今日の高校サッカー選手権決勝は、山梨学院対青森山田のカードになり、2-2のまま延長戦でも決着が着かず、PK戦の末に山梨学院の優勝に終わりました。昨日、私の書いた予想が外れ、申し訳ございません。
戦前、青森山田の圧倒的な優位を予想していましたが、山梨学院が対抗できるとすれば得意とする縦パスを正確に通し、少ないチャンスで点を取れた場合だけだろうと思っていました。試合はまさにそんな展開になります。青森山田の攻勢をGK熊倉の好守で防ぎながらも、山梨学院も押されっぱなしにならず、縦パスを通していました。
これなら、準決勝で青森山田に圧倒された矢板中央よりは良い戦いができそうでしたが、山梨学院は右サイドを抜け出したチャンスに左MFの広澤が追い付き、前半11分といういい時間で先制することができました。これで、青森山田はサイドを何度も突破してクロスの嵐を浴びせますが、山梨学院が自陣に引いた分厚い守りの前になかなか得点が奪えない前半になります。
山梨学院はこのまま、1点を守り切るつもりのようにも見えましたが、前半の最後の15分に一方的に押し込まれたことで、GK熊倉は「このままでは持たないぞ」と警告を発していました。青森山田の、SBも含めて最大6枚で攻撃する圧力は、それほど脅威でした。
試合は本当にそうなります。青森山田の得点パターンの一つである内田のロングスローから、松木のシュートがGKに当たったところを藤原が押し込んで同点にすると、右サイドを突破した途中出場の藤森のクロスを、準決勝でハットトリックと勢いに乗る安斎がダイレクトで合わせて勝ち越しに成功します。
これで試合は終わったと思いました。しかし、山梨学院は2トップを交代させ、行くべきところと守るべきところの使い分けが上手いチームでした。誰もが不可能に思っていた同点ゴールが、競り合いのこぼれ球がFW野田のところに来たことで実現しました。
山梨学院はこれでPK戦も視野に入れながら、青森山田の得点を抑えに行くことが可能になりました。PK戦にはしたくない青森山田は猛攻を見せますが、延長戦を戦ってもゴールは生まれず、勝負はPK戦になりました。山梨学院はPK戦を2度勝っている落ち着きがあり、GK熊倉が一人を止め、青森山田の4人目が外したことでこの熱戦は決着が着きました。
山梨学院の監督は、「10回戦ったら9回負ける相手だが、その残り1回を今回にする準備はしてきた」と試合前にコメントしていました。大会最強チームの青森山田に対して、最後まで粘り抜いての勝利、見事でした。
戦前、青森山田の圧倒的な優位を予想していましたが、山梨学院が対抗できるとすれば得意とする縦パスを正確に通し、少ないチャンスで点を取れた場合だけだろうと思っていました。試合はまさにそんな展開になります。青森山田の攻勢をGK熊倉の好守で防ぎながらも、山梨学院も押されっぱなしにならず、縦パスを通していました。
これなら、準決勝で青森山田に圧倒された矢板中央よりは良い戦いができそうでしたが、山梨学院は右サイドを抜け出したチャンスに左MFの広澤が追い付き、前半11分といういい時間で先制することができました。これで、青森山田はサイドを何度も突破してクロスの嵐を浴びせますが、山梨学院が自陣に引いた分厚い守りの前になかなか得点が奪えない前半になります。
山梨学院はこのまま、1点を守り切るつもりのようにも見えましたが、前半の最後の15分に一方的に押し込まれたことで、GK熊倉は「このままでは持たないぞ」と警告を発していました。青森山田の、SBも含めて最大6枚で攻撃する圧力は、それほど脅威でした。
試合は本当にそうなります。青森山田の得点パターンの一つである内田のロングスローから、松木のシュートがGKに当たったところを藤原が押し込んで同点にすると、右サイドを突破した途中出場の藤森のクロスを、準決勝でハットトリックと勢いに乗る安斎がダイレクトで合わせて勝ち越しに成功します。
これで試合は終わったと思いました。しかし、山梨学院は2トップを交代させ、行くべきところと守るべきところの使い分けが上手いチームでした。誰もが不可能に思っていた同点ゴールが、競り合いのこぼれ球がFW野田のところに来たことで実現しました。
山梨学院はこれでPK戦も視野に入れながら、青森山田の得点を抑えに行くことが可能になりました。PK戦にはしたくない青森山田は猛攻を見せますが、延長戦を戦ってもゴールは生まれず、勝負はPK戦になりました。山梨学院はPK戦を2度勝っている落ち着きがあり、GK熊倉が一人を止め、青森山田の4人目が外したことでこの熱戦は決着が着きました。
山梨学院の監督は、「10回戦ったら9回負ける相手だが、その残り1回を今回にする準備はしてきた」と試合前にコメントしていました。大会最強チームの青森山田に対して、最後まで粘り抜いての勝利、見事でした。