自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

カルメン

2018-08-20 08:07:31 | 唄と踊り


昨日は友人宅でオペラ「カルメン」のDVDを観ました。
Carmen: Elīna Garanča、 Jose: Roberto Alagna
Micaella: Barbara Frittoli、 Escamillo: Teddy Tahu Rhodes
指揮はYannick Nézet-Séguinという豪華版
(2010年・メトロポリタン歌劇場)

自分でも何枚か買ったし、テレビ放映されたビデオも含めて
最高の演技と踊り、演奏だったと思います。
特にカルメン役のエリーナ・ガランチャの演技力に感動!
歌手というよりは、「歌える女優」だと思いました。

「魔笛」は別として、「カルメン」は殆どの曲がメロディアスで、
合唱やデュエット、アンサンブルが美しく、大好きです。
あまりに惚れ込んでいるので、
来年2月の<私が主宰するミュージカル研究会>の出し物にも
登場します。

といっても、ミュー研は素人集団だし、「カルメン」は本物のオペラ。
一応はベルカントで歌わなければ、失笑モノです。
伴奏は「カルメン全曲集」のピアノ伴奏をデジタイズして、
テンポを自在に変えて(!)、歌と踊りに挑戦しています。

もちろん、「カルメン」そのものを上演するのではなく、
「カルメン」が大好きな猫達が、趣味で練習している、という設定です。
私はその素人劇団の座長役で、長年カルメンを演じてきた看板女優。

でも、寄る年波には勝てず、踊っている最中に腰を傷め、
不本意ながら引退して「老猫ホーム」に入居すると、、、、
たまたまそのホームの施設長が昔の恋人で、、、、
施設の職員男女の恋愛あり、入所者の思い出話あり、、、、

ミュー研のシナリオは私が書いて、皆で相談しながら
育っていきます。私は「叩き台」(種?核?)を作り、
会員から様々な疑問や提案を受けながら、書き換えていくのです。

自分で書き始めた時には、思いも寄らなかった展開があり、
楽しんでいます。
ミュー研の練習は月に3回(第2土曜日、第3金曜日、最終週の土曜日)
なので、ご興味がある方は是非、見学にいらしてください。
ホームページのスケジュール欄をご確認のうえ、

メールで komakomaria@gmail.com に、ご連絡ください。
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「健康という病」 その8 医療と宗教

2018-08-19 05:56:47 | 図書メモ


P.203 仏教は人生を苦として考え、
   そこからの解放をめざす教えであるという。

   人生の苦について精神的なものだけ考えると、
   不安、怖れ、愛憎その他さまざまなものが考えられるが、
   フィジカルな苦のほうがはるかに問題なのではあるまいか。
   (中略)

P.204 苦とは、内面のものであるより先に、
   肉体的な苦痛としてあらわれるものなのだ。

   苦を救うという意味では、医療は本質的に宗教的行為である。
   中世においては、科学そのものが宗教的思索であった。

   神の創りたもうたこの世界の神秘をときあかすことが、
   科学の目的だったからである。


   痛みからの開放、それこそが宗教と科学の根本だろう。
   片方が形而上学と化し、
   もう一方が技術に偏するようになったのが近代である。

   いわば神からの自由が現代をつくりだしたのだ。

だから???
私には最後の4行の意味がよく分かりません。
痛みは、整体・整心・整食をこころがければ、
かなりコントロールできるのに・・・・
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「健康という病」 その7 腰をすえる コロナ呼吸

2018-08-18 06:07:53 | 健康法


P.177で五木氏は「臍下丹田に重心をすえる」(=腰をすえる)ことが
重要と説いています。彼のやり方は、

   みぞおちから胃のあたりを引き締め、
   腹をあおるようにして息を押し込む。

   腹部を波打たせるように、臍から下にグッと力を入れるのだ。
   すると、下腹部から腰の左右にかけて強い張りが
   出てくるのがわかる。

   筋肉の表面が固くなるのではなく、
   下腹部の1~2㎝ほどの内側あたりにベルトをしたような
   緊張感が生じる。

   この張りがつくれたら、腰痛がある程度、軽くなる。

高齢者の健康体操のときは、体幹トレーニングとして、
お腹を限りなく引っ込めて、
体幹にあるアルミ缶を潰すようなイメージをお伝えしています。

私自身は、起床時にお臍を中心に三次元方向に8の字を書いたりして、
臍下丹田の強化を図っています。
帯津良一さんなど、たくさんの呼吸法大家の方々の方法がありますが、
自分で納得がいく方法に出会うことが重要です。
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「健康という病」 その6 大腿四頭筋の強化?

2018-08-17 05:38:52 | 健康法


P.112 大腿四頭筋の強化法には色々あるが、
   長続きしないのが問題である

五木氏は上記のように書かれているが、
それは五木氏の選択が間違っているだけで、
または、自力整体のような「良いもの」に出会っていないだけ!

ま、<足腰の不調を治すには、大腿四頭筋の強化>と考えるだけで、
ピント外れでございますわねぇ~と、書かざるをえません。

今までに何度も触れてきましたが、
足腰が痛くなる原因は、
悪い姿勢および歩き方、Overloadなどですから、
大腿四頭筋だけ強化したのでは、却って悪くなるかも、です。

もし、足腰の痛みで困っているなら、
①骨盤の前傾・後傾ができるかどうかチェックし、改善する。

②壁チェックで、頭蓋骨が正しい位置にあるかどうかチェック&改善。

③この正しく美しい姿勢を保てるように、
  脊柱起立筋、腹横筋などの体幹筋肉、足の内転筋などを
  鍛えることが重要です。

④筋肉は、鍛えることも重要ですが、凝りを取ることも重要です。

私は月に1回、整体師さんに揉んでいただき、
自分では毎晩、7分程度の自力整体でほぐし、呼吸法を行います。

自分で選び、実行している体操(生活法)が適切かどうかは、
毎朝、気持ち良く目覚め、やる気が満ち溢れ、
起きたて排便があり、
ラジオ体操が気持ち良く(伸び伸び)できるかどうか、
などで分かります。

五木さま、情報の分析だけでなく、
もっとご自分で工夫して、検証して、模索して、
素敵な本を書き続けてくださいませ。
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「健康という病」 その5 膝・脚の痛み

2018-08-16 08:57:33 | 図書メモ


P.111 膝、脚部の痛みを自分で軽減するには、
   一般に三つのことが推奨されている。

   1.体重を減らす
   2.歩き方を正しく矯正する
   3.大腿四頭筋の強化

以上は、五木氏の見解であって、私には大いに異論があります。
1.体重に関して
 確かに、多過ぎる体重は関節への負担が大きいので減らす必要あり。
 でも、適正体重をBMIで求めるだけでは、片手落ちかも。
 五木氏のように、「僕は痩せすぎだから、体重問題はクリア」
 などと安心されるのは危険です。
 要は、体内の筋肉量なのであって、贅肉や浮腫みの水分ではありません。

2.歩き方
 五木氏は「頭部をあるべき場所にきちんとすえて、足の踵から着地
 (中略)親指のほうに荷重をかけて、足の指先で押し出す・・・
 と、書かれています。
 ご本人がやってみて具合が良かった(症状が改善された)のなら
 良いのかもしれません。(でも、結果は出ていないようです。)

 私自身は、頭部と胸郭を正しい位置にキープするのは当たり前で、
 接地重心は踵骨の内側(踵側でなく、ちょっと土踏まず寄り)で、
 決して指先で押し出したりはしません。
 ま、これは私自身が色々試した結果の、自分用の歩き方なので、
 万人に効くかどうかは、分かりません。

 私自身も、色々な山行で、痛みが出る場合、すこぶる快調な場合など
 色々です。だから、歩き方も色々変えてみて、常にチェックします。
 万人に効く、サイコーの歩き方というのは、無いと思います。

 ただし、「姿勢が崩れていてはダメ!」といのは万人に共通です。
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「健康という病」 その4 変形性膝関節症

2018-08-15 11:09:39 | 自力整体


P.70 変形性膝関節症や股関節症に対しては、どうやら
   これという適当な治療法はないというのが実情らしい。

と、五木氏は書かれています。
が、私に言わせれば、いくらでも対処法は有ります。
(医師ではないので、「治療法」という言葉は使えなそうです。)

実際、最近の健康情報番組を見ていても、医師の指導の下、
痛かった足腰が治って、ニコニコ顔の人たちがたくさん出ています。
私自身も自力整体をやって膝痛が治ったし、
自身の痛みから解放された感激でナビゲータになったひとが多いのです。

何十年も悪い姿勢や、無理な(過重な)使い方をして壊した足腰なら、
一瞬で治るはずがなく、じっくり時間をかける必要はあります。
そして、姿勢や使い方(運動法)、食べ方を根本的に見直さなければ、
全面的な治癒は望めません。

著名で、社会的に影響力のある作家の五木氏が、
上記のような表現されてしまうと、本当に悲しいです。

適当な治療法はありますよ~~~
末端の痛みに捕らわれず、身体全体を見て、自力整体で
ゆるめて、強化して、美しい姿勢を保てるようになれば治るのです。

もちろん、傷んだ患部が若者並みの、新品に戻ることはありませんが、
大事に扱う術を覚え、根本から変えることが出来るのです。
こんな素晴らしい技術が、「知る人ぞ知る」状態なのが歯痒いです。
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「健康という病」 その3  ヘルスリテラシー

2018-08-14 05:48:28 | 図書メモ


用語定義です。

P.50 ヘルスリテラシー

   氾濫する健康情報の中から、信頼できる情報を選び出し、
   それを活用する力。
   (中略)
   科学的根拠(エビデンス)にもとづく正しい情報を見定める力

五木氏は「情報を発信する人たちが、殆ど権威のある人たちなのに、
正反対のことを<エビデンスがある!>と主張するから困るんだ」
と、書いています。


エビデンス主義の書籍としては、8/6に紹介した津川友介氏の本や
だいぶ前のイチロー・カワチ氏の本があり、私は大好きです。
異論が多い近藤 誠氏の論にも大いに共感を覚えます。

彼らと正反対の、医療主義、薬物治療主義、検査重視主義などを
唱える人たちも、権威ある(=医師の国家資格を持つ)人たちです。
しかも、どの人が製薬メーカーやサプリメント業界から寄付金を
どのくらい受け取っているか?なんて、普通の人たちには分かりません。

もうじき紹介しますが、近藤誠医師の本には、その辺が詳述
されています。

五木氏は痩せ型・虚弱体質で、低血圧だそうです。
「あと2kg体重が欲しい」などと書かれている(P.57)のですが、
私的には
「あと2kg分の筋肉をつけねばならぬ」と思って欲しいです。
いえ、そのように指導されれば、脚の痛みも、改善されるのでは?
と思います。





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「健康という病」 その2

2018-08-13 05:52:27 | 健康法


昨日、五木氏が紹介した<毎日新聞の記事>に噛みつきました。
もちろん、科学的エビデンスがあるわけでなく、私自身の直感ですが、
どこかで恣意的な何かが蠢いているのを感じてしまうのです。

それは、「とにかく、たんぱく質をたくさん食べましょうね!」の大合唱。
最近よく耳にするのは「牛乳や肉を、もっとたくさん!」
「元気な高齢者は肉をたくさん食べている!」という掛け声です。

この掛け声の裏には
「肉は殆ど食べないけれど、すごく健康で頭脳明晰」な人たちも
たくさん居ると思うのです。

ま、食べ物をどうするか?という論争はさておいて、
「フレイルの予防には何が必要か?」を考えることが重要でしょう。

私は「肉を食べる」よりも「着火剤としての精神活動」と
「燃焼効率のよい(=ゴミを出さない)食べ物を摂る」の二つの方が
ずっと重要だと思うのです。

五木氏だって、メタボじゃないのに80過ぎまで生きてこられたのは、
作家として「書きたいことがたくさんあり」、本が売れ、読者に感動を
与えられる<精神活動>があるからだと思います。

その彼が<左脚の痛さに悩まされている>のは、食が細いとか、
痩せ型だからではなく、別の理由だと思うのです。

私の見立ては、「運動不足・座り過ぎ・体の手入れ不足」です。
(実際はプロのトレーナーが充分にケアされているのかもしれませんが。)
人間は動物ですから、毎日数時間も座って原稿用紙を埋め続けるなど、
とても不自然です。

私のお勧めは、我田引水ですが、もちろん<自力整体>です。
でも、月に3回は教室に通って習うことは、ハードルですよね。

で、次にお薦めしたいのが、
全ての世代の男女両方に効果がある、バレエです。
ただし、姿勢の間違いをこまめに直してくれる先生が必要だし、
月謝で通うスタジオは高そうだし(因みに私が通う教室は1回1200円)        「男性お断り」の教室も多いので、難しそう。               
 
その点、自力整体は誰でもすぐに始められるし、
覚えてしまえば自宅でも出来るから、やっぱり最強かも!
私は未経験だけど、Pilatesも良さそうです。

要は、「治療効果が自分で納得でき、やると気持ちイイから長続きする」  
そういうエクササイズを自分で見つけることが肝心で、
やると決めたら、「つまみ食い」でなく、きちんと、やることです。             
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「健康という病」 五木寛之・著 2017/12

2018-08-12 05:56:03 | 自力整体


私は若い頃から健康に興味があったので、
面識があろうと無かろうと<健康そうな先輩>を観察してきました。
加山雄三さんの母堂・小桜 洋子さんから始まって、桐島 洋子さん、
森山良子さんなど、生き方も含めて色々影響を受けてきたと思います。

そういう意味では、五木寛之さんという作家は、男性だし
昼夜逆転の「反健康的生活」の代表選手のように見えるので、
興味の対象外でした。

でも、「なるべく病院に行かないで、
自分の健康は自分で維持しようとする気概」と、研究精神は参考になるので、
面白く読みました。

p.46 「メタボが長生き」の真偽
   フレイルとは、心身の老化現象で、筋力や運動機能、
   活動量や認知機能が低下した状態。

   「虚弱」などを意味するfrailtyが語源である。

p.48 「健康寿命を延ばすには、高齢者は肥満対策よりも、
   必要な栄養を取り、筋力をつけてフレイルを予防することが大切」
  (中略)要するに痩せよりメタボの方が健康で長生きする、
   という話である。

上記は五木氏の直感で、本文中に「べつに科学的、医学的な根拠はなく、
なんとなく実感として」と、断られているので問題はないでしょう。
でも、ここに紹介されている毎日新聞の記事(2017/11/19)の内容は、
私には納得がいきません。

まずは言葉の定義! wikiでみると、

   メタボリックシンドローム(英: Metabolic syndrome)とは、
   内臓脂肪型肥満(内臓肥満・腹部肥満)に高血糖・高血圧・
   脂質異常症のうち2つ以上の症状が一度に出ている状態をいう。
   日本語に訳すと代謝症候群、単にメタボとも言われる。                                            
フレイルは上に書きましたね。でも、再度書きます!

   フレイルとは、心身の老化現象で、筋力や運動機能、
   活動量や認知機能が低下した状態。


この二者を並べて、優劣を判断するのは、あまりにも非科学的なのでは?

私なら、下記のように表現します。
①メタボはよろしくない! 身体に余分な代謝活動を強いるから。

②フレイルもよろしくない! 人間は動物なのだから、元気に動き回る
  ための筋肉が必要。よって、科学的かつ過不足のない筋トレと手入れが必須。


毎日新聞の記事では、
メタボになるほど栄養をたっぷり摂れば、フレイルは防げるかの如き
印象を覚えます。
確かに、「おぉ、そうか! 少し腹が出て、メタボでもイイんだ!」という
読者の歓声は得られるでしょうが、おかし~~ぃ!!と思います。

                                            


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肩の痛み・四十肩  その2

2018-08-10 06:01:14 | 図書メモ


昨日メモしたように、肩の痛みそのものは、力学的に無理な負荷で起こるのですが、
その状況を長引かせ、さらに悪化させるのが「悪い姿勢」だそうです。

p.44 長時間姿勢を正さずに腕を上げた作業を続けると、
   やがて肩関節を後ろに引いた正しい姿勢ができなくなってしまいます。
(中略)
p.45 時間が経つと、習慣になった悪い姿勢や腕を上げたままの体勢が
   肩関節の組織を変化させることになり、組織の摩耗が柔軟性を低下させて、
   腱板と肩関節の組織の変性をもたらします。

   長時間の悪い姿勢は、けがと同じくらい重い障害を引き起こすことがある。


P.48 姿勢のポイント
   ・まず姿勢を正しくして座る。

   ・定期的に猫背の姿勢を直す。

あ~~らら、こらら・・・
これまでの著者の主張は的を射ていて、納得でしたが、
正しい姿勢をつくる方法は、いささか乱暴、、、というか無理があると思います。

「良い姿勢」とはどんなモノか? 
フツーの人(正しい指導を受けていない人)の思い込みは、かなりバツ!
私のように長年、自力整体を実践し、バレエの先生に矯正されていても、
ついつい悪い姿勢になってしまうほど、「良い姿勢」を保つことは
難しいことです。

だから、欧米ではパーソナル・トレイナーなどというビジネスが
成り立ってきているのねぇ~と思うのです。

本の後半は、簡単なエクササイズが紹介され、これ自体は分かり易いので、
私は1カ月くらい続けてみようと思っています。
正しい姿勢キープに関しては、バレエか個人指導、自力整体をお薦めします。
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