今朝(2日)は、突如として雨が止み朝日が射してきた。雨と曇りの連続で色が沈み勝ちであったホウセンカ(鳳仙花)の花弁や炬が日差しを浴びて輝き始めた。
炬の形は、ホウセンカがツリフネソウ科ツリフネソウ属であることを、見る人に納得させる。
花の形はあたかもランのそれを想わせる。
10分間程度と束の間であったが、花は久し振りの日差しで舞遊ぶことができたようだ。そして、花や茎の上でアリが活発に動き回っていた。
かつて、ホウセンカは庭のありふれた草花であったが、近頃はその姿を見ることが少ないような気がする。ホウセンカは何もしなくても実が弾けて種を周囲に飛ばす。そして、放っておいても翌年の5月頃に種が発芽する。育つ上での環境が適合すると、このものは手間のかからない庭の定住者になる。