PK戦の末に山梨学院の優勝に終わりました。昨日、私の書いた予想が外れ、申し訳ございません。

戦前、青森山田の圧倒的な優位を予想していましたが、山梨学院が対抗できるとすれば得意とする縦パスを正確に通し、少ないチャンスで点を取れた場合だけだろうと思っていました。試合はまさにそんな展開になります。青森山田の攻勢をGK熊倉の好守で防ぎながらも、山梨学院も押されっぱなしにならず、縦パスを通していました。

これなら、準決勝で青森山田に圧倒された矢板中央よりは良い戦いができそうでしたが、山梨学院は右サイドを抜け出したチャンスに左MFの広澤が追い付き、前半11分といういい時間で先制することができました。これで、青森山田はサイドを何度も突破してクロスの嵐を浴びせますが、山梨学院が自陣に引いた分厚い守りの前になかなか得点が奪えない前半になります。

山梨学院はこのまま、1点を守り切るつもりのようにも見えましたが、前半の最後の15分に一方的に押し込まれたことで、GK熊倉は「このままでは持たないぞ」と警告を発していました。青森山田の、SBも含めて最大6枚で攻撃する圧力は、それほど脅威でした。

試合は本当にそうなります。青森山田の得点パターンの一つである内田のロングスローから、松木のシュートがGKに当たったところを藤原が押し込んで同点にすると、右サイドを突破した途中出場の藤森のクロスを、準決勝でハットトリックと勢いに乗る安斎がダイレクトで合わせて勝ち越しに成功します。

これで試合は終わったと思いました。しかし、山梨学院は2トップを交代させ、行くべきところと守るべきところの使い分けが上手いチームでした。誰もが不可能に思っていた同点ゴールが、競り合いのこぼれ球がFW野田のところに来たことで実現しました。

山梨学院はこれでPK戦も視野に入れながら、青森山田の得点を抑えに行くことが可能になりました。PK戦にはしたくない青森山田は猛攻を見せますが、延長戦を戦ってもゴールは生まれず、勝負はPK戦になりました。山梨学院はPK戦を2度勝っている落ち着きがあり、GK熊倉が一人を止め、青森山田の4人目が外したことでこの熱戦は決着が着きました。

山梨学院の監督は、「10回戦ったら9回負ける相手だが、その残り1回を今回にする準備はしてきた」と試合前にコメントしていました。大会最強チームの青森山田に対して、最後まで粘り抜いての勝利、見事でした。
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大相撲初場所初日

2021-01-11 08:52:26 | 他スポーツ
入院のため、現地観戦が叶わなかった大相撲初場所初日ですが、テレビで見ました。今場所は新型コロナウィルスの蔓延のため、関取16人が初日から休場して、十両の取組はわずか9番しかないという、異例中の異例となった場所になりました。

それでも、皆この日のために稽古で調整してきたので、本場所にふさわしいクオリティは維持できていた印象です。出稽古ができず、他の部屋の力士と稽古するには年末に行われた「合同稽古」に参加するしか道がなかったので、同じ部屋に強い力士がいるかどうかという、自分ではどうしようもないところも調整に影響しました。

両横綱が初日から休場したので、必然的に最高番付になる大関陣の相撲に注目が集まります。今場所はカド番になる朝乃山、正代の両大関の状態は注目でしたが、朝乃山は平幕大栄翔相手に立ち合いから一方的に押し込まれてあっさりと土俵を割ります。高砂部屋の、幕下以下の相手と調整してきた朝乃山の、ちょっとした隙だったかもしれません。

同じくカド番の正代は、平幕北勝富士と対戦しました。解説の北の富士さんによれば、北勝富士は直前調整で負傷していたようで、正代が得意とする、浅く差して前に出る相撲が機能して白星を挙げました。

注目は横綱昇進がかかる大関貴景勝です。初日の相手は難敵御嶽海です。もっとも、貴景勝という力士がシンプルに押して出る力士なので、迷いなどはなさそうと舞の海氏が予想していました。しかし、御嶽海は押し相撲でもある程度取れる力士で、貴景勝の押しはなかなか相手に力が伝わらず、貴景勝は何度も押してきました。御嶽海は押しを残しながらチャンスをうかがい、貴景勝が引いた一瞬のチャンスをものにして、横綱がかかった大関から大きな白星を得ました。

また、今一番強い力士は、関脇の照ノ富士ではと舞の海氏は予想していました。以前の力強さが戻っただけでなく、相撲も上手くなり強引な相撲が減ったことが理由に挙げられていました。今日の勝ち方は横綱のような印象で、平幕琴勝峰に対して立ち合いで圧倒して、あっさりと押し出しました。大関から病気や怪我で序二段まで下がりながら、奇跡的な大関復帰も十分考えられる内容です。

コロナで緊急事態宣言が出ていることを考えると、今後場所が正常に開催されるかどうかも不透明ですが、テレビからとはいえ力士たちの熱い戦いが伝わってきたことに、今は安堵することにします。
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