
P.96 スクリュー・ホーム・ムーブメント
膝関節の動き方を英文で美しく表現された文章。
ひざが曲がっているときから最大伸展位になるときの動き方。
スクリューは「ねじれこむ」
ホームは「家庭や故郷へ戻る」
ムーブメントは「動き、移動」を意味します。
ただ曲がっているのがまっすぐになるのではなく、
上の骨は前に転がり、滑り、下の骨もねじれながら、
お互い元のさやに収まるように共同作業をします。
P.97 このとき、骨の動きに同調し、サポートするのが半月板です。
(中略)ひざ関節は正常なスクリュー・ホーム・ムーブメントが
できたときには痛みは起こりません。しかし、上の骨と下の骨がねじれ、
半月板が亜脱臼したとき、
つまり元の家に戻ることができず、家族がバラバラな状態で、
痛みとして私たちの目に留まります。
これが痛みの原因だったのです。
スクリュー・ホーム・ムーブメントができない方のもうひとつの問題点は、
疲れやすいということです。
上の骨、下の骨、半月板。この3つが定位置にないと
筋肉は常に緊張状態が続き、疲れてしまいます。
定位置にカチャっと収まっている方は、
立位での仕事やスポーツのとき、
重力や体重など重さのストレスは骨に伝わり、筋肉は休むことができます。
長時間立ちっぱなしでも疲れないのがこのタイプの方です。