こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

夕日を浴びる山城址での桜、柄杓山(桐生市)にて、2017年4月

2017-04-14 | 

城山(柄杓山)は、山城の跡(桐生城)として市街地から目立つ里山であり、4月中旬には山腹が桜の花で覆われる。ここには、ソメイヨシノが640本ほど植えれられている(桐生市HP)。

夕刻に市街地から城山を眺める。右奥の山頂は鳴神山(980 m)である。

どちらの画像も南側(市街地)方向から眺めたものである。ときには、雲が夕日に染まる場面を期待してみる。


城山は柄杓山(ひしゃくやま)とも呼ばれている(標高、361 m)。山城(桐生城)は1350年に桐生国領によって築かれたと言われている。城址には堀切が遺構として残っている(増田宏著「山紫水明 桐生の山」、みやま文庫、2015年)。

本丸跡を囲む遊歩道(逆光にて)。

本丸跡での石碑とヤマツツジの蕾。

本丸跡にて。このときは、数人が和んでいた。


本丸跡を囲む桜には大きな木が多い。夕日を浴びて花が輝く。

花の背景は霞む市街地である。

楽な姿勢で見られる、桜の群れ。

広々とする気分になって、桜を楽しむ。

桜のトンネルを想像して。春霞が背景のコントラストを低くしている(春霞よ、ありがとう!)。

ところどころで、ヤマツツジの花も開き始めた。

*******

城址への駐車場(30台分)。


駐車場での案内板。遊歩道は傾斜の緩やかな山道である。かつては、この山は檜杓山と表記されていた。しかし、城址の地形が柄杓に似ているから名付けられたので、山名は柄杓山が正しいとされている(増田宏、「山紫水明 桐生の山」から引用)。


余談:遊歩道と城山林道の分岐点で、舗装されていることに引きづられて林道(右方向)を歩くと、城址から離れて行くハイキングということになる。

分岐点先の遊歩道にて(東方向の展望)。この景色は城址へのコースを辿ることの指標でもある。



公開後、タイトルを変更し、加筆しました(15日午前)。

撮影、4月14日午後5時頃。