今年もようやくコチョウランの花による香りが居室に漂いはじめた。これまでに何度か書いているが、花期の終わったものを手に入れて、翌年にはどんな花が咲くだろうかとのスリルを感じながら育ててきた。アップした画像は今年の部分的な結果である。
唇弁(リップ)が赤系の色を帯びている。しかし、その色は室内(LED照明)において艶やかに見えない。ところが、室外で朝日を浴びると、リップの色は蛍光を発していると見紛うほどまで輝く。そして、ペダルやセパルの色は純白そのものである。突起の色も美しい。
舞台裏まで入れた花の姿である。百円ショップで入手した透明なプラスチック容器に20箇所ほど通気口を開け、その中にバークチップを入れて苗を植え込んでいる。容器の土台は通気性がある素焼き鉢である。
コチョウランの葉は日焼けしやすいので、日差しを長い時間浴びさせることは避けたい。それでも、わたくしは室外で朝日を浴びる花をゆっくりと楽しみたいとの誘惑に駆られている。
ところで、近くのスーパーの花コーナーで、コチョウランをはじめとするラン類の苗が出品されると、苗はすぐに消える。多分、自分と同じような思いで苗を育てる人が多いのだろう。
追加: 他の鉢でも蕾が開きはじめた。このもののペダルはより大きい(6/7)
追加: 今朝全開になった花。セパルとペダルが淡い赤紫色を帯びている(6/9)
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