青木拓矢、FC東京完全移籍

浦和関連の移籍情報では、MF青木拓矢選手のFC東京への完全移籍が発表になっていました。今季は青木の出場機会は少なくなってきており、31歳という年齢を考えると他チームで勝負したいという気持ちは理解できます。

青木は群馬県の前橋育英高校から、大宮アルディージャに入団してプロになっています。早い時期で背番号6をもらうなど期待されていましたが、宿敵浦和への移籍は大宮のサポーターには衝撃的だったようで、大宮戦ではブーイングを受けていました。

浦和での青木は、アンカータイプのボランチだった印象です。フィジカルが強く、ヘディングでも勝てるので、中盤で競り合いになると力を発揮してくれました。特に、体力レベルが高いので、ACLのような消耗戦に強かった印象です。

もっとも、浦和のアンカーは長年ベテランの阿部勇樹がポジションを確保しており、青木は当初は控えからのスタートでした。それでも、苦しいときに投入すると運動量の多さでチームを救っており、阿部勇樹の壁も乗り越えた印象はありました。

攻撃力は今一つの印象でしたが、FC東京はアンカータイプの橋本がロシアリーグに移籍して抜けており、チャンスはあります。完全移籍なので、浦和戦にも出てきますが、彼の写真を撮って｢元気なんだな｣と思わせて欲しいものです。