こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

中秋の名月と土星の接近、そして月光彩雲(2024年)

2024-09-19 | 月、月光彩雲

この頃、昼間は快晴であっても、夕刻になると上空が雲で覆われる空模様が続いている。17日においても空模様は同様であった。そのため、名月(🌕)が近くの山から昇る瞬間を捉えることはできなかった。しかし、午後9時ごろには、名月が雲間で輝くときがあった。アップした画像はそのときの名月、そして名月と土星が接近した場面である。

 

名月と土星、そしてそれらを包み込むように拡がる淡い月光彩雲

月面の輝きが雲で減光される瞬間を待って(土星の位置は矢印で示した)

土星と彩雲を捉えるためには、ISO感度 2000-3000、シャッター速度1/15秒程度に設定する。その条件のもとでは、露出オーバーのために、月面の模様は写し出せない。

この後、雲が減光フィルターとして効果的に働いたことに、ノンアルコールビールで乾杯した。余談ながら、高い位置からコップに注いで泡を立てると、ノンアルコール品も実に旨い....

 

 

雲が流れて来なければ、単純な構図になったかもしれない......

 

名月と土星が彩雲で覆われた場面にて...   厚い雲で覆われても、土星の輝きは消えなかった...

 

中秋の名月

雲間での輝きは自分の眼には眩しかった(撮影条件、ISO感度 800、シャッター速度 1/1000秒)

月面の色は雲の厚さに応じて変化した....

 

月面では、望遠 200 mm、トリミング、RAW → JPG 変換 にて

 

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「あの冴えた輝きには不思議な力があって、過去の楽しかったことはより楽しく、つらかったことは少し和らげを思い起こさせてくれる。だから、秋の行事としての月見はすっかりハロウィーンに座をゆずったが、月をめでる気持ちは人の心から消えることはない。.....朝日新聞「天声人語」(9月17日、部分引用)」

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ー9月17日、桐生市にてー



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