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話が前後しますが、この本のタイトルに登場する「すごい」は、
取り敢えず、著者(1930年生まれ)が72歳からベンチプレスを始めて、
2013年の世界大会(チェコ・プラハ)で優勝し、
14年はイギリス、15年はアメリカで優勝(三連覇!)
16年(デンマーク)は、エコノミー症候群らしき症状の影響で失格。
17年(リトアニア)大会は、メディカルチェックで脳梗塞が発覚して
出場を断念。
18年 南アフリカで優勝。
この本には、ここまでしか記述がないので、Wikipediaで見ると、
2019年、日本(成田市)で行われた世界大会で5つ目の金メダル。
日本記録(50㎏)と世界記録(45㎏)を持ち、非公式ではあるが、
85歳の時に60㎏のベンチプレスに成功している。
美女コンテストにしろ、運動系競技会にしろ、一念発起して
大変身を遂げたり、目覚ましい成績を得る人はたくさんいます。
それらの人には、それぞれのドラマがあったことでしょう。
著者・奥村さんのスゴイところは、
P.80 50歳まで普通の主婦だった
運動不足で、和式トイレで立ち上がれなくなり、膝痛になった
整形外科医の薦める簡単な筋トレで膝痛が治り、
P.88 単に膝を伸ばす運動だけでは飽き足らなくなり、
トレーニング器具を自らつくろうと思い立った
料理だけでなく、
私はなんでもとりあえずは自分でつくってみようと考える
その後、再び整形外科医からウォーキングを薦められ、
経験ゼロのゴルフを、ちゃんと基本から習って、
夫婦でゴルフを楽しむために(!)伊東に一軒家を建て、、、
最終的にはハンディキャップ18、スコア平均が90~100くらいに。
その後、茨城・鹿嶋市に移転された理由なども面白いのですが、
ご興味ある方は、是非、本を読んでくださいね。
私が「すごい」と思うのは、人生に降ってきた病気や不調に
真面目に取り組んで、身体の色々な真実を学び、
色々な種目の面白さを知ったら、サッサと乗り換えていく!
この素直な性格。
面白いから、楽しいから、努力できる。やってしまう。
こういう生き方が大好きです。
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