自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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100年足腰  その2   人が歩けなくなる理由

2025-01-29 05:43:53 | ひざ痛

大切なことが書いてあるので、しっかり書き写します。

p.34 からだは正しく使えていると問題は起こりにくいものです。

   機械や家電製品も、取扱説明書のとおりに使っていて、

   故障することはそうありません。トラブルが起こるのは、

   「説明書に載っていないような使い方をしたとき」。

   体も本来同じです。

 

   長年にわたり、間違った体の使いかたを続けていると、

   そのサインとして、体は不調を訴えるようになります。

   厄介なのは、体には「取扱説明書」が存在しないこと。

   そして、自分では正しいと思いながら「間違った使い方」を

   していることです。

   学校で体育の授業はあっても、「正しい体の使い方」なんて

   習った覚えはないはずです。ただ年齢を重ねる過程で、

   「こうすれば肩こりになりにくい」「私はこの姿勢が疲れにくい」

p.35 などのルールを経験的に体得して来た人もいるでしょう。

 

   (中略)「年齢を重ねたら、誰でも筋肉が落ちて動けなくなる」と

   開き直ったり、諦めてしまったりする人が後を絶ちませんが、

   「筋肉が落ちた」から「動けなくなる」わけではないのです。

   それでは原因と結果が正反対。

 

   まず体の使いかたを間違えているから、痛みが出て動かせなくなり、

   「筋肉が落ちる」。僕に言わせればそれが正解です。動くかどうかは、

   自分の気持ち一つ。正しく動かすかどうかは、意識一つです。

   正しく動かしている限り、筋肉はその年齢に適正な質と量を保つものです。

   筋肉を取り戻すために今日から突然ジムに通い、トレーニング機器で

   筋トレを始める必要はありません。暮らしの中で「姿勢を正しくすること」

   「体を正しく使うこと」を意識して動けばよいのです。

 

素晴らしい!

そして難しい!

というのが私の感想です。

だから、、、世の中にジムが乱立し、パーソナル・トレーナーが大流行?

そしてその時流に乗れず(=意識が及ばず)、何も対策をしない人たちは

姿勢が悪くなり、あちこち痛みを抱えた人生になるのだと思います。

 

幸か不幸か、私自身は40代で重症の40肩になり、50代で膝痛に泣き、

百名山踏破を目指して必死で勉強し、色々実践したお陰で、「今は痛みゼロ」。

でもこれをキープするために現在も大量の本を読み、良さそうなことは実践し、

整体やバレエのプロの先生からも教わっています。

 

それで頻繁に補正を行いながら、注意深く身体を観察し続けています。

ただし、世の中の殆どの方々は、そんなにマニアックではないし、

運動が嫌いな方も多いのが現実です。

こういう方々の意識が、

「自分の努力で、お金をかけずに、痛みなしの人生に近づきたい」

という方向に向き、巽医師のお薦めの運動や食べ方に挑戦してくれれば、

日本の医療費は相当減ることでしょう。

難しいかもしれませんが、私は「期待したい」と思います。

 

 

 

 

 

 

 

 


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