今週もはっきりしない空模様で始まった。気象庁によると、梅雨とは、春から夏に移行する過程で、その前後の時期に比べて雨が多くなり日照が少なくなる季節現象とのことである。それにしても、今年の梅雨では異常な現象が多すぎる。
気象庁の資料によれば、1951年以来において、関東甲信でもっとも梅雨明けが遅かった例は、1982年8月4日頃である。ちなみに、その年は6月17日頃に梅雨入りになっている(気象庁ホームページ、各種データ資料、梅雨入りと梅雨明け)。今年、関東甲信での梅雨入りは6月11日頃である。梅雨明けは来月上旬まで遅れるだろうか。
さて、連日の降雨にかかわらず、レンゲショウマの一番花と二番花が昨日から咲き始めた。狭い庭では、このものが森の妖精と言われている雰囲気を味わうことはできそうもない。しかし、雨に濡れている花の姿には、梅雨時ならではの美しさと優しさが現れている。
レンゲショウマ(蓮華升麻)は 山地の落葉樹林内に生えるキンポウゲ科レンゲショウマ属の多年草であり、日本特産種である(分布域、本州(福島県〜奈良県))。
花弁状のものは萼であり、花弁は内側の直立しているものとのこと(濃色)。
一番花(右)と二番花(左)
雨に濡れる二番花
今年は、昨年よりも蕾の数が多い。強い雨で濡れると、花や蕾が地面まで垂れそうになるまで、茎がしなる。草丈は約70 cmである。
なお、このものの近くでは、キレンゲショウマの花と蕾が雨に濡れている。そして、今夜も強い雨が降っている。
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撮影、7月25、26日。