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大相撲初場所総括

2021-01-25 08:57:47 | 他スポーツ
大相撲初場所は、平幕大栄翔の初優勝に終わりました。初日から三大関すべてを破り、7日目までに毎日役力士と当てられる厳しい条件ながら、それを全勝で乗り越えました。平幕相手に二敗はしましたが、その貯金が効いて逃げ切りに成功しました。

大栄翔は突き押し一本の力士ですが、今場所は初日に朝乃山を下から上手く押して、朝乃山に何もさせずに押し出したことで乗ってきました。三役で二桁勝ったこともある実力者ですが、今場所は番付運が悪く、先場所前頭2枚目で10勝を挙げながら小結に上がれなかった不運を、見事自力で振り払いました。来場所は関脇でしょうが、ここでも同じように取れれば大関も視野に入ってきます。

貴景勝の休場で二人になった大関陣は、朝乃山11勝、正代11勝と悪くはない成績でした。それでも、平幕優勝を許した悔しさは持っているはずですし、持っていないといけません。彼ら二人はカド番の重圧もあったようで、序盤で星を落とした朝乃山、終盤息切れした正代と、それぞれ課題を残しました。

大関再昇進に、可能性をつないだのは関脇照ノ富士です。序盤、阿武咲や大栄翔のような押し相撲に苦戦して、星を落としましたが、組んでしまえば現役力士では最も強い地力を見せて、終盤に朝乃山、正代の両大関を倒しています。今場所の11勝で、来場所二桁勝てば大関昇進となります。序二段に落ちてからの大関復帰という、史上最大の復活はなるでしょうか。

三役争いは、今場所の関脇、小結が全員勝ち越したため、大栄翔が関脇に上がる以外の変化はなさそうです。 前頭2枚目で9勝の宝富士、前頭3枚目で9勝の阿武咲あたりは見事な活躍だったので残念ですが、大栄翔のような「リベンジ」を果たして欲しいものです。

下位では、新入幕の翠富士、再入幕の明瀬山が頑張りを見せました。翠富士は早くも「肩透かし」が彼の代名詞になっており、立ち合いで押し込んで繰り出す技が冴えていました。明瀬山はゆっくりしている彼のリズムが相手にとってやりにくいようで、右を差して出る相撲を存分に発揮しました。

まあ、一番嬉しかったのは、初場所が15日間無事に見られたことです。緊急事態宣言の厳しい状況の中、力士起因のクラスターが出なかったことは、関係各位の努力あってのことでしょう。また、今日から、ちょっと寂しくなりますね。
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