今週日曜日(16日)、私達は佐野市(栃木県)柿平町の節分草(セツブンソウ)自生地に向かった。ホストコンピュータの判断でナビが指示してきた最速優先ルートは、先月の雪が路肩などに残っている山道をドライブするものであった。しかし、私達はこの指示を素直を受け入れた。柿平で、チャンスを逃すことなく、minoさん・花友さんにお会いしたかったからだ。地元の山(鳴神山、標高980 m、群馬県桐生市)で、minoさん達に偶然お会いしてから友として、私達はminoさんのブログ「花の詩山の詩」を愛読している。
3月中旬となっても、セツブンソウの花は勢いを保っていた。しかし、自生地は最近まで雪に埋もれていた。そのためだろうか、花と草丈は例年にくらべて小振りであった。
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ここでは、日向で枯れ落ち葉に囲まれているものと日陰で雑草の緑に囲まれているものに、私と家内はレンズを向けた。午前10-12時頃。
雑草の緑を背景として。花(萼片)の大きさは2 cm、草丈は7-9 cmであった。
萼片は5個と言われている。しかし、必ず例外はある。画像は花びら状(萼片)の部分が6個となっている変異株と通常株とのコラボだ。
群れが緑に包まれると、枯れ落ち葉に囲まれる場合とは異なった雰囲気と色彩感があらわれる。
花びらは黄色の丸い頭状の部分で密線状(2裂)となっている(山渓ハンディ図鑑、山に咲く花、増補改訂新版、2013年)。それではと、花びらが緑色を帯びていたり、数が多くなっていたりする個体を、私達は探してみた。
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この組み合わせが気に入って、家内が撮った画像(コンパクトカメラにて)。レンズ交換でのサポーターが今後は撮り手に徹すると言い始めることを恐れる。見せかけの亭主関白は、この日で終わりかも(苦笑)。
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この日、自生地は訪れた人々で賑わっていた。ところで、地元の人からつぎのことを聞いた。この地はかつて笹で密に覆われていた。カタクリの里をでもと思い笹刈りをしたら、セツブンソウが群生していることに気付いた。そして、自生地が荒れないように、毎年10月頃に笹刈りが行われる。
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昼食後、minoさん達の案内で、私達は別のセツブンソウ群生地(星野)に向かった。花と山で知り合った友との尽きることない語らいによって、私達は季節感をリセットすることができた。
当日のことについて、詳しくはminoさんのブログをご覧いただきたい。
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EOS 6D, EF 100 mm(Macro) 2.8L, EF 70-200 mm 4L; Nikon Coolpix P7700 (Scene Mode).