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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

大相撲初場所中日

2021-01-17 20:06:22 | 他スポーツ
今日の大相撲初場所中日は、またも波乱の日でした。最大のものは一敗でトップの大栄翔を追っていた大関正代の敗戦です。正代の相手は御嶽海で、二大関を倒してはいるものの2勝5敗と調子の上がらない相手なので勝ちを計算したいところです。しかし、御嶽海は正代の弱点をよく研究しており、もろ差しになって正代に差させなければ、正代は前に出られないと、もろ差しで攻めました。正代も必死に巻き替えて応戦しますが、最後は差し勝った御嶽海が寄り切りました。

2勝5敗と不振が続く貴景勝は玉鷲と対戦しました。同じ押し相撲の玉鷲は、貴景勝が本来の押しを見せれば押し負ける相手ではないです。しかし、今場所の貴景勝は体が前に出ておらず玉鷲に押し負け、最後は玉鷲の押しに後ろを向かされる悔しい負けを喫します。貴景勝は2勝6敗となり、勝ち越しはかなり難しくなりました。

もう一人の大関朝乃山は、遠藤と対戦しました。朝乃山右四つ、遠藤左四つのけんか四つの相手ですが、立ち合いの圧力は朝乃山が上なので、圧力をかけたい相手です。相撲はその通りになり、まわしには手がかからなかったものの、遠藤を押し込んで「押し出し」で勝利します。

優勝争い単独トップの大栄翔は、平幕輝と対戦しました。今日の大栄翔の相撲はこの8日間で最も悪く、輝に押し込まれる苦しい展開になります。しかし、好調な大栄翔は土俵際で相手の腕を引っ張る「とったり」で逆転し、輝を土俵に這わせました。こういう、劇的な勝ち方も優勝するためには必要なので、正代が負けたことで星の差が二つになり、優勝争いは大栄翔次第ということになります。

下位では、十両で剣翔が8戦全勝と好調です。幕内にいた剣翔ですが、腰を痛め十両に落ちています。今場所は突いて前に出る相撲が取れており、相撲勘の良さが出て外掛けで勝利した相撲もあるなど、十両では敵なしの印象です。十両8枚目の番付を考えると、幕内復帰には大勝ちが要りますが、その可能性は十分感じさせてくれています。
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相撲巧者(遠藤)

2021-01-17 10:32:17 | 他スポーツ
幕内上位に、相撲の上手さを生かして定着している実力者、遠藤を取り上げます。遠藤は過去に横綱輪島、関脇舛田山、小結大翔山らを輩出している相撲どころの能登半島の出身で、高校は相撲の強豪金沢学院東高校、大学は日大を出ています。

学生相撲で実績を残し、プロには幕下10枚目付け出しでデビューします。幕下は2場所連続5勝2敗で通過し、新十両の場所で14勝1敗の好成績を残し、一気に幕内まで上がってきました。当時の遠藤の相撲は、立ち合いは突いて出て、土俵際になると四つに組んで安全に寄り切る、考えられた相撲でした。

幕内に上がると、突きはあまり見せなくなり、得意な左四つで勝負するようになります。当時の遠藤は、立ち合いの当たりがあまり強くなかったという課題はあったものの、土俵の広さの感覚が天才的で、奇跡的な回り込みを見せるなど当時の幕内で注目を集めました。

このあたりから、幕内では有数の「イケメン関取」と有名になり、幕内では結びの一番並みの歓声が上がる人気力士になります。遠藤は巡業先でも大人気なので、彼は出番直前までファンが入れない場所に隠れていて、取組寸前に姿を表すのが常でした。

それでも、以前の遠藤は上位に上がると大きく負けが込むこともある力士で、上位力士を倒すイメージはあまりなかった力士でした。そんなイメージが変わってきたのは最近です。筋トレなどもしてパワーアップを目指した成果もあり、上位でも負け越したとしても7勝8敗くらいで踏みとどまれるようになります。

遠藤は30歳とベテランになってきましたが、まだ関脇昇進の経験がありません。相撲の上手さは幕内でも有数になってきたので、ここ一年ほどが関脇昇進のチャンスです。既に年寄株「北陣」は持っていますが、遠藤は相撲も強かったと語られるように、是非とも関脇に上がって欲しいと期待しています。
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大相撲初場所7日目

2021-01-17 08:05:53 | 他スポーツ
昨日の大相撲初場所7日目、今場所二度目の上位陣安泰の日でした。大関朝乃山は琴勝峰と対戦しました。四つには組める相手なので、朝乃山としては確実に左上手を引きたいところでした。その狙い通り、朝乃山は素早く左上手を引き、琴勝峰を一気に寄り立てて勝利を収めました。

正代は好調の突き押し相撲、阿武咲の挑戦を受けました。朝乃山、玉鷲には敗れたものの、阿武咲は照ノ富士、貴景勝を倒しており油断できない相手です。もっとも、正代の相撲はまわしにはこだわらず、左右どちらでも差せば相撲になるので、阿武咲相手にも立ち合い差し勝って、阿武咲に何もさせずに寄り切りました。

1勝5敗と大不振の貴景勝は、元大関栃ノ心が相手でした。四つになったら勝てない貴景勝としては、栃ノ心にまわしを取らせたくないところです。昨日の貴景勝は、ようやく自分の相撲の原点に戻れた印象で、何度も当たり直して押す、彼のスタイルが出ました。栃ノ心の腹を押し切って勝ったこの勝利が、何かを変えるのではと期待したいです。

ここまで全勝の平幕大栄翔は、隆の勝と対戦しました。同じ押し相撲の実力者隆の勝は、大栄翔としては簡単には押し出せない相手と予想していましたが、大栄翔の状態は予想以上に良く、隆の勝相手にも何もさせない完勝で全勝を守りました。これから、平幕相手にも今までのように無心で押し切れるかとの疑問もありますが、今一番強い内容なのは大栄翔です。

快進撃を続けてきた、再入幕のベテラン明瀬山は、ついに連勝が止まりました。自分より大きい逸ノ城が相手だったので、明瀬山は相手に差させたくないと突っ張りを見せましたが、足がついていかず土俵中央に手をつき敗れました。

優勝争いは今のところ大栄翔がどこまで行けるか次第ですが、正代が一敗で残っており、大栄翔が一つでも負けると本命に浮上するでしょう。まだ半分残っており、わからないですが、大栄翔、正代が絡んだ争いと予想します。
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