一昨夜(8日)では降雪がありそうだとの予報が出された。前記事のタイトルに疑問符を付けておいてよかったとの気分になったが、空模様での変化は雨の段階でストップした。そして、翌日(9日)から陽射しが春の到来を思わせるような雰囲気を演出しはじめた。それではと、同居し冬越しをさせてきたデンドロビウムを朝日が射す庭に出してみた。
先週からツボミを開きはじめたデンドロビウムは、朝日を浴びて一気に目覚めたようである。このものならではの色と質感を、花が取り戻した(室内ではそれらがいまひとつであった)。わたくしたちは自然光のもとでその真価を発揮すると訴えているかのようにであった。
デンドロビウム・キンギアナムタイプ「こまち」
透過光で見る花々、背景での玉ボケはツクシシャクナゲの葉での光沢によるものである。
デンドロビウム・キンギアナムタイプでは、「こまち」の他にもう一種類を育てている。昨年はほとんど花を開かなかったので、幾分か邪険扱い気味で育て続けたが、「こまち」にないパッションを少し感じさせる花を、今年は開いた。
デンドロビウムはアジア、オセアニアに分布するラン科の植物であり、現在確認されている原種だけでも1000種が記録されている。セッコク(石斛、長生蘭とも呼ばれている)は日本原産種である。 デンドロビウム・キンギアナム・キンギアナタイプは、オーストラリア東部を原産とする小型の原種キンギアナムを中心にして交配育種され、品種改良がされてきたグループの総称である (江尻宗一、デンドロビウム、12か月栽培のナビ15、NHK 趣味の園芸、NHK出版)
9日、自宅にて。
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