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中島みゆきの男女観 たとえば「二隻の舟」

2024-05-16 06:01:05 | 唄と踊り


愛する人との出逢いには、その時期により、
ラブラブで夫婦になったり、お互いが既婚者の場合とか、
何かとままならぬ場合など、色々あることでしょう。

みゆきさんの世界では、下世話なことは抜きで
純粋な愛の世界、または友情の世界を、歌っている・・・・・
と、私は思います。

なので、この曲も必ずしも男女の愛ではなく、
人間として高みを目指して努力を続ける同士を気遣い、
エールを送り合う同士愛のようなものかと・・・・・

今日の表題は「男女感」と書きましたが、
人間として惹かれ合い、尊敬し合い、高め合う場合は
男女も年齢差も関係ないと思います。
(これが包括的LGBTQとかポリアモリに繋がるのかも)

いくら高め合う二人でも「ただの尊敬」なのか、
「セクシャルな感情」が存在するのか、いくつかの
ケースはあると思います。だって人間ですからね。

みゆきさんのこの詞の凄いところは、
「好きだ」とか「惚れた」というダイレクトな言葉を避け、
溢れる愛情で相手を遠くから見守り、気持ちを共有し、
声援を送り続けている点です。

私の夫が癌&腸閉塞と戦い続ける中、抗がん剤治療を
受けるのか? 在宅でいくか?? どこまで手術に
耐えられるのか???
疑問符だらけの中で、最終決断は本人がするわけです。

「私なら、こうする!」という私の意見はありますが、
彼は彼の選択をし、荒波に揉まれ、軋みまくって
沈んでいきました。

幸い、自宅療養だったので最期まで手を握り、励まし、
彼の人生をねぎらうことが出来ました。だから、夫には
この詩に登場する二人のような寂しさはなかったと思います。
これが在宅看取りのメリットなのでしょう。







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