こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

渡良瀬川で眺めた晩秋の赤城山、2021年10月(その2)

2021-11-07 | 山を眺める

 

山紫水明(画像1)

右奥は桐生市の中核部(市役所、文化会館、公立病院、高層住宅など)、左奥はショッピングセンター、企業など。

 

画像2(クリックで拡大できます)

 

 

画像3  主な山頂

赤城山の東半分(黒檜山、駒ヶ岳、長七郎山など)は桐生の山であり、

黒檜山(赤城山の最高峰、1826 m)は桐生の最高地点である。

 

画像4 市街地を雪雲から守っている(今年1月下旬にて)

 

画像5 今年4月上旬(早朝)にて

 

 

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画像6 赤城山と市街地西側での吾妻山(480 m)から鳴神山(980 m)に至る山並み

 

 

深田久弥の日本百名山を紐解くときは、わたくしはつぎの書き出しで始まるページ(白山)を開く。「日本人は大ていふるさとの山を持っている。山の大小遠近はあっても、ふるさとの守護神のような山を持っている。そしてその山を眺めながら育ち、成人としてふるさとを離れても、その山の姿は心に残っている。どんなに世相が変わっても、その山だけは昔のままで、あたたかく帰郷の人を迎えてくれる。(日本百名山、新潮社、1991年)」。

赤城山は、縁あって定住した桐生を第二の故郷としているわたくしにとって「ふるさとの山」である。ところで、赤城山について、群馬県には、自分達の故郷から眺める姿がもっとも魅力的だと思っている人が多い。わたくしもその一人である。

渡良瀬川の流れと市街地中心部の彼方に悠然と構えている山容に、わたくしは安心感を与えるバックボーンを想い抱いて惹かれている。赤城山を構成する黒檜山(最高峰)から鍋割山に至る稜線において、どの山頂も穏やかにどっしりとしてその存在を示している。そして、国内で富士山に次いで広い裾野も視界に入ってくる。

 

今回アップした画像は、前記事のときよりも少し下流のスポットで、雲がほとんど浮かんでいない気象条件下において撮ったものである。

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10月30日10時半頃、渡良瀬川(桐生市)にて。画像3-5以外は2−3枚組でのパノラマ合成。