今朝はこの時季にしては稀な雷雨でスタートしたが、日中は青空と雲が互いに主役の座を競いあう空模様になった。そして、今は東の空で満月前夜の月が輝いている。
さて、昨夕は旧暦9月13日での月、「十三夜の月」が午後5時頃に近くの尾根から昇った。
尾根付近に霞がかかっていたので、月は予想以上に赤味を帯びた姿で現れた。わたくしたちはその美しい月が昇る光景をしばらく眺めていた。
秋の空は変化に富んでいる。僅かの間に、綿雲(積雲)が空を覆うことがあった。流れる雲の位置に応じて、色と形が変化する「月光彩雲」が現れた。
雲が去ると、十三夜の月(月齢 12.4(正午))が澄んだ夜空で輝いた。あたかも、肉眼でも天の川が見えた夜空を子供時代の懐かしい思い出とせざるを得ない当方に対して、月は「我が見えない夜空は味気ないだろう。」と語りかけているようであった。
27日、午後5ー9時頃、霧生市にて。撮影でのホワイトバランスはオート設定。月光彩雲での撮影条件:例えば ISO感度 1250、絞りF値 6、シャッタスピード 1/6秒。